オアシス伝説の迷演2000年ウェンブリー映像のリリースを記念(笑)し、同日の極めて貴重なオーディエンス録音を用意いたしました。もちろんプロショット映像の存在する日ですので、この日のオーディエンス録音というのはトレーダー間の中にもあまり出回っていないもの。当然でしょう。今回はステレオ音声の映像ベスト・バージョンと共にイギリスのオアシス研究家が気を利かせて同封してくれたのが同日のオーディエンス録音。どっこいこれがなかなかの高音質。もちろん野外スタジアムのアリーナの中、つまり人間の海状態の中で敢行された録音ですので、周期的に音像が揺れてしまう。また前半では右チャンネルに物が当たるノイズが入ってしまうこともしばしば。それでもリアムの歌声を中心として全体の音像はかなりオンなバランスであり、何よりオアシスのオーディエンス録音で生じがちな合唱が皆無。マニアであれば十分に楽しめるクオリティなのです。こうして客席からのドキュメントとしてウェンブリー二日目という迷演を聞いてみれば、この日のリアムの泥酔ぶりがさらにリアルに伝わってくる。特に「Who Feels Love?」から「Wonderwall」辺りまでのぐでんぐでんな歌いっぷりが生々しいほど。そんなリアムは酔いのせいで音程が怪しくなったり、あるいは歌詞を飛ばしたりする場面こそ散見されるものの、一方で歌のタイミングは絶対に外さないのだから面白い。この辺りが天性のシンガーたる所以でしょうか。彼がアンコールの間も引っ込まず、観客に語り掛けている場面における周囲の「何でリアム居るの?」的な臨場感もまた面白いもの。そしてこの日の名場面であった(笑)リアムがノエルにキスした際に会場が沸く様子が伝わってくるのもオーディエンス録音ならでは。何しろプロショット映像が存在する日ですし、その上安定感に欠ける録音状態なのは事実。それでもトレーダー間にもなかなか出回っていない貴重なオーディエンス・ソース。マニアックな音源であることは否めませんが、だからこそ今回のCDにて、ウェンブリー・スタジアム二日目のアナザーサイド・ドキュメントを是非お試しください! Live at Wembley Stadium, London, UK 22nd July 2000 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND Disc 1 (55:10) 01. Fucking In The Bushes 02. Go Let It Out 03. Who Feels Love? 04. Supersonic 05. Shakermaker 06. Acquisce 07. Step Out 08. Gas Panic 09. Roll With It 10. Stand By Me Disc 2 (46:14) 01. Wonderwall 02. Cigarettes & Alcohol 03. Dont Look Back In Anger 04. Live Forever 05. Hey Hey My My 06. Champayne Supernova 07. Rock 'n' Roll Star Liam Gallagher - vocals, tambourine Noel Gallagher - guitar, vocals Gem Archer - guitar Andy Bell - bass Alan White - drums