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Van Halen ヴァン・ヘイレン/Gene Simmons Demos 1976 & Warner Demos 1977 Upgrade

歴史的超名盤『炎の導火線』を生み出す前夜だった1976年/1977年のVAN HALEN。「VAN HALEN版デッカ・テープス」とも絶賛されるデビュー前デモを最高峰クオリティで永久保存した3枚組が登場です。 本作は、まさに『炎の導火線』の前に存在した「ゼロthアルバム」。世界的にも有名な伝説デモ2種をカップリングしたスタジオアルバムです。早速、それぞれ個別にご紹介していきましょう。 【DISC 1:GENE SIMMONS DEMOS 1976(10曲)】本作のディスク1は、KISSのジーン・シモンズがプロデュースしたスタジオ・デモです。数々の既発群でも有名な大定番ですが、本作はその最高峰を更新するマスター。このデモは当店の人気作『FIRESTARTER』でもお馴染みですが、本作バージョンはブライトでクリア。高音のヌケも格段に素晴らしい、完全オフィシャル級マスターなのです。その最高峰サウンドで綴られるデモは、VAN HALENのサクセス・ストーリーで絶対に触れられる超有名音源。スターウッド・クラブに出演していたVAN HALENに惚れ込んだジーンが自ら出資を買って出て制作されたもので、録音はロスアンゼルスの“ヴィレッジ・レコーダー・スタジオ”、マスタリングはニューヨークの“エレクトリック・レディランド・スタジオ”と完全プロ環境。レコード会社との契約を目的にしたデモとは思えないほどのクオリティと演奏がギュウ詰めになっており、レパートリーも歴史に名を残す名曲群の原型。ここでその内容も整理しておきましょう。・炎の導火線:On Fire/Runnin' With The Devil・伝説の爆撃機:Somebody Get Me A Doctor・1884:House Of Pain・A DIFFERENT KIND OF TRUTH:She's The Woman/Let's Get Rockin’(Outta Spaceの原曲)/Big Trouble(Big Riverの原曲)/ Put Out The Lights(Beats Workinの原曲)・未発表曲:Woman In Love(伝説の爆撃機とは同名異曲)/Babe, Don't Leave Me Alone ……と、このようになっています。しかも、単に原型が聴けるという以上に完成度が凄い。前述のようにレコーディングのクオリティはセミプロのデモの域を超えており、ジーンのプロデュースという事もあってかややKISS風の仕上がり。アレックスのドラムを始め、KISS的な軽快な爽快感が前面に出ており、コーラスもしっかりと重ねられている。エディのギターにはあまりフェイザーがかけられていないのですが、厚みを出すために随所にダブルトラック処理がなされており、左右のスピーカーから二台のリズムギターが流れてくる。いわゆるデモ以上の作り込みでありつつ、後の作品とはだいぶ違う趣が楽しめるのです。 【DISC 2: THE WARNER BROTHERS DEMOS 1977(26曲)】ジーンはデビューに向けて尽力するものの、活動が忙しくなってきたKISSのメンバーからの苦言もあってVAN HALENから手を引くことに。しかし捨てる神あれば拾う神あり。そのすぐ後にはヴァン・モリソンやTHE DOOBIE BROTHERSのプロデューサーとして知られるテッド・テンプルマンが彼らの噂を聞きつけて接触。後に黄金時代を築くことになるワーナー・ブラザーズとの契約に向け、テッドのプロデュースで新たなデモ制作します。本作のディスク2-3に収められているのは、そんな“THE WARNER BROTHERS DEMOS”です。これまた数多くの既発群を生んだ大定番ですが、本作はその中でも最高峰となる『FIRESTARTER』マスターで永久保存。ただし、従来は未収録だった「Happy Trails」も追加された最長盤です。『FIRESTARTER』を体験された方なら超極上のサウンド・クオリティをご存じと思いますが、こちらもまさにオフィシャル級と呼ぶしかありません。そのサウンドで描かれるのは、質・量共にジーン・デモ(DISC 1)を遙かに凌駕する至宝のスタジオ・テイク。こちらも整理してみましょう。・炎の導火線:Runnin' With The Devil/You Really Got Me/Show Your Love(I’m The Oneの原曲)/Feel Your Love Tonight/Little Dreamer/On Fire ・伝説の爆撃機:Somebody Get Me A Doctor/D.O.A./Bring On The Girls(Beautiful Girlsの原曲)・暗黒の掟:In A Simple Rhyme・ダイヴァーダウン:Last Night(Hang ‘Em Highの原曲)/Happy Trails・1884:House Of Pain ・A DIFFERENT KIND OF TRUTH:Let's Get Rockin'(Outta Spaceの原曲)/Put Out The Lights(Beats Workinの原曲)/Big Trouble(Big Riverの原曲)/She's The Woman・未発表曲:Get The Show On The Road(一部Romeo Delightに流用)/ Voodoo Queen(一部Mean StreetやHot for Teacherに流用)/Babe, Don't Leave Me Alone/I Wanna Be Your Lover/Light In The Sky(Light “UP” the Skyとは別曲)/We Die Bold/Bad Women (aka. Piece of Mind)・その他:Young And Wild/ Gonna Take A Lot Of Drugs (aka. Gonna Take A Lotta Drugs) ……と、このようになっています。デモにありがちな同じ曲のテイク違いがなく、26テイク全部が異なる曲というのもド迫力。しかも、その中身は『炎の導火線』から『A DIFFERENT KIND OF TRUTH』までデイヴ時代の全キャリアに渡る元ネタ集となっている(『戒厳令』の曲だけありませんが、それでも「Mean Street」のリフは登場します)。結局、正式なレコーディングに至らなかった未発表曲も7曲と、ほぼアルバム1枚分あるのです。膨大な曲数に加え、1曲1曲が特濃。キリがないのでポイントを上記にまとめておきますが、特記が必要なのは最下段の「Young And Wild」と「Gonna Take A Lot Of Drugs」でしょうか。どちらも彼らのオリジナルではなく、「Young And Wild」はTHE RUNAWAYSを発掘したことでも知られるキム・フォウリー&スティーヴンT.のペンによる曲。当時は未発表でしたが、翌1978年にはシェリー・カーリーがレコーディングし、『BEAUTY'S ONLY SKIN DEEP』に収録されました。そして、「Gonna Take A Lot Of Drugs」は曲と言いますか、ジョーク録音。スタジオでニコレット・ラーソンの「Lotta Love」をかけ、それに合わせてデイヴとマイケルがふざけて歌っているだけのトラックです。もちろん演奏していませんし、ニコレットの声も聞こえます。以上、全27曲・36トラックの秘宝集。他にも自宅デモやライヴだけの未発表曲なども存在するわけですが、本作のデモ2種はプロフェッショナルな完成度で楽しめる伝説のスタジオアルバム。初期デモにありがちな「研究材料・参考資料」とは次元を異にするエンターテインメント大作なのです。“KISS風味のVAN HALEN”が面白いジーン・デモ(DISC 1)と、ブレインとなるテンプルマンとの協働が始まった正真正銘“ゼロthアルバム”なワーナー・デモ(DISC 2-3)。その双方を最高峰クオリティで永久保存した3枚組。 Gene Simmons Demos 1976 STEREO SBD (UPGRADE) The Warner Brothers Demos 1977 STEREO SBD (UPGRADE) Disc 1 (32:57) Gene Simmons Demos 1976 1. On Fire 2. Woman In Love 3. House Of Pain 4. Runnin' With The Devil 5. She's The Woman 6. Let's Get Rockin' 7. Big Trouble 8. Somebody Get Me A Doctor 9. Babe, Don't Leave Me Alone 10. Put Out The Lights The Warner Brothers Demos 1977 Disc 2 (41:48)。 1. Get The Show On The Road 2. Voodoo Queen 3. Babe, Don't Leave Me Alone 4. I Wanna Be Your Lover 5. Light In The Sky 6. We Die Bold 7. Bad Women 8. Young And Wild 9. Let's Get Rockin 10. Put Out The Lights 11. Big Trouble 12. She's The Woman 13. Gonna Take A Lot Of Drugs Disc 3 (44:54) 1. Runnin' With The Devil 2. You Really Got Me 3. Show Your Love 4. Feel Your Love Tonight 5. Little Dreamer 6. On Fire 7. House Of Pain 8. Somebody Get Me A Doctor 9. D.O.A. 10. Bring On The Girls 11. In A Simple Rhyme 12. Last Night 13. Happy Trails David Lee Roth - Lead Vocals Eddie Van Halen - Guitars, Vocals Michael Anthony - Bass, Vocals Alex Van Halen - Drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Van Halen ヴァン・ヘイレン/Gene Simmons Demos 1976 & Warner Demos 1977 Upgrade

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