不滅のテナー・タイタン、マイケル・ブレッカーが遺した最高傑作、グラミー受賞の究極のアコースティック・ジャズ・アルバム「テイルズ・フロム・ザ・ハドソン」期に、自身の誇るレギュラー・カルテットで行ったほぼ「テイルズ・フロム・ザ・ハドソン」ナンバーばかりの強烈なライヴが初登場!!1996年にグラミーも受賞した代表作にしてコンテンポラリー・アコースティック・ジャズ究極の大名盤「テイルズ・フロム・ザ・ハドソン」を発表し、コルトレーン以降、最もテナー・サックスの演奏スタイルに影響を与えたと評価をされるようになった全盛期となる1996年10月5日オークランドの名門ヨシズで、アルバムにも参加していたピアノのジョーイ・カルデラッツォを中心に、ベースのジェイムス・ジナス、ドラムスのジェフ・テイン・ワッツという、当時最も注目されていた若手の実力派揃いのマイケルが誇る自身の最強カルテットを率いて行った、全5曲中4曲が「テイルズ・フロム・ザ・ハドソン」からのナンバーという圧巻のライヴを、一部のコレクター間で出回っている籠もったマスターとは一線を画す、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質サウンドにて収録した必聴盤が入荷しました!!!マイケルのテナーによるワン・ホーンで、若きピアノのジョーイ・カルデラッツォ、ベースのジェイムズ・ジナス、ドラムスのジェフ・テイン・ワッツという、手がつけられないくらい凄いテクニックとセンスを併せ持った若獅子達を相手に、1曲目の「スリングス・アンド・アロウズ」から後先考えずぶっ飛ばします!時代差があるので一概には言えませんが、その圧倒的なテクニックと多彩な表現力を兼ね備え、コルトレーン以降に最もテナー・サックスのスタイルに影響を与えた第一人者といわれるマイケルは、この時期すでにコルトレーンを超えていた!?!だって、コルトレーン亡き後のテナー・サックス奏者を聴くと、未だにビートルズ以降のグループはポスト…と言われてしまうように、どんなに贔屓目で聴いてもどこかコルトレーンを感じさせてしまうのが当たり前だと思っていたのに、本格的にジャズ道に突入したマイケルはやはりマイケルでしかなかったと、当時何故か新鮮だった記憶が蘇ります。マイケル亡き後のテナーは、未だにマイケルかコルトレーンですが…話が逸れてしまいましたが、続く「ミッドナイト・ヴォヤッジ」「アフリカン・スカイズ」「ネイクド・ソウル」と演奏が進むにつれ、マイケル及び各メンバーもさらに熱を帯びどんどんとテンションが上がって行き臨界点直前、爆発寸前の圧倒的な演奏が圧巻の一言に尽きる。もちろんマイケル以外の3人も大きくフューチャー。バックの特にワッツのリズム・キープをしながらもほぼ自由自在に動き回るドラムスを中心に、ジナスとカルデラッツォも単なるサポートを大きくはみ出る、あのハービーとトニーとロンを擁したマイルス黄金のクインテットを彷彿とさせるハラハラドキドキな演奏が堪りません。後半の千手観音状態のワッツのソロ半端ありません!激しい演奏の後の美しいバラッドでのカルデラッツォのピアノ、マイケルの情感タップリのテナーも極上。ラストは、古き良き時代のジャズ・マナーに乗っ取ったメンバー紹介を兼ねた圧倒的な「ナッシング・パーソナル」で終了。 Live at Yoshi's Oakland,CA October.05.1996 (First Set) EX - AUD 2020 Original Remaster 78 min 1. Sling and Arrows 2. Midnight Voyage 3. African Skies 4. Naked Soul 5. Nothing Personal Michael Brecker - Tenor Saxophone Joey Calderazzo - Piano James Genus - Bass Jeff Tain Watts - Drums