カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
 

Oasis オアシス/Germany 1996

あのネブワースを頂点としてオアシスにとって栄光と波乱の一年となった1996年。意外にもこの年の最初の活動が始まった時点では、まだ小さな会場でのライブをこなしていたのです。前年にあのアールズ・コートを制覇したことでイギリスではビッグな存在となっていたものの、まだヨーロッパとアメリカでは3月まで集客動員数の少ないシアター、場合によってはクラブ・クラス。今回リリースされる1月15日のビーレフェルト公演はその典型とも言える一日でして、ヨーロッパではこの日を含めた1月の数回のギグがオアシスを先のような小会場で見られた最後のチャンスでした。オアシスのリリースに際して様々な音源を提供してきてくれているイギリスのオアシスの研究家いわく「この後に行われたエジンバラのギグで彼らを見たが、そこはアリーナ・クラス。なおさらこの時期のギグは特別だ」との思いから今回の音源を提供してくれたのです。(余談ですがエジンバラでの二公演は音源が残っていません。彼が録ってくれたらよかったのに…笑)この日の会場となったPC69というクラブは正にそんな場所。何しろ数か月後にはメイン・ロードへと上り詰めるのだから、いかに貴重な時期であるか想像してもらえるのでは。そんな貴重な96年初頭のクラブ・ギグですが、小さな会場ということが功を奏し、大変に音質の良いオーディエンス録音です。サウンドボードの域までは及ばなくとも音像は十分に近く、おまけに周囲が騒がしくないのでいよいよ聞きやすい。中でもリアムの歌声の輪郭は非常にクリアーで、これまで一切のアイテムがリリースされてこなかったのが不思議なほど。そもそも1月や2月のギグを捉えたオーディエンス・アルバムというのがまったく存在せず、一見するとアイテムが充実しているように映るオアシスの96年の中にあっては完全な空白地帯と化していたのです。そんな素晴らしい音質で描いてくれるオアシス96年の貴重なクラブ・ギグ。オープニングに「The Swamp Song」が演奏される中で登場したリアムが「oh yeah!」と力強い第一声。この場面だけでもワクワクさせてくれるのですが、彼の声が「Supersonic」辺りから荒れ始め「Hello」ではさらに辛そう。このままどんどん墜ちていくのか…と思いきや、ところがどっこい「Some Might Say」を何とか歌い切り、次の「Roll With It」で完全に復調。むしろご機嫌な雰囲気の中でギグが進み、「Shakermaker」ならぬ「Makershaker」というボケをかますリアムはおろかノエルまでよく喋ります。何故これら冒頭の曲でリアムの声が際どくなったのかと言えば、実はこの公演、彼が絶不調なまま放送されてしまったユトレヒト公演から間もないタイミングだったのです。96年最初のギグであった1月10日のユトレヒトは公演を前にリアムが風邪をこじらせ(冬ですし)てしまい、そのままステージに上がった結果があの無残な姿だったという。となればビーレフェルトはリアムが回復する過程を捉えた音源ということになる。そのせいで序盤の声が怪しかった訳ですが、それこそ「病み上がり」だったということにもなります。それで「Roll With It」以降は回復して普通に歌い終えているのは96年という時期だからこそ。この日はノエルの弾き語りコーナーも非常に魅力的。まずユトレヒトの時と同様「Whatever」から幕を開け、次なる「Wonderwall」の盛り上がりと合唱がその時に負けじと凄まじい。ユトレヒトではノエルが普通にコーラスの部分を観客に振って合唱させていました。しかしこの日は彼が冒頭の歌詞の二行目「by now should’ve somehow~」を歌わずにすかしてしまいます。ところが空白が生じる代わりに観客の合唱がここを埋めるという奇跡的な展開が鳥肌モノ。この偶然が産んだ見事なリカバリーの臨場感はオーディエンス録音が本領を発揮。ユトレヒトでは歌われなかった「Cast No Shadow」がまた感動的。ノエルがこの曲を歌う際はイントロを弾かず、代わりにアカペラから始めることが時折みられましたが、それがこの日はいつも以上にカッコよく決まっている。そこに観客によるバックコーラスが加わった演奏の素晴らしさがまた鳥肌モノ。戻ってきたリアムは最後の二曲をしっかり歌いあげます。さすがに「Live Forever」のエンディングは兄貴に助け舟を求めていますが、ノエルとしてもユトレヒトの一件から想定内だったのでしょう、無茶ぶり感のないバトンタッチで終えました。その分リアムはフィナーレ「I Am The Walrus」をジュバジュバ絶叫して締めくくり。今回のリリースに際しては、DATオーディエンス録音にありがちなバンド演奏とノエル弾き語りパートの音量差を解消するイコライズを施しています。元の録音ではノエル・コーナーの音が奥に引っ込んだ印象を受けるのですが、そこを解消して彼の歌と演奏を前面に押し出した結果、この日の魅力的な弾き語りがさらに際立つ結果となりました。元々が非常に音質のいいオーディエンス録音ですので、なおさらこの処理が功を奏しています。そして先のユトレヒトがそうだったように、幸か不幸かオアシスのライブ史においてリアムが不調な記録は多く残されてしまいました。その点リアムが復調していくライブの記録というのはそうそうないですよ! PC 69, Bielefeld, Germany 15th January 1996 TRULY PERFECT SOUND Disc 1 (45:47) 1. Intro 2. The Swamp Song 3. Acquiesce 4. Supersonic 5. Hello 6. Some Might Say 7. Roll With It 8. Shakermaker 9. Cigarettes & Alcohol 10 Champagne Supernova Disc 2 (36:59) 1. Whatever/Octopus's Garden 2. Wonderwall 3. Cast No Shadow 4. Morning Glory 5. Don't Look Back In Anger 6. Live Forever 7. I'm The Walrus 8. Outro Liam Gallagher - lead vocals, tambourine Noel Gallagher - lead guitar, vocals Paul Arthurs - rhythm guitar Paul McGuigan - bass Alan White - drums

Oasis オアシス/Germany 1996

価格:

1,649円 (税込)

購入数:

在庫

在庫あり

返品期限・条件 返品についての詳細はこちら
この商品について問い合わせる

ページトップへ