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David Bowie デビッド・ボウイ/Osaka,Japan 2004 Upgrade

1973年の初来日以降、生涯で49公演のライヴ・イン・ジャパンを行ったデヴィッド・ボウイ。その「最後の1回」を超極上体験できるライヴアルバムが登場です。その最後の1回とは「2004年3月11日:大阪城ホール」公演。本作は、その一部始終を真空パックした超絶級オーディエンス録音です。最後の来日が実現したのは、最後のワールド・ツアー“A REALITY Tour”の一幕でもありました。ツアーは完遂することなくボウイが病魔に倒れ、その後二度とツアーが行われることはありませんでした。1公演1公演がカウントダウンなツアーにあって、日本はどんなポジションだったのか。改めてツアー全景から振り返ってみましょう。 2003年・8月19日:ウォームアップ・ギグ《9月16日『REALITY』発売》・10月7日ー11月28日:欧州#1(31公演)←※公式盤A REALITY TOUR・12月13日ー20日:北米#1a(4公演)2004年・1月7日ー3月1日:北米#1b/オセアニア(26公演)・3月4日:シンガポール公演 ・3月8日ー3月11日:日本(3公演) ←★ココ★・3月14日:香港公演・3月29日ー6月25日:北米#2/欧州#2(46公演)《6月25日:動脈瘤により緊急搬送》これが“A REALITY Tour 2003-2004”の全体像。ボウイは2004年6月のドイツで倒れたわけですが、日本はその約3ヶ月前。3ヵ国を巡るアジア・レッグの真ん中でもありました。「日本武道館2公演+大阪城1公演」という構成で、本作は正真正銘「最後の日本公演」だった大阪公演を永久保存しているわけです。あまりにも重く、メモリアルなショウですが、それを伝えるサウンド自体が真の衝撃。実のところ、以前『A REALITY IN OSAKA: THE LAST CONCERT IN JAPAN』としてご紹介したことのあるマスターなのですが、今聴き直してみても「まるでサウンドボード」そのもの。それも精緻に磨き込まれたFM放送級の超極上サウンドなのです。極太の芯、細やかすぎるディテール、完全ゼロ距離なド密着感、各楽器も歌声もコーラスも綺麗に分離したセパレート感……このツアーには公式ライヴ作『A REALITY TOUR』が残されているわけですが、並べて再生しても半歩も譲らない。ヘッドフォンで全力のアラ探しをしてみても、オーディエンスっぽさは曲間の喝采や声援だけ。5年前に『A REALITY IN OSAKA』としてリリースされた際にも「ボウイの全キャリア、全オーディエンス録音でも、本作を超えるものはまずない」と激賞されたのですが、現在でもその王座はまったく揺るいでいないのです。実際、究極のサウンドにはアップグレードの余地さえありませんでした。『A REALITY IN OSAKA』の時点でリマスターされていたわけですが、今回のリリースに際して進化した技術での磨き直しも挑戦しました。しかし、まったく動かせない。波形とにらめっこしても傷が見当たらず、ギリギリのバランスで整えられた美しさは、ほんの少しでもイジろうものなら曇ってしまう。本来であれば向上したサウンドで驚いていただきたいのですが、それも許さぬ、”極みの美音”だったのです。そんな奇跡のサウンドで描かれるのは、ボウイ最後の日本公演。そのあまりにもメモリアルなフルセットを公式ライヴ作『A REALITY TOUR』との比較しながら整理しておきましょう。70年代/80年代クラシックス(16曲)・ジギースターダスト:Hang On To Yourself/Five Years/Suffragette City(★)/Ziggy Stardust ・ロウ:Be My Wife/Sound And Vision(★)/A New Career In A New Town(★)・その他:The Man Who Sold The World/Quicksand(★)/All The Young Dudes/Rebel, Rebel/Fame/"Heroes"/Ashes To Ashes/Under Pressure/China Girl(★) 90年代以降(12曲)・ヒーザン:Cactus/5:15 The Angels Have Gone(★)/Sunday/Heathen (The Rays)/Slip Away・リアリティ:New Killer Star/Reality/Looking For Water(★)/The Loneliest Guy/Bring Me The Disco King・その他:Hallo Spaceboy/I'm Afraid of Americans ※注:「★」印は公式作『A REALITY TOUR』で聴けない曲。……と、このようになっています。公式『A REALITY TOUR』とも似て非なる名曲の宝庫が嬉しいですが、それ以上なのが最後の現場に立ち会っているリアリティ。実際に会場へ足を運ばれた方も多いと思いますが、あの感動がひしひしと伝わってくる。背後のライトから照らし出されるシルエット、Tシャツにジーンズの出で立ち、いつになくMCをしゃべり、”Thank you, thank you, thank you…”を繰り返し、「Ashes To Ashes」の“Jap girls in synthesis…”や「Ziggy Stardust」の“cat from Japan…”といった歌詞に力を込める歌声。サウンド・クオリティはオフィシャル作品級ではありますが、その現実感・臨場感はオーディエンス録音だからこそ。「まるでサウンドボード」ではあるものの、それ以上の輝きに満ちたフル・ライヴアルバムなのです。日本最後の「Ziggy Stardust」を歌い終えたボウイがボツリ「サヨナラ」と告げて幕を閉じる本作。極めつけの美音によって全世界的な秘宝となっている奇跡録音ですが、そこに刻まれた1曲1曲、一声一声に「これが日本最後」という重みが宿っている。日本人なら誰もが体験したかった現場に、奇跡のサウンドで居合わせられる2枚組です。まさに日本洋楽史の国宝。生涯最後のライヴ・イン・ジャパン「2004年3月11日:大阪城ホール」公演の超絶級オーディエンス録音。極太の芯、細やかすぎるディテール、完全ゼロ距離なド密着感、各楽器も歌声もコーラスも綺麗に分離したセパレート感……それこそ、公式ライヴ作『A REALITY TOUR』と並べて再生しても半歩も譲らない超極上のクオリティ。発掘当時「ボウイの全キャリア、全オーディエンス録音でも、本作を超えるものはまずない」と激賞されたのですが、現在でもその王座はまったく揺るいでいない。奇跡のサウンドで日本最後の夜をフル体験できる、日本洋楽史の国宝ライヴアルバムです。Live at Osaka-Jo Hall, Osaka, Japan 11th March 2004 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)★奇跡の超高音質 Disc 1 (68:38) 1. Intro 2. Rebel Rebel 3. Hang On To Yourself 4. New Killer Star 5. Fame 6. Cactus 7. All The Young Dudes 8. China Girl 9. Reality 10. 5:15 The Angels Have Gone 11. The Man Who Sold The World 12. Hallo Spaceboy 13. Sunday 14. Heathen (The Rays) 15. Band Introductions 16. Under Pressure Disc 2 (76:21) 1. Slip Away 2. Looking For Water 3. Quicksand 4. The Loneliest Guy 5. Be My Wife 6. Sound And Vision 7. Ashes To Ashes 8. I'm Afraid of Americans 9. "Heroes" 10. Bring Me The Disco King 11. A New Career In A New Town 12. Five Years 13. Suffragette City 14. Ziggy Stardust David Bowie - vocals, guitars, harmonica Earl Slick - guitar Gerry Leonard - guitar Gail Ann Dorsey - bass, backing vocals Sterling Campbell - drums Mike Garson - keyboards, piano Catherine Russell - keyboards, percussion, acoustic guitar, backing vocals

David Bowie デビッド・ボウイ/Osaka,Japan 2004 Upgrade

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