マーカス・ミラーとジャコ・パストリアスという夢の競演が高音質オーディエンス録音にて約170分に及び収録されています。「ベーシストが二人ってどうなんでしょうね?」と思う方も居るかもしれませんが、バチバチと叩くスタイルのマーカスに対し、人差指中指でフレッドレス・ベースをマイルドに鳴らすジャコのプレイ・スタイルは正反対で、一聴瞭然。キッチリと住み分けができています。マイルス・デイヴィスの1981年カムバック・ツアーのメンバーに抜擢され勢いのあるマーカスに、フュージョン・ベースの大レジェンド、ジャコが誘われたカタチでしょうか。ジャコは残念ながら以後光るプレイがなかなか見られなくなっていく時期。スタイルは違えどベースの超人として、ジャコから新時代のマーカスへとバトンが渡された競演だったように感じてしまいます。ドラムはリターン・トゥ・フォーエヴァーに在籍していたレニー・ホワイト。この後マーカスとレニー・ホワイト、そしてここにも参加しているキーボードのバーナード・ライトはジャマイカ・ボーイズを結成するだけありここでも息の合った演奏を聴かせるのです。Recorded Live at 55 Grand, New York City, NY, January 06, 1984 EXCELLENT Audience Recording // 168 min Early Set ***** DISC 1 01. FREEDOM JAZZ DANCE 02. PEOPLE MAKE THE WORLD GO ROUND 03. INVITATION 04. LIVERTY CITY 05. BLUES GROOVE 06. FUNKY BEAT Late Set ***** DISC 2 01. FUNK GROOVE - fade out 02. PEOPLE MAKE THE WORLD GO ROUND DISC 3 03. MAIDEN VOYAGE / CONTINUUM 04. BLUES GROOVE 05. THE ANTHEM Marcus Miller - bass, vocals Jaco Pastorius - bass, keyboards Bernard Wright - keyboards, vocals Kim Peluma - guitar Lenny White - drums