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Whitesnake ホワイトスネイク/Switzerland 1981

英国ブルースロックの粋を体現していた初期WHITESNAKEが円熟を究めた“COME AN' GET IT TOUR”。その唯一のサウンドボード録音としてコアなマニアから愛されてきた傑作ライヴアルバムがリリース決定です。そんな本作に収められているのは「1981年4月20日チューリッヒ公演」。ミッキー・ムーディ&バーニー・マースデンという黄金のツインを揃えた初期WHITESNAKEは、アルバムやツアーを重ねる毎に進化。その頂点となったのは“COME AN' GET IT TOUR”でした。まずは、そんなツアーの全体像からショウのポジションを確かめてみましょう。 《4月11日『COME AN' GET IT』発売》・4月14日-5月9日:欧州#1(14公演)←★ココ★・5月15日-6月9日:英国#1(16公演)・6月22日-30日:日本(8公演)・7月5日-18日:北米#1(9公演)・7月29日+8月15日:北米#2(2公演)・8月22日-27日:英国#2(3公演) ・12月1日-12日:欧州#2(10公演)これがCLASSIC SNAKE最後のツアー概要。本作のチューリッヒ公演は、名作『COME AN' GET IT』が全英チャートを駆け上る中で行われた極初期。4公演目にあたるコンサートでした。そんなショウは当店の傑作ライヴアルバム『HOT STUFF』でも知られる名演ですが、実はサウンドボード録音でも記録されていた。実のところ、生々しい拍手や喝采も記録されており、一聴すると「超極上オーディエンス?」とも思うのですが、世界的にサウンドボードとして流通されている。詳細は残されていませんが、もしかしたら80年代のラジオ放送等に時たまあった指向性マイクによる録音かも知れません。そして、そのクオリティこそが素晴らしい。世界のマニアが「サウンドボード」と断じるのもよく分かるほど芯がキックリ鮮明に飛びこみ、特にキーボード/ギター/ヴォーカルの力強さや密着感はハンパない。残念ながらショウ序盤がなく「Mistreated」以降だけであり、「Fool For Your Love」ではオーディエンス・ノイズが間近など決して完全無欠ではありませんが、基本のクオリティが非常に高い。ネット上には同じ録音ながら大幅にピッチの狂ったマスターも出回っていますが、本作はそれとは異なり、ノイズも少なく、ピッチも正確。今週はイアン・ペイス加入後の“LOVEHUNTER TOUR”・“READY AN’ WILLING TOUR”の頂点を究めるサウンドボードが『BOX 'O' SNAKES: THE TEST MASTER』としてCD化されますが、本作はそれに続く『COME AN' GET IT』編と言うべきライヴアルバムなのです。そのクオリティで描かれるのは、文字どおりCLASSIC SNAKEの到達点。ショウの前半がないだけにお馴染みの曲が多いものの、その中で光り輝くのはラストの「Wine Woman An' Song」。もちろん『COME AN' GET IT』の大代表曲となるブギの名曲ですが、バーニーも揃った黄金ラインナップでのサウンドボード記録は本作こそが唯一無二。初期の白蛇にこだわるマニアには計り知れない超宝テイクなのです。もちろん、本作の価値は1曲だけではない。1時間以上に渡って収録されたショウ後半の盛り上がりは円熟を迎えた英国ブルースロックの極み。特に圧巻なのは、約14分に及ぶ「Mistreated」でしょう。レディング80の名演が脳裏にこびりついていますが、本作はさらにディープで濃ゆいブルースが滴り落ちる。「CLASSIC SNAKEの極地」と呼ぶしかない濃厚な世界に圧倒されるライヴアルバムなのです。初期WHITESNAKE……いえ、英国ブルースロックの1つの極みでさえあった“COME AN' GET IT TOUR”。本作は、その唯一無二のサウンドボードとしてコア・マニア達を狂わせてきた極上ライヴアルバムです。ツアー頂点と言えば、日本公演のフルショウ三部作『ASAKUSA ROCK!』『DRAGONSNAKE』『NAGOYA 1981』となるわけですが、本作は「至高のCOME AN' GET IT TOURのサウンドボードで聴きたい」というマニアの夢が結実した1枚。 Volkshaus, Zurich, Switzerland 20th April 1981 SBD (70:23) 1. Mistreated 2. Jon Lord Solo 3. Belgian Tom'S Hat Trick (incl. Drum Solo) 4. Ain’t No Love In The Heart Of The City 5. Fool For Your Love 6. Take Me With You 7. Sweet Talker 8. Wine Woman An' Song SOUNDBOARD RECORDING David Coverdale - Vocals Mick Moody - Guitar Bernie Marsden - Guitar Neil Murray - Bass Ian Paice - Drums Jon Lord - Keyboards

Whitesnake ホワイトスネイク/Switzerland 1981

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