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Whitesnake ホワイトスネイク/Tokyo,Japan 5.21.2006

新曲入りのライヴ盤『LIVE... IN THE SHADOW OF THE BLUES』で本格再始動を宣言し、再び日本に戻ってきた2006年のWHITESNAKE。激レア曲も美味しい新発掘オリジナル録音がリリース決定です。そんな本作に吹き込まれているのは「2006年5月21日:東京国際フォーラム」公演。その強力オーディエンス録音です。2006年の来日は、どういうわけかあまり録音には恵まれていない(公式ライヴ盤が出たばかりだったから?)。良い機会でもありますので、当時のスケジュールから振り返ってみましょう。・5月9日:Zepp Fukuoka・5月10日:広島郵便貯金ホール・5月12日:名古屋市民会館・5月14日:パシフィコ横浜 ・5月15日:アクトシティ浜松・5月16日:グランキューブ大阪・5月18日:新潟テルサ・5月19日:Zepp Sendai・5月21日:東京国際フォーラム ←★本作★ 以上、全9公演。現在までに21世紀WHITESNAKEは七度来日しているわけですが、公演数では2006年こそが最多。スタジオ新作もない状態での再来日にも関わらず、根強い人気ぶりを見せつけてくれました。本作の東京国際フォーラム公演は、その中でもハイライトとなる千秋楽でした。そんな現場で録音された本作は、端正な鳴りとリアルな現場感を併せ持ったオリジナル録音。2階席から録音しているために距離感は否めないものの、その空気感を貫く芯は力強く、レーザー光線のように真っ直ぐ届く。録音家本人から譲られたマスターだけにダビング痕などあろうはずもなく、瑞々しいサウンドは細部まで伝えてくれるのです。実際、ホール鳴りは結構厚めにも関わらずアンサンブルが塊にならず、ツインの絡みもハーモニーの美しさもしっかりと味わえるのです。そのフレッシュ・サウンドで描かれるのは、激レア曲も美味しいフルショウ。出たばかりの公式ライヴ盤『LIVE... IN THE SHADOW OF THE BLUES』とも似て非なるセットですので、比較しながら整理してみましょう。クラシックス・ディープ・パープル:Burn/Stormbringer・クラシック・スネイク: Walking In The Shadow Of Blues/Love Hunter(★)/Ready An' Willing/Ain't No Love In The Heart Of The City/Take Me With You ゲフィン時代・スライド・イット・イン:Guilty Of Love(★)/Love Ain't No Stranger/Slow An' Easy・サーペンス・アルバス:Is This Love/Crying In The Rain/Give Me All Your Love/Here I Go Again/Still Of The Night その他・Ready To Rock/Snake Dance ※注:「★」印は『LIVE... IN THE SHADOW OF THE BLUES』でも聴けない曲。……と、このようになっています。当時は「Love Hunter」や「Guilty Of Love」の復活も嬉しかったですが、今の視点で言うと最大のポイントは「Ready To Rock」でしょう。ダグ・アルドリッチとの新曲第一弾だったわけですが、日本では仙台公演と国際フォーラムだけであり、全世界的にも10回あったかどうかという激レア曲。その貴重な生演奏を東京の現場で体験できるわけです。また、本作はその現場感も美味しい。基本的に間近な話し声などはないのですが、どよめきや感嘆の声は吸い込んでいる。これが本当にリアル。例えば、開演の「Burn」。現場では「Bad Boys」していたのか、あのリフが飛び出すや1階席から凄まじい「うぉおおおぉお!」が沸き立ち、録音者の近くでも「おほぉっ」と嬉しそうな声が漏れている(笑)。しかも「Stormbringer」に雪崩れ込むや更なる大合唱が起こり、再び「Burn」に戻るとまたもやどよめき。今から考えると強引すぎるアレンジな気もしますが、その効果は絶大。初めて聴くからこその歓喜がやけに懐かしかったりもするのです。歴史的にも激レア曲が美味しい音楽作品ですが、同時にどうしようもなく郷愁を掻き立ててくれるライヴアルバムでもあります。デヴィッド・カヴァデールが「2022年には“お別れツアー”をする」と発言し、物議を呼んでいるWHITESNAKE。恐らく日本にも来てくれるでしょうが、本作は来日決定の報を待つ間の癒しに絶好の1本なのです。再始動の喜びも懐かしい1ページとなっている今だからこそ、再び体験したいあの空間。Live at Tokyo International Forum, Tokyo, Japan 21st May 2006 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters) Disc 1(64:29) 1. Intro. 2. Burn 3. Stormbringer / Burn (reprise) 4. Guilty Of Love 5. Love Ain't No Stranger 6. Walking In The Shadow Of Blues 7. Lovehunter 8. Slow An' Easy 9. Is This Love 10. Ready To Rock 新曲 11. Hit An' Run intro. / Ready An' Willing 12. Guitar Solo 14. Snake Dance 15. Crying In The Rain 16. Drums Solo 17. Crying In The Rain (reprise) Disc 2(42:55) 1. Band Introduction 2. Ain't No Love In The Heart Of The City 3. Give Me All Your Love 4. Here I Go Again 5. Take Me With You 6. Still Of The Night 7. We Wish You Well David Coverdale - Vocals Doug Aldrich - Guitar Reb Beach - Guitar Uriah Duffy - Bass Tommy Aldridge - Drums Timothy Drury - Keyboards

Whitesnake ホワイトスネイク/Tokyo,Japan 5.21.2006

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