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Van Halen ヴァン・ヘイレン/FL,USA 1979

『伝説の爆撃機』を全米6位に送り込み、満を持してのヘッドライナー・ツアーで世界を蹂躙した1979年のVAN HALEN。そのフルショウを脳みそに直接注ぎ込むド級のサウンドボード・アルバムが新発掘。そんな本作に記録されているのは「1979年7月6日ウェストパームビーチ公演」。その超絶級ステレオ・サウンドボード録音です。“WORLD VACATION Tour 1979”と言えば、先日も『TUCSON 1979』や『OSAKA 1979 2ND NIGHT』など、近年になって急激にサウンドボード事情が発展してきた時期。本作は、そんな勢いを更に加速させる新発掘サウンドボードなのです。その気になるクオリティの前に、まずはショウのポジション。上記2タイトルと併せ、ワールドツアーの全体像から確認してみましょう。《3月23日『伝説の爆撃機』発売》・3月25日-6月10日:北米#1(51公演)・6月14日-29日:欧州(12公演)・7月5日-8月26日:北米#2(31公演)←★ココ★・9月3日-13日:日本(7公演) ←※OSAKA 1979 2ND NIGHT ・9月18日-10月7日:北米#3(12公演) ←※TUCSON 1979《12月『暗黒の掟』制作開始》これが1979年のVAN HALEN。『TUCSON 1979』も北米ツアーでしたがレッグが異なり、本作は“WORLD VACATION Tour”中盤。欧州から帰国したばかりとなる「北米#2」2公演目にあたるコンサートでした。さて、そんなショウから発掘された本作は、まさに衝撃の超絶級サウンドボード。同じ北米という事で『TUCSON 1979』と比較しますと……酷似。もちろん、オープニングで「ウェストパームビーチ!!」とコールしますし、演奏もミックスもまったくの別物。しかし、ムキ出しになった芯やギター弦やドラムの皮の振動レベルなディテール、荒々しいまでに左右へ飛ぶパン等々、凄まじいまでの卓直結感は本作でもたっぷり味わえるのです。強いて『TUCSON 1979』との違いを挙げるなら、本作の方がクリア。あの超名盤を体験された方なら「TUCSON 1979のどこが曇ってると言うんだ!?」と思われるでしょうが、これが本当。聴き直してみると『TUCSON 1979』は音圧がギリギリでピークに「これ以上上げたら詰まるぞ」という感じで録音されていたのですが、本作は全力の打音ピークでも全員一丸のフォルテッシモでも余裕が感じられ、その結果、終始伸びやかなニュアンスが崩れない。アンサンブルの立体感はより深く、ノートの伸びは一層美しいのです。もちろん、『TUCSON 1979』も本作も問答無用の超絶クラスではあるものの、「王座はどっち?」と訊かれたら本作を挙げないわけにはいかない。そんな頂点更新サウンドボード・アルバムなのです。しかも、本作はそんな衝撃サウンドボードの最高峰を引き上げる「ひと手間」も実施。実のところ、ネット公開された原音は激しくピッチが狂っていたのですが、そこは徹底的に調整。ビシッと正常に整え、現場の出音を忠実に再現しました。そんな衝撃サウンドで描かれるのは、初期ならではの勢いとフルセットのスケールを併せ持った90分。セットリストは“WORLD VACATION Tour”の標準的なものですが、今後の入門向けにもなりますので念のため再掲しておきましょう。炎の導火線(8曲+α)・Runnin' With The Devil/On Fire/Jamies Cryin’/Feel Your Love Tonight/Ice Cream Man/Ain't Talkin' 'Bout Love/You Really Got Me/Atomic Punk 伝説の爆撃機(7曲)・Light Up The Sky/Somebody Get Me A Doctor/ Dance The Night Away/Beautiful Girls/You're No Good/Outta Love Again/Bottoms Up! ……と、このように『炎の導火線』『伝説の爆撃機』の2枚を濃縮還元。1曲1曲に注目してもステージ・テンションで爆上げされ、全体を通すと1回のショウとしての自然な起伏が素晴らしい。アナログLPの枠に閉じ込められていたエネルギーが一挙に開放され、歴史的名盤である『炎の導火線』『伝説の爆撃機』以上とも言えるロックが吹き出しているのです。ここまででお腹いっぱいですが、本作はさらに美味しいボーナスも収録。ツアーのためのリハーサルから「Dance The Night Away」「Beautiful Girls」を追加収録しているのです。リハーサル音源は以前から知られていますが、本作はライヴ本編とセットで発掘されたマスター。本作では本編ライヴ・サウンドボードと続けて聴きやすいようにバランス調整しつつ、そのまま収録致しました。あまりの素晴らしさに「『炎の導火線』『伝説の爆撃機』以上」と筆が走ってしまいましたが、何度聞き返しても同じ思いに駆られる。超絶な卓直結感と伸びやかさを併せ持ったサウンドと、帰国2公演目という演奏テンションに名曲の濃縮度……。あらゆるポイントで「これ以上はない」としか思えない。もはやVAN HALENという1バンドの傑作と言うよりは、音楽ジャンル「ロック」の最高傑作かも知れないライヴアルバム。「1979年7月6日ウェストパームビーチ公演」の超ド級ステレオ・サウンドボード録音。ムキ出しになった芯やギター弦やドラムの皮の振動レベルなディテール、荒々しいまでに左右へ飛ぶパン等々、凄まじいまでの卓直結感が強烈。さらにナチュラルな伸びやかさや鳴りの美しさは、あの超名盤『TUCSON 1979』さえ凌駕しかねない。初期2枚の名曲を濃縮しつつ、1曲1曲がステージ・テンションで爆上げされ、全体を通すと1回のショウとしての自然な起伏が素晴らしい。『炎の導火線』『伝説の爆撃機』以上とも言えるロックが吹き出すライヴアルバムです。ツアー・リハから2曲ボーナス追加収録。 West Palm Beach Auditorium, West Palm Beach, FL, USA 6th July 1979 STEREO SBD!!! Disc 1 (48:26) 1. Intro 2. Light Up the Sky 3. Somebody Get Me a Doctor 4. Runnin' With the Devil 5. Dance the Night Away 6. Beautiful Girls 7. On Fire 8. You're No Good 9. Jamie's Cryin' 10. Feel Your Love Tonight 11. Outta Love Again 12. Ice Cream Man Disc 2 (41:37) 1. Ain't Talkin' 'bout Love 2. Guitar Solo 3. You Really Got Me 4. Bottoms Up! 5. Atomic Punk Bonus Tracks 6. Dance The Night Away (Tour Rehearsals) 7. Beautiful Girls (Tour Rehearsals) David Lee Roth - Lead Vocals Eddie Van Halen - Guitars, Vocals Michael Anthony - Bass, Vocals Alex Van Halen - Drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Van Halen ヴァン・ヘイレン/FL,USA 1979

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