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Jimmy Page ジミー・ペイジ/CA,USA 1988 Mike Millard 1st Generation Tapes

現在に至るまでジミー・ペイジ唯一のソロ・ライブであった1988年のアルバム「OUTRIDER」ツアー。彼自身もそのツアーやアルバムに関しては誇りに思っているようで、今月ジミーのFacebook上においても「1988年の9月からツアーがスタートしたんだ」と投稿していたほど。実際にアメリカ・ツアーは大盛況かつ大盛り上がりで、一般的には振り返られることもなくなってしまった感が否めませんが、マニアの間では高く評価されている時期でもあります。このツアーの素晴らしいところは、ZEP解散後のジミーが初めて「その気になった」時期の記録であるということ。当時ですらザ・ファームの活動はジミーのパフォーマーやアーティストとしてのリハビリ期であった感は否めず、ライブ・エイドやアトランティック40周年イベントにおけるZEP再結成もその範疇にカウントしていいかもしれません。その点アルバム「OUTRIDER」はジミーの卓越したプロデュース能力が遺憾なく発揮されており、彼ならではのリフを中心とした楽曲と当時のエイティーズ・ロック的な要素がうまく噛み合った隠れた名作でした。いかにもバンドギタリストがソロアルバムを作ってみました…的な次元とはまるで違う、見事なロック・アルバムだったのです。アルバムがリリースされた後のライブ・ツアーに関しても、ジミーのプロデュース能力がいかんなく発揮されており、これまたギタリストのソロ・ツアーどころか1988年に登場したジミー・ペイジ率いる新たなバンドの優れたライブ・ショーとして高い完成度を誇っています。基本的には自身のキャリアを振り返るような選曲となっていたのですが、目玉となるZEPナンバーに関してはバンドが演奏したことのない曲(=「Custard Pie」)などを導入しており、初のソロ・ツアーに際してジミーの意欲がはっきりと伝わってくる構成もまた素晴らしいものでした。それにジェイソン・ボーナムがドラムを務めたことで、ZEPナンバーの説得力も増していたのです。このツアーに関しては「OHIO 1988」が決定版となっているラジオ放送、さらにMTVがニュース用に撮影したアリゾナでのワンカメ・プロショット映像という二大定番が存在しますが、どちらもショー完全収録からは程遠いという問題がありました。それだけならまだしも、アリゾナでの映像に関してはフルライブ収録を前提としていなかったことからアングルが単調な上、所々で撮影が止められてカットが入るという欠点もありました。そして何よりアメリカ・ツアーにおける大盛況ぶりやオーディエンスの盛り上がりが伝わって来なかったという点に歯がゆさを感じさせたのです。むしろマニアであれば、このツアーにあった凄まじい盛り上がりを体験すべくオーディエンス録音へと走ったもの。90年代には細々とこのツアーからオーディエンス・アルバムがリリースされていましたが、1988年という年代の割に、スカッと音のいいアイテムが存在しなかったのは事実。そうした状況を21世紀に入って打ち破ってくれたのが名盤「PRISON BLUES」でしょう。こちらはアメリカ・ツアー後に行われた短期イギリス・ツアーの模様を捉えていましたが、アメリカ・ツアーの後でベールに包まれていた時期を極上音質にて解き明かしてくれた名盤だと言えるのでは。そうなるとアメリカ・ツアーの極上オーディエンスを聞きたくなるというのがマニアというもの。そんなマニアの思いに応えるかのごとく、ZEPをこよなく愛したマイク・ミラードもこのツアーをしっかり録音してくれていたことが先週JEMSによって明らかとなりました。彼が録音してくれていたのは、お膝元でもあるLAフォーラムでのショー。「OUTRIDER」ツアーでのLAフォーラムと言えば、古くからのマニアには懐かしのアナログ・ブート「THE RETURN OF THE LED GREMLIN」がリリースされてことを覚えておられるかと。あのTMOQでおなじみケン・ダグラスによってリリースされたLPは音質もよく、何よりジミーがプレイすることを愛したLAフォーラムで別格の盛り上がりと張り切る彼の姿を捉えた名盤としてマニアに評価されたもの。ところが、そこはマイク・ミラード。当時としてはかなり上質な音質であった懐かしのLPに使われたオーディエンス録音をも軽く上回るクオリティで1988年の名演を捉えてくれたのです。ただし不運なことに、この日のミラードは開演直後にマイクの音量調整を行った際に片方の接続が不安定となってしまい、ステレオ録音としては問題を抱えたまま録音が続いてしまった。そのせいで彼の存命時にはトレーダー間にも流されなかった音源だったのですが、今年に入ってからのJEMSリサーチによって埋もれていたテープを発掘。公開に際しては接続トラブルのない無傷なチャンネルを生かし、ほぼモノラル化な状態にてアップロードされました。これは現在のテクノロジーだからこそ可能であったレストアでしょう。そして怪我の功名というべきか、モノラルの骨太サウンドによって、この日の絶好調なジミーや盛り上がりまくるフォーラムのオーディエンスの様子がリアルに記録されることにもなったのです。先にも触れた冒頭のマイク調整時に欠けてしまったパートに関しては、例の「THE RETURN OF THE LED GREMLIN」に使われた音源をパッチさせたのですが、そこを聞くことでミラード音源のオンな音像ぶり思い知らされます。何しろこの日のオーディエンスはソロ・アーティストとして初めてフォーラムに降臨したジミーを前に大熱狂。それでいてインスト「Midnight Moonlight」の中で現れる「Black Mountain Side」や「Kashmir」のフレーズが登場すると大喜び。演奏をよく聞いている。それでいてこのインストをZEP時代のように長大な尺で演奏せず、コンパクトにまとめ上げているのがエライところ。ジミーはちゃんと80年代を見据えていました。一方で珍しいハプニングにも見舞われていて、「Writes Of Winter」の終盤ではエレキの弦が切れてしまい、続けて演奏されるはずの「Tear Down The Walls」に行かず、いったん演奏を止めている。あるいはアルバム・バージョンと同じキーで演奏されるのが魅力な「In My Time Of Dying」が6分を過ぎたところでジミーのギターの音が出なくなっても、彼は腐ることなく曲に戻っていました。確かにジミーのプレイは粗さが見え隠れしていて、この日も「Wasting My Time」の構成を間違えそうになったりしています。しかしZEPラストツアー以降から続いていた、文字通り「精彩を欠いた」プレイぶりから一転してイキイキと弾きまくっており、フレーズもまたイキイキと。これこそ「OUTRIDER」ツアーがマニアに愛される理由なのです。ミラードとしては異色なモノラル・オーディエンスではありますが、それ故スピーカーから爆音で鳴らすとすごい迫力。LAフォーラムで輝きを取り戻したジミーの姿が! The Forum, Inglewood, CA, USA 7th October 1988 TRULY PERFECT SOUND Disc 1 (46:55) 1. Intro 2. Who's To Blame ★0:23 - 0:30 / 0:39 - 0:43 同日別音源補填 3. Prelude 4. Over The Hills And Far Away 5. Liquid Mercury 6. Wanna Make Love 7. Band Introductions 8. Writes Of Winter 9. Tear Down The Walls 10. Emerald Eyes 11. Midnight Moonlight incl. Black Mountain Side Disc 2 (78:32) 1. In My Time Of Dying 2. City Sirens 3. Drum Solo 4. Someone To Love 5. Prison Blues 6. The Chase 7. Bow Solo / Dazed And Confused 8. Wasting My Time 9. Blues Anthem 10. Custard Pie 11. Train Kept A-Rollin' 12. Stairway To Heaven Jimmy Page - Guitar John Miles - Vocal, Keyboards Jason Bonham - Drums Durban Laverde - Bass

Jimmy Page ジミー・ペイジ/CA,USA 1988 Mike Millard 1st Generation Tapes

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