カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
 

Beatles ビートルズ/White Album Recording Sessions Vol.3 1

ライブ活動の一切から手を引き、スタジオ・ワークに専念したビートルズが最初にリリースしたのが『サージェントペパーズ』であった。煌びやかで様々な効果音を駆使して制作されたこのアルバムは、非常に賑やかな雰囲気を持っている。楽曲もさることながら、アルバム・ジャケットも凝ったもので、ビートルズの進化と変化に時代が追い付かず、世間ではこのアルバムの解釈を巡って議論を呼んだ。LSDなどはその深読みの最たるものであろう。このような派手な『サージェントペパーズ』を主導したのはポールであった。初期ビートルズではジョンがリーダーとしてバンドを牽引していたとしたら、ラバーソウルやリボルバー当たりでポールが追い付き、そして『サージェントペパーズ』では明らかに、少なくとも音楽的主導権はポールに移行しているのは明白だ。アルバム『イマジン』収録のポールを揶揄する「How Do You Sleep?」の冒頭の歌詞で「サージェントペパーズ」が登場するのも、この時期ポールがバンドを主導していたことを事実上ジョン自身が認めたものである。このようなバンド・リーダーのジョンからポールへの移行は、盤石な結束を誇ったビートルズのメンバーの人間関係に微妙な影響を及ぼし、解散への布石はこの頃から始まったと思われる。このようなサイケデリック時代を反映させた『サージェントペパーズ』の次のアルバムが、通称ホワイトアルバムと呼ばれる『ザ・ビートルズ』である。この時期のビートルズはアップル・レコードを設立し、初めて自社レーベルがリリースされることになる。また哲学的な意味を求めてマハリシの教えを請うためインドに滞在しており、ホワイト・アルバム収録曲の大半は、このインド滞在時に書かれたものである。このインド滞在期間は1968年2月から4月にかけて。そして英国に帰国後の5月に早くもメンバー全員がジョージの自宅に集まりデモ録音を行なっている。この時の音源がイーシャー・デモと呼ばれるものである。このデモ音源を元に、本格的なレコーディングが始まるのは6月になってからの事である。ホワイト・アルバムはビートルズ初のダブル・アルバムである。華美な前作『サージェント・ペパーズ』の反動でもあるかのように、アルバム・ジャケットは白一色にエンボス加工でバンド名が記され、ナンバリングがなされているのみの、これ以上なシンプルなものである。アルバム・タイトル自体も、前作が架空の長いバンド名だったのに対し、シンプルに『THE BEATLES』である。かように前作とは対比的な『ホワイト・アルバム』は1968年11月にリリースされ、セールス的にも大成功を収めている。ジョンからポールへの音楽的主導権の移行がビートルズ解散の布石であったと先述したが、実際にこの時期、リンゴがレコーディングをボイコットしてスタジオに来なかったり、レコーディングは必ずしも4人揃って行なわれたものでなかったりと、解散の萌芽が肥大化していく様は『ホワイト・アルバム』時のエピソードのそこかしこに感じられる。その一端として、このアルバムを批判する際に、これはバンドのアルバムではなくソロ曲の寄せ集めだという意見がなされる。なるほど、それはある意味間違いではない。そもそもセールス的に不利なダブル・アルバムになったのも、ジョージ・マーティンが内容を凝縮してシングル・アルバムにしようと提案したにもかかわらず、メンバーそれぞれが自分の曲を割愛する事を拒否した結果だという話もある。ポールは「レボリューション9」に対し嫌悪感を隠そうとせず、しかし収録を拒否する意見が通らなかったところに、微妙なバンド内の人間関係のバランスの不安定さが垣間見れる。しかし、そのような状態であっても、『ホワイト・アルバム』の素晴らしさに異論はないだろう。実際にファンの間ではこのアルバムが最も好きだという人も多い。ポールはインタビューでこのように発言している。「このアルバムは脈絡がないだとか、ソロの曲の寄せ集めだとか言われるが、ビートルズのホワイト・アルバムだぞ。黙れってんだ!」。本作は、このホワイト・アルバムのセッション音源を収録している。従来にないボリュームで、初登場音源を多数含むこれ以上ない記念碑的なものとなるであろう。これまでも数多くホワイト・アルバムのセッション音源を収録したタイトルは数多く存在したが、本作は既発音源を網羅したのみならず、今まで誰も聴いたことがない数多くの初登場音源を含んでいる。しかも元がダブル・アルバムなだけに、実にホワイト・アルバムのセッション音源としてディスク18枚分にも上る。今回のセットはVol.1、Vol.2、Vol.3と、それぞれ6枚組3セットに分割してリリースされることとなった。本作はそのVol.3である。 DISC ONE CRY BABY CRY July 15, 1968 01. Version One Rehearsal July 16, 1968 02. Take 1 July 18, 1968 TAKE 12 (5.1 MIXES) 03. Basic Track 04. No harmonium mix 05. Harmonium, extra vocals 06. Extra John vocal 07. Bass SI 1 REVOLUTION 9 June 20, 1968 08. RM Acetate Alternate Mix GOOD NIGHT May 1968 09. Demo (Two Virgins Recording) June 28 & July 2, 1968 10. Take 7 11. Take 10 UNUSED SESSION July 1968 12. Intro unknown take 1 13. Intro unknown take 2 July 22, 1968 14. Take 22 15. Takes 22 & 34 edit 16. Take 34 RM6 17. Advance Acetate Rough Mix 5.1 MIXES 18. Vocal 19. Orchestra NOT GUILTY May 1968 20. Demo 21. Demo Tape copying August 9, 1968 22. Take 99 reduction = 102 SI 23. Take 102 SI 24. Take 102 isolated overdubs 25. Take 102 complete 26. Monitor Mix DISC TWO NOT GUILTY August 12, 1968 01. RM1 02. Acetate Mix ALTERNATE MIXES 03. Stereo John Barrett 04. Stereo Roger Scott 05. Stereo George Martin WHAT’S THE NEW MARY JANE May 1968 06. Demo 07. Demo Tape copying August 14, 1968 08. Take 1 09. Take 2 announcement 10. Overdub chat (partial) 11. Take 4 complete (Roger Scott) 12. Take 4 edit (John Barrett) November 26, 1969 13. RS4 14. RS5 15. RS6 16. Review Acetate side On 17. Review Acetate side Two 18. Unreleased Single Edit ADDITIONAL MIXES 19. RS Take 4 Sessions edit 20. RS Take 4 Anthology edit DISC THREE HEY JUDE July 29, 1968 01. Take 1 02. When I was a Robber 03. Take 2 July 30, 1968 (No actual Take 7 available) 04. Take 8 (partial) 05. Take 9 06. Take 10 (breakdown) 07. St. Louis Blues #1 08. Take 11 (breakdown) 09. Take 12 (breakdown) 10. Lady Madonna/Take 13 (breakdown) 11. Take 14 12. Las Vegas Tune 13. Take 15 (breakdown) 14. Take 16 (partial) 15. St. Louis Blues #2 16. Take 23 EXTRAS 17. Take 9 edit (John Barrett/Abbey Road Show) REVOLUTION July 9, 1968 18. Rehearsal July 10, 1968 19. Unknown Take fragment 20. Take 9 (mislabeled as ‘14’) 21. Take 10 w/SI 22. Vocals SI (multitrack) 23. Take 15 Rough Mix July 12, 1968 24. Take 16 MULTITRACKS 25. Drums 26. Bass SI 27. Guitars Track 1 28. Guitars Track 2 & Piano 29. Instrumental DISC FOUR September 4, 1968 UNEDITED PROMOTIONAL FILMS REVOLUTION 01. Warming up - It’s Now or Never 02. Take 1 03. Take 2 DAVID FROST SHOW 04. Warming Up 05. Take 1 06. False Start 07. Take 2/It’s Now or Never 08. Rehearsal 09. Take 3/You’re my Sunshine HEY JUDE 10. Warming Up 11. Take 1 12. In the Middle of an Island - Banana Boat Song 13. Take 2 14. Get Back? 15. Take 3 ESHER DEMOS May 1968 CIRCLES 16. Demo 17. Demo Tape copying w/overdub SOUR MILK SEA 18. Acoustic Demo 19. Electric Demo CHILD OF NATURE 20. Demo JUNK 21. Demo MEAN MR MUSTARD 22. Demo 1 23. Demo 2 overdubs 24. Double tracked demo POLYTHENE PAM 25. Demo 1 26. Demo 2 overdubs 27. Double tracked demo March 1968, RISHIKESH, INDIA 28. The Saints 29. You Are My Sunshine 30. Jingle Bells 31. She'll Be Comin' Around The Mountain 32. Happiness Runs w/Donovan 33. Instrumental w/Donovan 34. Blowin' In The Wind 35. Hare Krishna Mantra 36. O Sole Mio 37. Catch The Wind 38. Spiritual Regeneration 39. Happy Birthday Mike Love

Beatles ビートルズ/White Album Recording Sessions Vol.3 1

価格:

2,525円 (税込)

購入数:

在庫

在庫あり

返品期限・条件 返品についての詳細はこちら
この商品について問い合わせる

ページトップへ