本作は、その初日「2015年10月20日グランキューブ大阪」公演のオーディエンス・アルバムです!! 気になるポイント1:サウンド これがまた、まさに“録って出し”の超リアルさでハイクオリティなド迫力サウンド。バンド登場の瞬間に「あれ? 過剰入力?」と一瞬不安にもなりますが、「ウーウォウォウォウ、オーサカー!」の絶叫と共に演奏が始まるや、それが単なるカン違いと分かる。まったくもってバツグンにクリア、いえ、ド・クリアなサウンドでショウを捉えきっています。“THE PURPLE TOUR”も2015年5月から8月までたっぷりとアメリカ全土を回ったわけですが、なぜかマトモな録音がほとんどありませんでした。現在のところ、本作がツアーNo.1の録音なのは間違いありません。 ●気になるポイント2:カヴァデールいやはや、とんでもない絶・絶好調! 全米ツアーの終了から丸2ヶ月のオフを挟んだだけあって、疲労の「ひ」の字すらなく、冒頭から凄まじいシャウトの連発。しかも、それが割れていない。正直なところ、近年ではガラガラ声に辟易とするライヴも多いのですが、本作ではまっすぐレーザーのように伸び、ギターソロでレブ・ビーチやジョエル・ホークストラをコールするシャウトさえ、空を切り裂く。まったくもって、久しく聴いていなかったような絶好調ぶりです。 気になるポイント3:バンド超絶にかっ飛ばすカヴァデールに引っ張られるかのように、バンドもえらくハイテンション。初日だけにミスの心配もありましたが、全米ツアーでアンサンブルをしっかりと掴んだ上に、久々の初日への気合いが良い方向に転化したようです。文句なしの大好演! 気になるポイント4:セットリスト 事前に“日本用に2曲増える”との情報も流れましたが、それだけではありませんでした。直前のアメリカ日程と比べると「Slide It In」「Bad Boys」が落ち、「Fool For Your Loving」「Ain't No Love In The Heart Of The City」「Soldier Of Fortune」「Stormbringer」の4曲がセットイン。特に「Soldier Of Fortune」「Stormbringer」のパープル2曲はやはり嬉しいところです。もちろん、初期WHITESNAKEの「Fool For Your Loving」「Ain't No Love In The Heart Of The City」も嬉しいのですが、せっかくの“THE PURPLE TOUR”。ワールドツアー序盤で演奏していたパープル曲「Lay Down, Stay Down」「Lady Double Dealer」が聴きたかった………というのは贅沢な話ですね。いつもの来日とは違う“THE PURPLE JAPAN TOUR”は、たった今まさに続行中。各地の名テーパー達からも気合いの入った報告が続いており、これからも名録音や他公演が続々と出てくることでしょう。「 Grand Cube, Osaka, Japan 20th October 2015 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (62:01) 1. Pre Show Music 2. Intro. 3. Burn 4. Fool For Your Loving 5. Love Ain't No Stranger 6. The Gypsy 7. Give Me All Your Love 8. You Keep On Moving 9. Ain't No Love In The Heart Of The City 10. Guitar Solo 11. Mistreated Disc 2 (44:57) 1. Blues Harp Session feat. Michael Devin 2. You Fool No One 3. Drum Solo 4. You Fool No One (Reprise) 5. Band Introduction 6. Soldier Of Fortune 7. Is This Love 8. Stormbringer 9. Here I Go Again 10. Still Of The Night David Coverdale - Vocal Joel Hoekstra - Guitar Reb Beach - Guitar Michael Devin - Bass Tommy Aldridge - Drums Michele Luppi - Keyboards