これぞ本物!不世出(めったに世に現れないほどすぐれている)のソウル・シンガー、伝説のジェイムス・カー幻の日本公演が甦る!さらに復帰後のニューヨークでのデェ〜プなライヴもカップリングした、アメリカン・ブラック・ミュージックの遺産が登場だ!!!冷静さを忘れてしまうほど本物のソウルを聴かせてくれるジェイムス・カーの1979年に奇跡的に行われた伝説の日本公演と、90年代に入って活動を再開したジェイムスの1992年3月20日ニューヨーク・トランプスでのライヴを、共にレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した超高音質サウンドにて収録した、オヤジ〜ばかりではなく、ファンカーもヒップホッパーも若き乙女も涙チョチョぎれる黒汁充満な本物のソウル魂がギッシリと詰まった2枚組が入荷しました!!!決して体調が万全ではなかった日本公演は、シンプルなリズム隊だけをバックに生真面目な性格そのままに一切の手抜きなしに全編真剣に熱唱する真摯な姿に、思わずグッときてしまうのは私だけか。気になるセットリストは「ラヴ・アタック」「フォー・ユア・プレシャス・ラヴ」「アイ・キャント・ターン・ユア・ルーズ」「フリーダム・トレイン」、そして待ってましたの「ユー・ガット・マイ・マインド・メスド・アップ」「ザ・ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」と、スロー、ミディアムからアップまで、まさにサザン/ディープ・ソウル黄金のナンバーが立て続けに繰り出される怒涛の展開。しかしジェイムスは勿論ですが、もう一人の主役は本国アメリカ以上にソウルを愛してやまない日本の観客達。ご存知のように、米国ではジェイムスの全盛期といわれる60年代後半は黒人というだけでどれほど優れた音楽も正当な評価がされず、当時の音楽先進国である英国からの逆輸入の形で随分と時が経過した後に再評価されるという皮肉な結果となった。しかしことサザン/ディープ・ソウル、いやブルーズやゴスペルなどブラック・ミュージックに関しては、ここ日本も負けてはいなかった。Pヴァインやヴィヴィッドといった今でいうインディー・レーベルが、上辺だけではなくとことん掘り下げこれらの音楽の素晴らしさを伝えるために地道な努力をして草の根運動のように愛好者を増やしていき、ついには来日にまでこぎ着けてしまった…いや~、私も両社には随分と勉強させて頂きました。そんなこんなで、ジェイムスが唄う全ての楽曲にとても気持ちの籠もった惜しみない拍手、絶妙な掛け声(合の手)と、本場顔負けのソウル・レビューとなっています。この頃の日本でのソウル、ブルーズなどのライヴにおける日本の観客の素晴らしさは世界に誇れますね。渾身のジェイムスと愛情溢れる観客が一体となって創り上げた理想的なライヴ、もう~痺れまくりです!他方、体調も戻り奇跡の復活を果たしたジェイムスのニューヨークに於ける晴れ舞台は、ホーン・セクションも加わり、ようやく正当な評価が定着し観客のリスペクトを一身に集め余裕すら感じられる堂々の歌いっぷりに、やはり感動するしかありません。「ジーズ・アームズ・オブ・マイン」、日本公演でも聴けるサザン/ディープ・ソウルの代名詞といっても過言ではない名曲中の名曲「ユー・ガット・マイ・マインド・メスド・アップ」、アンコールの「ザ・ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」まで、誠実な人柄そのままにやはり一切の手抜きなしにガチンコ勝負な熱唱を繰り広げる。 Disc-1 Live in Japan 1979 EX-AUD 2018 Original Remaster 43min 1. Fade in A Losing Game 2. Love Attack 3. Coming Back to Me Baby 4. For Your Precious Love 5. I Can't Turn You Loose 6. You've Got My Mind Messed Up 7. Freedom Train 8. The Dark End of the Street 9. To Love Somebody 10. Lovable Girl 11. Poring Water On a Drowning Man / A Losing Game (Reprise) Disc-2 Live at Tramps 45 West 21st Street,New York NY March.20.1992 EX-AUD 2018 Original Remaster 53min 1. You Don't Want Me 2. These Arms of Mine 3. Life Turned Her That Way 4. Love Attack - You've Got My Mind Messed Up 5. To Love Somebody 6. Freedom Train 7. Gona Send You Back to Georgia 8. My Adorable One 9. These Ain't Raindrops encore 10. The Dark End of the Street 11. Poring Water on a Drowning Man James Carr - Vocals Danny Draher - Guitar Dave Keyes -Keyboards Wilbur Bascomb - Bass Tyrone Crusher Green - Drums Sherryl Marshall Carol Brooks - Backing Vocals (Uptown Horns) Arno Hecht - Tenor Sax Crispin Cioebari - Alto Sax Don Mikkeisen - Trombone Hollywood Paul Litteral - Trumpet