残念ながら、来月のディランの日本ツアーはキャンセルとなってしまいました。そこで、2014年のライヴ・ハウス・ツアーの名音源タイトルである東京5日目、4月5日のZEPPダイバーシティ公演の超高音質オーディエンス録音をリリースすることにしました。(録音者はあのクラプトン&ベックの「LIVE TOGETHER」の超絶テーパーです。)残念ながら今回はキャンセルとなってしまいましたが、近い将来、世界の状況が落ち着いた後にきっとまた来日してくれるはず… 未聴のファンの方は、是非、この機会に、じっくりとご堪能ください。 「TOGETHER THROUGH LIFE」、「TEMPEST」という当時の2作のアルバム収録曲を中心としたセットリストは聴き応え満点。そして、レア曲である映画の挿入歌というマイナーな存在の「Huck’s Tune」はこの日はプレイしてくれています。この日は「Huck's Tune」は位置を変えて演奏。ところが東京終盤から再度固定セットとなってしまい、演奏されなくなってしまいました。しかしここで聴かれる演奏はゆったりと優しい調子が絶品で、このまま片手で数えられる回数のライブ披露終わってしまうのではあまりにもったいないものです。この後、かろうじて福岡で一度だけ演奏されましたが、こんなレアな演奏が一年のツアー序盤から早速聴けた日本のファンはラッキーでしょう。そして音質もライブハウス・ツアーならではの親近感とオンな音像を実現した別格のクオリティ。文字通り耳に優しいマイルドな質感、演奏のバランス、そんな中でもディランのボーカルの輪郭やオンなバランスは見事なもので、高品位で穏やかな演奏と共に、今回の来日公演ならではのサウンドをじっくりと堪能していただけます。それに小さな会場ですので、ディランも望んだであろう親密な雰囲気を持った会場の臨場感までも捉えてみせました。もちろん驚きのライブ・レパートリーとなった「Huck’s Tune」だけでなくスイング感たっぷりな演奏に乗ってディランが聴かせる「Duquesne Whistle」、アンコールで異例のハードなロック・サウンドが圧巻だった「All Along The Watchtower」など、ライブ全編における素晴らしい演奏とディランの名唱の数々を聴けばこの年の来日公演の評判の良さも納得されることでしょう。2014年を代表する名録音、そして前述のレア・ナンバーの披露まであるライブの優良音源がリリース決定です! Live at Zepp DiverCity, Tokyo, Japan 5th April 2014 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (49:00) 1. Things Have Changed 2. She Belongs To Me 3. Beyond Here Lies Nothin' 4. What Good Am I? 5. Waiting For You 6. Duquesne Whistle 7. Pay In Blood 8. Tangled Up In Blue 9. Love Sick Disc 2 (59:15) 1. High Water (For Charley Patton) 2. Simple Twist Of Fate 3. Early Roman Kings 4. Huck's Tune 5. Spirit On The Water 6. Scarlet Town 7. Soon After Midnight 8. Long And Wasted Years 9. All Along The Watchtower 10. Blowin' In The Wind Bob Dylan - Vocal, Piano, Harp Tony Garnier - Bass George Recile - Drums Stu Kimball - Guitar Charlie Sexton - Guitar Donnie Herron - Banjo, Violin, Electric Mandolin, Pedal Steel, Lap Steel