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B.O.C. Blue Oyster Cul ブルー・オイスター・カルト/NY,USA 1973

BLUE OYSTER CULTの初期ツアーより、新たなファン必聴ライヴ・アルバムが登場です。『SECRET TREATIES』の発表に先立つ1973年12月31日,ニューヨーク“アカデミー・オブ・ミュージック”公演を、サウンドボード・マスターから約43分間に渡って収録。極初期の“地下室”サウンドから、3rdアルバムでバンドの個性が確立していく過渡期のライヴを、捨て曲無しのベスト・ラインナップで楽しめます!立て続けの公式ライヴ作品発表に加え、約20年ぶりの新作スタジオ・アルバム制作と、BLUE OYSTER CULT(以下B.O.C.)の周辺が久しぶりに活気づいています。今回はB.O.C.マニアをさらに喜ばせるであろう1973年の必聴サウンドボード・ライヴを2本リリース。こちらは12月31日のニューヨーク編となります。同時リリースの『DETROIT 1973』に収められた2月のライヴ以降、B.O.C.はほとんど休まず全米をツアー。年末まで実に92公演を消化するハード・スケジュールでした。彼らはその間に3rdアルバム『SECRET TREATIES』に収められる楽曲も練り込んでいる。バンドが充実一途の上昇期にあったのが良く解ります。ここでは2ndアルバム『TYRANNY AND MUTATION』から3rdアルバム『SECRET TREATIES』に至るバンドの歩みを眺めてみましょう。1973年1月~2月 北米ツアー#1(6公演)2月4日 デトロイト公演『DETROIT 1973』 ← 同時リリース 2月11日 2ndアルバム『TYRANNY AND MUTATION』発表 3月~12月 北米ツアー#2(92公演)10月8日 クリーヴランド公演『SOUNDBOARD COLLECTION』(Disc-1) 12月31日 ニューヨーク公演←★本作はココ 1974年 1月~3月 北米ツアー(15公演) 4月5日 3rdアルバム『SECRET TREATIES』発表 '73年大晦日~'74年元日の“ニューイヤー・ギグ”音源は、マニア間で存在自体は知られていました(実はKISSがこの日のオープニング・アクト)。しかし優れた状態のマスターが発掘されたのは近年になってから。本作は海外マニアから提供された、特に状態の良い素材から音盤化したものです。そのサウンドは安定感・聴き易さとも抜群のエアチェック・マスター。演奏の旨みは『DETROIT 1973』よりさらに練られています。しかし決定的に違うのは選曲の数々。ツアー中に生まれたばかりの『SECRET TREATIES』ナンバーが初期バージョンで繰り広げられています(付け加えると、本ライヴは3rdの曲がまとまって確認できる、最初のライヴ・ソースです)。これら本作で聴ける楽曲を整理すると、まさに初期B.O.C.のベスト選曲ではありませんか! 1st『Blue Oyster Cult』収録曲 ・Stairway To The Stars/Transmaniacon MC 2nd『TYRANNY AND MUTATION』収録曲 ・Buck's Boogie(リマスター版ボーナス) 3rd『SECRET TREATIES』収録曲・Dominance And Submission/Astronomy/Me 262 カヴァー曲・Born To Be Wild(3rdアルバム,リマスター版ボーナス) 楽曲に新たな方向性が芽生えつつあっても、演奏は文字通りカルトな“地下室”サウンドなのが、実にこの時期らしい! アルバムでは割合ブライトな曲想だった「Dominance And Submission」は(本録音の音像もありますが)埃と湿気を感じさせ、ラフで粗削りな演奏も堪らない。続く「Astronomy」も導入部分からアレンジが異なる。この曲は複数回リメイクされているバンドの代表曲。その最初期バージョンは「知っているようで知らない」新発見の驚きを得られるでしょう。それとは対照的に「Me 262」はライヴ・アレンジが我々の知るそれに近い。バンドのジャムパートを含む約10分のプレイは最高にスリリング! ライヴのクライマックスを彩る「Born To Be Wild」と「Buck's Boogie」のエネルギッシュかつグルーヴィなプレイは、単にヘヴィなだけでない、演奏集団B.O.C.の面目躍如です。ライヴの完全収録では無いのが実に残念ですが、中だるみせず、一気に聴き通せる43分間です。BLUE OYSTER CULTは、デビューから『TYRANNY AND MUTATION』までのアングラ時代を経て、オリジナルの個性を表明した『SECRET TREATIES』で地上へと顔を見せ、『AGENTS OF FORTUNE』すなわち「 (Don't Fear) The Reaper」の誕生で“日の当たる場所”へ飛躍していきます。3rdアルバム発表直前であるこの当時、彼らは言わば“半地下の住人”だった。長いバンド史でも他に観られないコアな時代なのです。同時リリースの『DETROIT 1973』(2月)から、『SOUNDBOARD COLLECTION』のクリーヴランド公演(Disc-1/10月)、そして本作を聴けば、1973年のB.O.C.ライヴを大枠で理解できるはず。マニア必聴の本作で、変わりゆくB.O.C.の姿を是非お確かめください! アルバム発表前の「Secret Treaties」ナンバーが確認できる(ライヴ演奏はまだこれからアレンジが固まっていく、という感じ)2月のデトロイト、10月のクリーヴランドを経て12月の本音源を聴くことで、1973年BOCの変化を確認できるようになりました。 Live at Academy Of Music, New York City, NY, USA 31st December 1973 SBD (42:51) 1 Intro 2 Dominance and Submission 3 Astronomy 4 Me 262 5 Stairway To The Stars 6 Transmaniacon MC 7 Born To Be Wild 8 Buck's Boogie Eric Bloom - Guitar, Vocal Donald "Buck Dharma" Roose r- Guitar, Vocal Allen Lanier - Keyboard, Guitar Joe Bouchard - Bass Albert Bouchard - Drums SOUNDBOARD RECORDING

B.O.C. Blue Oyster Cul ブルー・オイスター・カルト/NY,USA 1973

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