2015年ファイナル・ワールド・ツアーがアナウンスされたU.K.の、最後のジャパン・ツアー直前となるヨーロッパ・ツアーから、2月26日ノルウェー、オスロ公演を、サウンドボード・レベルのデジタル・オーディエンス・マスターよりコンプリート収録。まず近年幾度かの再結成ツアーを日本でも行ってきた中、ついに2015年に入り正式なラスト・ツアーが告知され2月22日ヨーロッパ・レグを開始。なおその最後のメンバーは、残念ながらテリー・ボジオは不参加ながら、前年から加入のヴァージル・ドナーティと、おなじみアレックス・マカチェックによる4ピース体制となるもの。そしてライブは“Thirty Years”で厳かにスタートし、いきなり威力ある演奏から、メローな”Nevermore”へと。そして”Carrying No Cross”では伸びのあるウエットンのボーカルが素晴らしく、終盤のベース・ラインでは”Epitaph”を彷彿させるフレーズも披露。また”Rendezvous 6:02”は新しいアレンジも組み込まれたもので、その後ドラム・ソロから始まる”In The Dead Of Night”での躍動感に充ちた演奏は、聞きどころのひとつといえるもの。さらに曲が変化する”By The Light Of Day”や、”Presto Vivace And Reprise”での見事なアンサンブルを披露し、”Forever Until Sunday”でもさらに広がりのある演奏で変化をつけて、終盤”Caesar's Palace Blues”からエディのソロ、そして”The Only Thing She Needs”と流れるあたりは圧巻で、中盤から後半に向かう演奏で観客を圧倒し、”Carrying No Cross”をリプライズしてエンドという構成も見事。 なお、4月の来日公演ではマイク・マンジーニとチャド・ワッカーマンによるダブル・ドラムとなることが予定されているので、このメンツによるU.K.のファイナル・ライブは貴重な記録とも言える、来日前にファンは要チェック・必聴のトータル1時間48分。 DISC ONE : 01. Intro / Thirty Years/02. Nevermore/03. Carrying No Cross/04. Alaska/05. Time To Kill/06. Eddie Jobson Keyboard & Violin Solo/07. Rendezvous 6:02 DISC TWO : 01. Drum Solo/02. In The Dead Of Night/03. By The Light Of Day/04. Presto Vivance/05. In The Dead Of Night (reprise)/06. Thirty Years/07. Caesars Palace Blues/08. The Only Thing She Needs/09. Carrying No Cross (reprise) [Live At Cosmopolite Scene, Oslo, Norway February 26th 2015] John Wetton - Bass, Vocals / Eddie Jobson - Keyboards, Violin / Virgil Donati – Drums / Alex Machacek – Guitar