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Black Sabbath ブラック・サバス/MA,USA 1992 Upgrade

『LIVE EVIL』や『LIVE AT HAMMERSMITH ODEON』『LIVE FROM RADIO CITY MUSIC HALL』……錚々たるオフィシャルの大傑作群と並ぶ、アンダーグラウンドの超名盤が誕生。長年の大定番が最高峰を更新してリリース決定です!そんな超名盤に刻まれているのは「1992年8月9日ボストン公演」。ロニー・ジェイムズ・ディオが復帰した“DEHUMANIZER TOUR”の一幕を記録した超極上ステレオ・サウンドボード録音です。本作最大のポイントは、オフィシャル作品と伍するクオリティ・内容・歴史的意義にあるわけですが、まずはショウのポジション。“DEHUMANIZER TOUR”と言えば、終盤にはロニーが去って、JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードが参加するという事件が発生したことでも有名。良い機会ですので、それらも含めて当時のスケジュールを振り返ってみましょう。《6月22日『DEHUMANIZER』発売》・6月23日-7月4日:南米(9公演)・7月24日-8月9日:北米#1(13公演) ←★ココ★ ・8月15日:SUPER ROCK MAIMARKTGELANDE出演・9月1日-25日:欧州(12公演)・10月12日-11月13日:北米#2(24公演)《11月13日:ロニー離脱》・11月14日+11月15日:ロブとオジーのサヨナラ公演に出演 これが1992年のBLACK SABBATH。初夏から約半年のワールドツアーが行われたわけですが、その最後の2公演がロブ・ハルフォードとの特別公演(決定盤『DEFINITIVE COSTA MESA 1992』でお楽しみ頂けます)。本作はそれよりも遙か前のツアー本編で、アルバム発売から約1ヶ月半にあたる「北米#1」の最終日のコンサートでした。そんなショウは“WESTWOOD ONE”で放送され、さまざまな既発を生み出してきましたが、本作こそが至高盤。4枚組『DEFINITIVE BOSTON 1992(のDISC 3-4)』としても大好評だったプレFMマスターを更に磨き込んだもの。4枚組をご存じの方は、オフィシャル級でも名盤クラスだったサウンドにアップグレードの余地などないと思われるかも知れませんが、精緻なトリートメントがその想像を超えたのです。実際、そのクオリティは驚異的。主な違いはダイナミズムなのですが、もちろん無闇矢鱈な音圧稼ぎなどしていません。例えば低音なら、ベースとバスドラが互いに干渉しあう音域を整理してヌケと分離を良くし、さらに重低音の方向へレンジも拡大。逆に高音なら質感が変化しないギリギリの範囲で輪郭をクッキリとさせながら伸びを良くし、やはりより高いレンジまで広げている。その結果、ベースの粒立ちが鮮明になり、ヴォーカルの通りもグッと良くなった。もちろん、その1つひとつは微調整ではあるのですが、その細やかな積み重ねによってギター・ベース・ドラム・ヴォーカルという4つ個が自然なままメリハリが大きく向上したのです。そんな最高峰更新の頂点サウンドで描かれるのは、“オフィシャル代わり”のフルショウ。ロニー&サバスと言えば、80年代の『LIVE EVIL』『LIVE AT HAMMERSMITH ODEON』の他、21世紀に再編したHEAVEN & HELLプロジェクトの『LIVE FROM RADIO CITY MUSIC HALL』『NEON NIGHTS』など、完璧なオフィシャル作品が幾つも残されました。しかし、その間だった“DEHUMANIZER TOUR”だけは、フル作品がなかった。本作は、そのミッシング・リンクを埋めるものなのです。実際、そのセットは90年代だけのもの。もっとも集大成的だった『LIVE FROM RADIO CITY MUSIC HALL』と比較しながら整理してみましょう。70年代ナンバー(4曲)・黒い安息日:Black Sabbath(★)・パラノイド:War Pigs(★)/Iron Man(★)/Paranoid(★)80年代ナンバー(5曲)・へヴン&ヘル:Children Of The Sea/Die Young/Heaven And Hell/Neon Knights・悪魔の掟:The Mob Rules デビューマナイザー(5曲)・Computer God/Time Machine(★)/I/Master Of Insanity(★)/After All (The Dead) ※注:「★」印は『LIVE FROM RADIO CITY MUSIC HALL』では聴けない曲。……と、このようになっています。80年代にはあり得なかった『DEHUMANIZER』の名曲群が盛り込まれ、逆にHEAVEN & HELLプロジェクトでは省略されていたオジー時代のナンバーも網羅。曲単位でも、このツアーでしか演奏手していない「Master Of Insanity」が披露され、『LIVE FROM RADIO CITY MUSIC HALL』以上に“ロニーが歌うサバス”の魅力を総ざらいしているのです。しかも、そのロニーの歌声が素晴らしい。HEAVEN & HELLプロジェクトはロニーが咲かせた最後の一花ではありましたが、その伸びや艶に衰えは隠せませんでした。しかし、本作はそれより15年も前。当時のロニーは全盛期とまったく変わらず、「人類未到の領域に踏みこんでいる」とまで言われたほど。本作はその絶大な歌唱を余すことなく味わえるフル・ライヴアルバムなのです。“ロニー時代のBLACK SABBATH”を集大成したフルセット、全盛のヴォーカリゼーション、そして最高峰を更新した完全オフィシャル級サウンド。すべてが揃った究極の2枚組です。それこそ歴史的名盤『LIVE EVIL』『LIVE FROM RADIO CITY MUSIC HALL』と併せた“ロニーSABBATHの3大頂点”を成す絶対作。 Live at Orpheum Theatre, Boston, MA, USA 9th August 1992 STEREO SBD *UPGRADE Disc 1 (60:05) 1. E5150 2. The Mob Rules 3. Computer God 4. Children Of The Sea 5. Time Machine 6. War Pigs 7. I 8. Die Young 9. Guitar Solo 10. Black Sabbath Disc 2 (44:13) 1. Master Of Insanity 2. After All (The Dead) 3. Drums Solo 4. Iron Man 5. Heaven And Hell 6. Neon Knights 7. Paranoid / Heaven And Hell (Reprise) 8. Laguna Sunrise (Outro) STEREO SOUNDBOARD RECORDING Tony Iommi - Guitars Ronnie James Dio - Vocals Geezer Butler - Bass Vinny Appice - Drums Geoff Nicholls - Keyboards

Black Sabbath ブラック・サバス/MA,USA 1992 Upgrade

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