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Beatles ビートルズ/From me to You Session London,UK 1963

「PLEASE PLEASE ME SESSIONS: IN SPECTRAL STEREO」のVol.2にあたる続編タイトルがリリースいたします!今回も生まれ変わった見事なステレオミックスの「From Me To You」セッション音源をお楽しみください!無理もないことですが、ビートルズのデビューからしばらくはEMIのレコーディング・セッションのテープがことごとく破棄されていました。何故なら当時の彼らは流行りのポップグループでしかなく、まさかあれほどまでの偉大な存在になるとは誰も(本人たちでさえも)予想していなかったのです。レコードが完成してしまえは残りはポイ。当然のことでしょう。こうした方針が当たり前だった中で彼らのファーストアルバムのセッション・テープの大半が現存しているという事実、これは奇跡に等しいことなのです。そこに記された作業のドキュメントから、ステレオ音像を補正してリリースしたのが大好評「PLEASE PLEASE ME SESSIONS: IN SPECTRAL STEREO」でした。しかし幸運な例はこの時だけでして、1963年の後半までEMIはセッション・テープをどれもこれも破棄ばかりしていました。そのせいで次のアルバム「WITH THE BEATLES」のセッション・テープはたった一本しか残されておらず、シングル「She Loves You」に至っては一切のセッション・テープが残されていません。初期の大ヒット曲であり、しかも明らかに複数のテイクを編集した痕跡のある同曲のセッションが明らかになることは永遠にないでしょう。この不毛な状況の中で唯一、離れ狐島のごとく破棄を逃れたのがサード・シングル「From Me To You」の為に行われた3月5日のセッション。こちらは驚いたことにセッション・テープが完全に残されており、おまけにCD一枚にすっぽり収まるサイズに同日のセッションを見事にドキュメントしてくれるのです。この時点でもEMIは2トラック・ステレオでレコーディングを行っており、ファーストアルバムに引き継いで演奏とボーカルが左右にぱっくりと分かれた、いわゆる泣き別れ状態のステレオ音像で録音されていました。そこで今回も「PLEASE PLEASE ME SESSIONS: IN SPECTRAL STEREO」の時と同様の定位補正を名手Lord Reithが敢行。あの極端な分離の違和感なしの自然なステレオ・イメージで3月5日のセッションが楽しめるようになりました。この日のセッションからはオフィシャルでもiTunesリリースのアルバム「BOOTLEG RECORDINGS 1963」で完奏テイクを中心に収録されましたが、そこでも左右に分かれたステレオ・イメージは変わらず。これではせっかく現存するセッション全体が聞かれる訳でもないので、マニアからすると物足りない内容だったのは当然のこと。そこで以前から出回っている完全版音源を元に、ステレオ・イメージを直してみせたのが今回のリリース。前回の「PLEASE PLEASE ME SESSIONS: IN SPECTRAL STEREO」に劣らず、今回もLord Reithによって生まれ変わったステレオ・イメージの仕上がりは素晴らしい。テクノロジーの進化によって、ここまで見事にボーカル・バランスが真ん中へと移動してくれたのです。それでいて演奏全体のステレオ感も保たれている。セッションという性質上、同じ曲の演奏が続くということからマニアックな内容に感じられる方がおられるか知れませんが、初期ビートルズのヒットシングルが作られるドキュメントとして大いに楽しめる内容であることを申し上げておきたい。しかもファーストアルバム同様グループが「せーの」始める一発撮り状態だから聞き飽きないのです。セッションは当然「From Me To You」からスタートするのですが、最初の完奏であるテイク2などは、後の演奏と比べるとゆったりとしたテンポで悪く言えば勢いが足りない。それが演奏を重ねるにつれてどんどん垢抜けてくるから聞き応えは十分。テイク7でOKが出ると、今度はB面用「Thank You Girl」をレコーディング。これもOKテイクが決まると、それぞれのオーバーダビングや編集用パートの作業に入ります。これらの中でも非常に面白いのが「From Me To You」の「take 11 edit piece 4」。ここではイントロのハミングが「ラララーララルンルンラー」ではなく「ウウウーウウウンウンウー」という、まるで唸るようなハミングで歌われているのが驚き。わざとかすれた声でハミングしてみせた「From Me To You take 13 edit piece 6」に至っては笑いを誘うほどなのですが、案の定どちらの試みも没。こうした試行錯誤が垣間見られるのもセッションならでは。この時点で「Thank You Girl」にハーモニカをオーバーダビングするアイディアはなく(それは3月13日に行われましたが、セッション・テープは破棄)予定した二曲の作業が完了します。ところが、これら二曲のレコーディング用に設けられた時間がまだ余っていたことから、ビートルズは第三の曲をレコーディング。それが「One After 909」。ジョンとポールが作ったオリジナル曲の中では古い部類に入り、デビュー前のプライベート録音にも含まれていた曲です。それだけにアレンジが完成していてすぐにでも録音できる状態だったのは明らかで、ポールがピックを失くして指でベースを弾く事態に悪戦苦闘しつつも、こちらは少ないテイクでOKに。ただしジョージが間奏をまるで弾けてなかったことから、ここでも間奏の差し替え編集用パートが別途録音されました。にもかかわらず他の二曲と違いお蔵入り。結局1969年になって改めて録音し直されて日の目を見ることになります。この曲のセッション風景の抜粋は「ANTHOLOGY 1」に収録され、さらには完成バージョンも一緒に収録されていましたが、やはりステレオ・バランスの不自然さを嫌ってモノラルで収録されていたのです。それとは違う編集で収録した未発表曲集のお蔵入りアルバム「SESSIONS」もまた同傾向の処理。そこで今回はセッション全体のステレオ・イメージを補正するだけにとどまらず、その上でLord Reithが独自にセッション音源から編集し、これら三曲のモノラルでリリースされていたバージョン違いを何とステレオで聞かれるように仕立てたバージョンをトラック34以降にまとめて収録。さらには例の「From Me To You」ハミングの没アイディアも仮想完成バージョンとして楽しめます。「One After 909」も先に挙げたモノ・ミックスの編集ながらステレオで楽しめるバージョンとなりました。よって今回はセッションのリアルなドキュメントとリアルなステレオ音像というだけにとどまらず、新たなステレオ・バージョンまで付け加えられた内容がマニアをニヤリとさせてくれるでしょう。1963年3月5日にビートルズが録音した三曲のドキュメントをじっくりとお楽しみください! EMI Studios, London, UK 5th March 1963 (57:24) 01. From Me To You take 1 02. From Me To You take 2 03. From Me To You take 3 04. From Me To You take 4 05. From Me To You take 5 06. From Me To You take 6 07. From Me To You take 7 08. Thank You Girl take 1 09. Thank You Girl take 2 10. Thank You Girl take 3 11. Thank You Girl take 4 12. Thank You Girl take 5 13. Thank You Girl take 6 14. Thank You Girl take 7 edit piece 1 15. Thank You Girl take 8 edit piece 2 16. Thank You Girl take 9 edit piece 3 17. Thank You Girl take 10 edit piece 4 18. Thank You Girl take 11 edit piece 5 19. Thank You Girl take 12 edit piece 6 20. Thank You Girl take 13 edit piece 7 21. One After 909 take 1 22. One After 909 take 2 23. One After 909 take 3 24. One After 909 take 4 25. One After 909 take 5 26. From Me To You take 8 (track 2) 27. From Me To You take 9 edit piece1 28. From Me To You take 9 edit piece 2 29. From Me To You take 10 edit piece 3 30. From Me To You take 11 edit piece 4 31. From Me To You take 12 edit piece 5 32. From Me To You take 13 edit piece 6 33. From Me To You take 8 + edit piece 1 (blend) 34. From Me To You take 8 + edit piece 12 35. From Me To You take 8 + edit piece 13 36. From Me To You take 8 + edit piece 1 (hard edit) 37. Thank You Girl take 6 + edit piece 7 38. Thank You Girl take 6 + take 13 + take 17 + take 20 +take 21 + take 23 (in style of single) 39. Thank You Girl take 6 + take 13 + take 17 + take 20 +take 21 + take 23 (in style of US mix) 40. One After 909 take 4 + take 5 (Anthology style edit) 41. One After 909 take 4 + take 5 (Sessions style edit)

Beatles ビートルズ/From me to You Session London,UK 1963

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