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Cozy Powell's Hammer コージー・パウエル/Germany 1992 2Days

1992年、トニー・マーティンがコージー・パウエル、ニール・マーレイらと合同で行ったCOZY POWELL'S HAMMERとしてのドイツツアーから、11月15日のハイデルベルク公演と18日のフランクフルト公演がセットになって登場です。このツアーの模様は少し前にルードヴィッヒスブルク公演を完全収録した「BRING THE HAMMER DOWN」が登場し、そのクオリティの高い充実した内容はファンの間で早くも大きな話題となっていますが、当時の彼らのショウの模様を知る上で、本作に収録された2公演がさらに重要な意味を持つ事は間違いないでしょう!Disc 1に収められたハイデルベルク公演は、過去に「STARGAZER」(Langley)として登場し、長らくファンに親しまれてきた音源ですが、今回の再登場に当たってマスターをよりトリートメントし、クリアネス・サウンドの迫力など全てにおいてグレードアップされた過去最高の決定版となっています。このツアーは小規模な会場がメインだったので、ステージと客席の距離が大変に近く、本作でもその特性が活きた非常にダイレクトかつオンなサウンドが楽しめます。生々しいナチュラルな空気感に包まれた音像は「Walking In The Shadow Of The Blues」から、オーディエンス録音の理想像をそのまま形にしたような、素晴らしい実況録音を満喫できます。それでいてバンドの演奏はSBD音源並みにくっきりとした輪郭をもっていて、各パートが明瞭にセパレートされたサウンドは、聴くたびに新しい驚きと発見をもたらしてくれるでしょう!「Back Where I Belong」とその後で披露されるマリオ・パーガのギターソロは、高度な技術力だけでなく鋭いエッジとクラシカルな流麗さをあわせ持っており、このバンドが一度きりのツアーで終わってしまった事が残念に感じるほどです。また、ニール・マーレイのベースラインが驚くほど生き生きと録音されているのも本作の特徴で、「If It Ain't Worth Fighting For」や「Crying In The Rain」での浮かび上がるようなベース・ノートは、寡黙なテクニシャンである彼のサウンドを存分に楽しめる、最高のサンプルになっています。この「Crying In The Rain」からコージーのソロを含む「Ride To Win」への流れは絶妙で、コージーとニールが在籍した'84年のWHITESNAKEの絶頂期を思い起こさせます。ドラムソロの最後で日本人と思われる観客がアンコールを求めて声をあげるお馴染みの場面は本作でも健在です。それに応えるように演奏された「Headless Cross」と「Since You Been Gone」は、メンバー各人のプレイが巧みに溶け合う"COZY POWELL'S HAMMERバージョン"といえる仕上がりで、曲本来の個性が全く異なるにも関わらず、続けて演奏されても自然に盛り上がっています。この充実したライヴを間近で体験できた声の主は本当にうらやましいですが、本作のハイクオリティ・サウンドも会場さながらの臨場感で、素晴らしい追体験をお約束します!Disc 2に収録された18日のフランクフルト公演は今回が初登場となるテイクです。オープニングを飾った「Mars」のイントロから始まるショウは、ハイデルベルク公演とは曲順・選曲共に違いが見られ、曲によってはアレンジも違うなど、全てが聴き所の連発です。Disc1とは音の趣味や個性も異なっているのが特徴で、重厚なサウンドで空間を埋めてぐっと引き締まった音像は、メンバーが一体となったバンドサウンドを味わう面でも理想的です。またここで聴けるコージーのパワフルでダイレクトなドラムはあまりにも強力で、RAINBOW時代から12年ぶりとなる「Stargazer」と続く「Long Live Rock'N'Roll」では全てのロックファンがノックアウトされてしまうでしょう!BLACK SABBATHナンバーの「Anno Mundi」ではオープニングに前述のようなアレンジの違いが見られ、キーボードをバックにマーティンが歌い始めるDisc1はSABBATHの「TYR」ツアーと同じですが、Disc2のテイクではギターとキーボードのユニゾンから始まるスタイルに代わっています。これはSABBATHの「CROSS PURPOSES」ツアーにおける同曲のアレンジにも共通するもので、そのような曲ごとの聴き較べの楽しみもショウ全体を通じて散りばめられています。コージーのドラムソロは「Ride To Win」がマスターの段階でカットされていたため、残念ながら「1812 Overture」部分のみの収録になっています。しかしここからショウのラストにかけて、Disc1では聴けない「If There Is A Heaven」が演奏されており、「Headless Cross」からメドレーのように続く「All Night Long」もハイデルベルク公演とは異なる流れで、このフランクフルト公演の大きな聴き所になっています。2公演ともオープニングからエンディングまで、全編通して聴き手をとことん満足させようというエンターテイメント性とプロ意識に貫かれたライヴが繰り広げられており、何度も聴き返したくなる最高のライヴパフォーマンスです。RAINBOW・WHITESNAKE・BLACK SABBATH、どのバンドのファンも垣根を越えて親しめるスペシャルなライヴを、この機会にぜひお楽しみください! Disc 1 Live at Schwimmbad, Heidelberg, Germany 15th November 1992 1. Walking In The Shadow Of The Blues 2. Shout 3. Stargazer 4. Long Live Rock 'n' Roll 5. Back Where I Belong 6. Mario Parga Guitar Solo 7. Anno Mundi 8. If It Ain't Worth Fighting For 9. It Ain't Good Enough 10. Crying In The Rain 11. Ride In Win 12. Drum Solo feat. 1812 Overture 13. The Gates Of Hell 14. Headless Cross 15. Since You Been Gone Disc 2 Live at Sinkkasten, Frankfurt, Germany 18th November 1992 1. Mars Intro. 2. Walking In The Shadow Of The Blues 3. Stargazer 4. Long Live Rock 'n' Roll 5. Back Where I Belong 6. Anno Mundi 7. If It Ain't Worth Fighting For 8. It Aint Good Enough 9. Crying In The Rain 10. Shout 11. Drum Solo feat. 1812 Overture 12. If There Is A Heaven 13. Since You Been Gone 14. The Gates Of Hell 15. Headless Cross 16. All Night Long

Cozy Powell's Hammer コージー・パウエル/Germany 1992 2Days

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