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Yes イエス/UK 2004 2Days

35周年を祝いつつ、結果として“黄金の5人”が揃う最後の刹那ともなった2004年のYES。アコースティックとエレクトリックの異なる2公演をセットした極上オリジナル録音が登場です。そんな本作が記録されたのは「2004年7月11日オックスフォード公演(アコースティック)」と翌日「7月12日ブレインツリー公演(エレクトリック)」。その両者を同一録音家コレクションでセットした極上オーディエンス録音セットです。このツアーからはアコースティック/エレクトリックの双方が公式作品としても残されていますが、本作はもちろん別公演。その関係をイメージする意味でも、当時のスケジュールからショウのポジションを確かめておきましょう。“YES ACOUSTIC”・1月26日-28日:北米#1(3公演)←※公式『GUARANTEED NO HISS』“35TH ANNIVERSARY TOUR”・4月15日-5月15日:北米#2(18公演)・6月2日-7月12日:欧州(23公演) ←★ココ★ ・8月17日-9月22日:北米#3(23公演)←※公式『SONGS FROM TSONGAS』《ジョン&リック離脱》 これが2004年のYES。アンプラグドの『YES ACOUSTIC: GUARANTEED NO HISS』や35周年ツアーの『SONGS FROM TSONGAS』といった公式作でお馴染みですが、それはどちらも北米の記録。それに対し、本作の2公演は「欧州」レッグのラスト2回分。まさに『GUARANTEED NO HISS』『SONGS FROM TSONGAS』の英国版とも言うべきショウあり、“黄金の5人”が母国イギリスで演奏した最後の2公演でもあったわけです。そして、本作はその二晩を1人の録音家が記録。DISC 1にアコースティック・ショウ(7月11日)、DISC 2-3に通常ショウ(7月12日)を配した3枚組です。それでは、各ショウを個別にご紹介していきましょう 【DISC 1:アコースティックのオックスフォード公演】まず登場するのは、“7月11日”のアコースティック・ライヴ。再生して震撼するのが、猛烈に美しいサウンド。現場の熱狂もリアルに吸い込んだオーディエンス録音には違いないのですが、その空気感の中で舞うアコースティックの響きがキラキラと輝いている。1音1音が輪郭までクッキリとしていながら、透き通った空間に響き渡る様は荘厳でさえある。特に冒頭はリック・ウェイクマンのピアノ・ソロ「Morning Has Broken」なのですが、その繊細さには心が溶ける。オーディエンスだからこそ、空間録音だからこその降り注ぐ美しさ。それをたっぷりと味わえるのです。そんなサウンドで描かれるショウは大きく3部構成。ここでその中身も整理しておきましょう。・ピアノ・ソロ(オープニング1曲):Morning Has Broken(★)・ギター・ソロ(3曲):In The Course Of The Day(★)/Second Initial(★)/Clap(★) ・バンド全体(10曲):The Meeting(★)/Long Distance Runaround/Wonderous Stories(★)/Time Is Time/Nine Voices(★)/Show Me/Owner Of A Lonely Heart(★)/South Side Of The Sky/Roundabout/I've Seen All Good People ※注:「★」印は公式『GUARANTEED NO HISS』では聴けない曲。 と、このようになっています。先述したピアノ・ソロだけでなく、スティーヴ・ハウのソロ・コーナーを経てバンド全体に突入。そのすべてで『GUARANTEED NO HISS』でも聴けないレパートリーがたっぷりと披露されるのです。 【DISC 2-3:エレクトリックなブレインツリー公演】代わってのDISC 2-3は、通常のエレクトリック・ライヴ。こちらも極上だから驚く。アコースティック編と同じくクリアに透き通った空間のオーディエンス録音ですが、こちらは更にオンで力強い。実のところ、DISC 1は繊細ではあるものの、ジョン・アンダーソンのヴォーカルに関しては若干の距離もあるのですが、こちらは芯も極太で距離感ゼロ。おおよそ客録らしさが感じられないタイプのサウンドなのです。その威力を特に感じるのは中盤に配されたアコギのソロ・コーナー。ここではDISC 1と同じようにシンプルなアンサンブルになるわけですが、そこでも芯が強力! この違いを言葉にするなら、DISC 1が「降り注ぐ美音」、DISC 2-3は「レーザー光線のように貫く音」といったところでしょうか。しかも、そんなダイレクト録音でありながら美しい。アコギから大音量のエレクトリックへ移行しても淀みなく、一切のビビリもなしで艶やか。「まるでサウンドボード」を地で行く極上サウンドでフル体験できるのです。そのサウンドで描かれるのは、35周年ツアーだからこその濃厚なフルショウ。セットの基礎は『SONGS FROM TSONGAS』に準じますので列挙は避けますが、まったく同じでもない。ハウのソロは「Gloriana」「Clap」が選ばれ、クリス・スクワイアの見せ場「Whitefish/On The Silent Wings Of Freedom」も披露。『SONGS FROM TSONGAS』では後半に大掛かりなアコースティック・コーナーがありましたが、本作ではエレクトリックのまま突っ走る。DISC 1のアコースティック・ショウとの対比も鮮やかなエレクトリカルな35周年ショウなのです。『GUARANTEED NO HISS』よりも多彩なレパートリーをアコースティックで楽しめる「DISC 1」と、35周年の濃厚セットをエレクトリックで貫く「DISC 2-3」。内容もアンサンブルもサウンドも両極ながら、どちらも極上サウンドでYESミュージックに浸りきれる。そんな2公演を3枚組に詰め込んだ決定盤です。この2公演を最後に、母国イギリスで“あの5人”が音を重ねる事はなかった。そんな歴史的な現場に立ち会える極上のライヴセット。 New Theatre, Oxford, UK 11th July 2004 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Towerlands Indoor Arena, Braintree, UK 12th July 2004 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1(73:53) Live at New Theatre, Oxford, UK 11th July 2004 1. Morning Has Broken 2. In The Course Of The Day 3. Second Initial 4. Clap 5. The Meeting 6. Long Distance Runaround 7. Wonderous Stories 8. Time Is Time 9. Nine Voices 10. Show Me 11. Owner Of A Lonely Heart 12. South Side Of The Sky 13. Roundabout 14. I've Seen All Good People Live at Towerlands Indoor Arena, Braintree, UK 12th July 2004 Disc 2(63:24) 1. Firebird Suite 2. Going For The One 3. Sweet Dreams 4. I've Seen All Good People 5. Mind Drive 6. South Side Of The Sky 7. Foot Prints 8. Mind Drive (Conclusion) 9. Yours Is No Disgrace Disc 3(69:58) 1. Gloriana 2. Clap 3. Wakeman Solo 4. Long Distance Runaround 5. Whitefish/On The Silent Wings Of Freedom 6. Owner Of A Lonely Heart 7. Rhythm Of Love 8. And You And I 9. Starship Trooper 10. Roundabout Jon Anderson - Vocals Steve Howe - Guitars Chris Squire - Bass Rick Wakeman - Keyboards Alan White - Drums

Yes イエス/UK 2004 2Days

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