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Iron Maiden アイアン・メイデン/France 1993 Complete Upgrade

黄金時代の終焉となった”REAL LIVE Tour”。その最高傑作と呼ばれた伝説録音の大元マスターが遂に発掘。その最高傑作が記録されたのは「1993年4月10日パリ公演」。コア・コレクターの間では伝説的に語られてきた超絶級オーディエンス録音です。本作は諸事情に詳しい方ならすでにお心を決めていると思いますが、そうではない方のためにイチから始めましょう。ブルース・ディッキンソンの最終作と言えば『FEAR OF THE DARK』ですが、その後のツアーは2つに大別されます。まずは、当時のスケジュールを紐解き、ショウのポジションを確かめてみましょう。1992年“FEAR OF THE DARK Tour”《5月11日『FEAR OF THE DARK』発売》・6月3日+5日:英国(2公演)・6月8日ー7月17日:北米(25公演)・7月25日ー8月4日:南米(5公演)・8月15日ー9月19日:欧州#1(18公演)←※公式LIVE AT DONINGTON・9月26日ー10月10日:中南米(6公演)・10月20日ー11月4日:オセアニア/日本(10公演)《ブルース・ディッキンソン脱退を表明》1993年”REAL LIVE Tour”《5月11日『A Real LIVE One』発売》・3月25日ー6月4日:欧州#2(44公演)←★ココ★・8月27日+28日:英国(2公演)←※公式RAISING HELL《ディッキンソン脱退》《10月18日『A Real DEAD One』発売》《11月8日『LIVE AT DONINGTON』発売》【伝説の名録音が大元DATサウンドで発掘】これが1992年/1993年のIRON MAIDEN。1992年は『FEAR OF THE DARK』に伴うツアーで、1993年はライヴ盤『A REAL LIVE ONE』がテーマでした。そして本作のパリ公演は、後者。「欧州#2」の9公演目にあたるコンサートでした。このショウは幾つもの録音が残された事で知られるのですが、そのうちの1本が特別中の特別。かの「Stephane」氏による作品でして”REAL LIVE Tour”の全オーディエンス録音の中で……いえ、サウンドボードを入れてもNo.1という超・名録音なのです。ただし、知る人ぞ知る秘宝でもありました。何しろ、公式のライヴ作が大量にリリースされた時期。発掘やトレードが盛んとは言えず、オーディエンス録音まで追究するマニアは限られてきた。その結果、この録音はコンプリーター達のトレード・リストに載るのがせいぜいで、上級コレクターであっても指をくわえて憧れるしかなかったのです。ところが、そんな伝説録音が遂に公開となった。しかも、「Stephane」氏の大元DATからダイレクト・トランスファーされた究極クオリティ盤なのです!そんな本作が「ツアー最高傑作」とされる最大の要因は、もちろんサウンド。とにかくド密着・極太・超繊細。「Stephane」氏によるサバスの新名盤『DEFINITIVE PARIS 1992』が「まるでサウンドボード!」と大好評でしたが、本作も負けず劣らず。実際『A REAL DEAD ONE』と比べると、スネアやヴォーカルに極わずかなホール鳴りを感じるものの、それも曇りや濁りにならず「音の伸び」となっている。この時期の公式ライヴ作は極端に詰まったサウンドに仕上げられているだけに、むしろ本作の方が「オフィシャルっぽい」と感じるかも知れない。つまり、オーディエンスならではの美点はあっても欠点が微塵もなく、オフィシャルより美しい……そんな超絶サウンドなのです。【サウンドボード/オフィシャルさえ超越した最高傑作】さらにポイントなのが完全収録であること。実は、このツアーからは2つのサウンドボード(トリノ公演・ミラノ公演)も定番となっているのですが、本作はそのどちらよりも優れている。トリノ公演サウンドボードはフルではあっても本作ほどのサウンドではなく、ミラノ公演差ウインドボードは音こそなかなかであっても不完全。つまり、本作は音質・長さの両面で「サウンドボード超え」なのです。そして「最高傑作」の決定打となっているのがライヴそのもの。ご存知の通り、1993年の公式作品と言えば『RAISING HELL』も残されていますが、あれは手品師との共演企画。構成もチグハグなら演奏もボロボロで、オフィシャル再発されない最大の要因とも言われています(ちなみに、当店の『RAISING HELL: DELUXE EDITION』でベスト・クオリティ版が楽しめます)。ところが、本作は通常ツアーだけに流れも演奏も本気。「ブルースが手を抜いた」との悪評も付きまとう時期ではあるものの、まだ9公演目なせいか全盛期の名に恥じないショウが楽しめる。「Where Eagles Dare」など、1983年を彷彿とさせつつも当時より更に表情豊かになった絶唱を轟かせてくれるのです。また、ツアー本編だけにセットも『RAISING HELL』も異なる。ここで、比較しながら整理しておきましょう。『死霊復活』以前(10曲)・鋼鉄の処女:Prowler(★)/Transylvania/Remember Tomorrow(★)/Iron Maiden/Sanctuary・魔力の刻印:The Number Of The Beast/Run To The Hills/Hallowed Be Thy Name・頭脳改革:Where Eagles Dare(★)/The Trooper 『死霊復活』以後(10曲)・サムホエア・イン・タイム:Wasted Years(★)/Heaven Can Wait・第七の予言:The Evil That Men Do/The Clarivoyant・ノー・プレイヤー・フォー・ザ・ダイイング:Bring Your Daughter... To The Slaughter・フィア・オブ・ザ・ダーク:Be Quick Or Be Dead/From Here To Eternity/Wasting Love(★)/Afraid To Shoot Strangers/Fear Of The Dark ※注:「★」印は公式映像『RAISING HELL』で聴けない曲。最後に、パリ公演にまつわる謎をひとつ。実は、このショウはオフィシャルでもサウンドボード録音されており『A REAL DEAD ONE』に「2 Minutes To Midnight」が採用されている……とクレジットされていますが、上記の通り「2 Minutes To Midnight」は演奏していない。これは本作が録音漏れなのではなく、この時期(4月6日ー17日の9公演)は「2 Minutes To Midnight」はセット落ちしていた。他のフランス公演だったのか、それとも1992年だったのか……ともあれ、公式クレジットが間違っているのは確実です。閑話休題。ともあれ、サウンド/収録時間で代表サウンドボードを超越し、ショウの出来でオフィシャル作を超えた「ツアー最高傑作」です。これまでコア・コレクターでも限られたコンプリーター達しか楽しめなかった秘宝。それを大元DATマスター・クオリティで味わえるのです。オフィシャルでしか”REAL LIVE Tour”をご存じない方には新鮮で、コアなマニアには感涙モノの1本。「1993年4月10日パリ公演」の超絶級オーディエンス録音。「サウンドボード以上」と噂されながら、これまでコア・コレクター間でしか流通しなかった伝説録音を大元DATマスターからダイレクトにトランスファーした銘品中の銘品です。ツアーNo.1サウンドで完全収録しており、ショウの熱演ぶりも公式作品『RAISING HELL』も凌駕している。あらゆる意味でディッキンソン最後の“REAL LIVE Tour”の最高傑作。90年代を代表する新名盤の誕生です。Elysee Montmartre, Paris, France 10th April 1993 ULTIMATE SOUND 奇跡の超高音質・初登場音源 Disc 1 (54:50) 1. Intro 2. Be Quick or Be Dead 3. The Number of the Beast 4. Prowler 5. Transylvania 6. Remember Tomorrow 7. Where Eagles Dare 8. From Here to Eternity 9. Wasting Love 10. Bring Your Daughter...to the Slaughter 11. Wasted Years 12. The Evil That Men Do Disc 2 (53:55) 1. MC 2. Afraid to Shoot Strangers 3. Fear of the Dark 4. The Clarivoyant 5. Heaven Can Wait 6. Run to the Hills 7. Iron Maiden 8. Hallowed Be Thy Name 9. The Trooper 10. Sanctuary Bruce Dickinson - Lead Vocal Steve Harris - Bass Dave Murray - Guitar Janick Gers - Guitar Nicko McBrain - Drums

Iron Maiden アイアン・メイデン/France 1993 Complete Upgrade

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