新型コロナ・パンデミックを乗り越え、再び動き出した巨人MEGADETH。その最新ライヴを楽しめる超極上ライヴセットが登場です。現在の彼らは、LAMB OF GODとのカップリング・ツアー“THE METAL TOUR OF THE YEAR”に邁進中。その記録が連日連夜登場しているわけですが、本作はその中でも特上のクオリティでコレクターを沸かせている2公演マスター。「2021年9月15日カムデン公演」の超絶景ショットと、「9月18日ノーブルズビル公演」の極上録音をセットした2枚組です。ご存知の通り、現在のMEGADETHはデイヴ・エレフソンと袂を別ち、ジェイムズ・ロメンゾが復帰。来る新作『THE SICK, THE DYING... AND THE DEAD!』のリリースを控えつつ、その後の日程も徐々に決まり始めています。その近況を知る意味でも、まずは現在までに公表されているスケジュールを整理しておきましょう。2021年・8月20日ー10月2日:北米(29公演) ←★ココ★《『THE SICK, THE DYING... AND THE DEAD!』発売!?》2022年 ・6月5日ー30日:欧州(6公演)これが現在までに判明している2021年/2022年のスケジュール。スタジオ新作はタイトルも発表されていますが、リリース日だけが不明(2021年中には発売されるようです)。そんな2021年のライヴは“THE METAL TOUR OF THE YEAR”だけであり、本作の2公演はその中盤17公演目(カムデン)と19公演目(ノーブルズビル)でした。そんな2公演を収録した本作のポイントは、衝撃的なまでのクオリティ。映像篇(DISC 1)にしてもライヴアルバム篇(DISC 2)にしても、日程が残っている段階で「これはツアーNo.1になるでしょう」と話題になっているマスターなのです。その衝撃はDISC 1を再生した瞬間から強烈。とにかくメチャクチャに綺麗! ステージ中央を真正面から見すえたオーディエンス・ショットなのですが、スタンド席なのかアリーナ席の遙か頭上を素通りし、遮蔽物ゼロでステージを直視できる超絶景。実のところ、思い切り引くと結構距離があると分かるのですが、その距離感を完全に消し去ってしまうのが異様な解像度の画質。遠景だと言うのに髪の毛やギター弦の1本1本まで見えてしまうほど鮮明で、最アップで迫るとステージ・スクリーンのLEDの1粒1粒まで分かるのです。そして、猛烈な安定感。最アップではデイヴ・ムステインの全身が画面いっぱいになるのですが、そのまま左右に振ってもまったくブレが起きない。三脚を使っているのか、それともこれが最新機材の手ブレ防止機能なのか……。そう言えば、新型コロナ禍によって音楽シーン自体が停止していたわけですが、その間も技術は進歩している。撮影されてなかったから知らなかっただけで、本作こそが「2021年基準」なのかも知れません。そんな超絶映像に続くノーブルズビル公演のフル録音(DISC 2)も超絶クオリティ。とにかくド密着&超タイト。1階アリーナ席から録られているようですが、ホール鳴りも極少で超極太の芯が耳元にガンガン迫ってくる。しかも、これまた異様に綺麗。セパレート感がオーディエンスらしからぬほど“立って”おり、バンドがどんなにパワフルになってもまったくビビらない。リアルすぎる熱狂も吸い込まれているのでオーディエンス録音なんだろう……とは思えるのですが、肝心要の演奏音やヴォーカルは完全オフィシャル級。これまた「2021年の客録ってこんなに凄いの!?」とド肝を抜かれるのです。また、そのダイレクト感と異様に鮮やかなステレオ感が本作のカップリングにとって重要。カムデン映像(DISC 1)もクリアな音声ではありますが、撮影ポジションの関係で距離感はどうしても拭えなかった。それに対し、ノーブルズビル録音(DISC 2)は映像こそないものの、ゼロ距離な密着が比類ない。まさに互いが互いを補完し合う2つの頂点記録なのです。そんなツイン・ピークスで描かれるのは、ロメンゾを迎えた最新型メガデスのフルショウ。2公演で微妙にセットが異なりますが、ここでまとめて整理しておきましょう。クラシックス(9曲)・ピース・セルズ:Peace Sells・ラスト・イン・ピース:Hangar 18/Tornado Of Souls/Take No Prisoners(★)/Holy Wars... The Punishment Due・破滅へのカウントダウン:Sweating Bullets/Symphony Of Destruction・クリプティック・ライティングス:She-Wolf/Trust ディストピア(3曲)・The Threat Is Real/Conquer Or Die!/Dystopia ※注:「★」印はカムデン公演(DISC 1)のみ。……と、このようになっています。一部で期待された『THE SICK, THE DYING... AND THE DEAD!』からの新曲はなく、あくまで“DYSTOPIA Tour”の延長的。むしろ、新味はロメンゾ復帰によるアンサンブルでしょう。オールド・ファンとしてはジュニアのいないMEGADETHを見るのは複雑な気持ちになってしまうのですが、テクニックは間違いなくロメンゾの方が上。出戻りだけにクラシックスへの理解も深く、ステージングも堂に入っている。「Trust」のイントロではムステインもキコも袖に下がってロメンゾ独りで観客を沸かせるのです。とにかく、超美麗な映像(DISC 1)と超ダイレクトなサウンド(DISC 2)が強烈。知らぬうちに進化していた「2021年クオリティ」で最新ライヴを2公演丸ごと体験できる豪華セットです。(現時点で)ツアーNo.1映像とNo.1録音を一気に楽しめる2枚組。「2021年9月15日カムデン公演」の超絶景ショット+「9月18日ノーブルズビル公演」の極上録音をセットしたオーディエンス2枚組。カムデン映像(DISC 1)遮蔽物ゼロの絶景ですが、それ以上に衝撃なのが異様な高画質。髪の毛やギター弦の1本1本、スクリーンのLEDの1粒1粒までハッキリ見えてしまうほど鮮明。ノーブルズビル録音(DISC 2)もまるでオフィシャル作品のような極上サウンドで、「2021年のオーディエンス基準はココまで凄いのか」とド肝を抜かれるクオリティで最新ライヴを丸ごと2公演体験できます。BB&T Pavillion, Camden, NJ, USA 15th September 2021 AMAZING-SHOT!!! Ruoff Music Center, Noblesville, IN, USA 18th September 2021 TRULY PERFECT SOUND Disc 1(73:01) DVD BB&T Pavillion, Camden, NJ, USA 15th September 2021 1. Prince of Darkness 2. Hangar 18 3. The Threat is Real 4. Sweating Bullets 5. She-Wolf 6. Trust 7. Conquer or Die 8. Dystopia 9. Tornado of Souls 10. Take no Prisoners 11. Symphony of Destruction 12. Peace Sells 13. Holy Wars... The Punishment Due COLOUR NTSC Approx.73min. Disc 2(63:44) Ruoff Music Center, Noblesville, IN, USA 18th September 2021 1. Prince of Darkness 2. Hangar 18 3. The Threat Is Real 4. Sweating Bullets 5. She-Wolf 6. Trust 7. Conquer or Die! 8. Dystopia 9. Tornado of Souls 10. Symphony of Destruction 11. Peace Sells 12. Holy Wars...The Punishment Due 13. Outro Dave Mustaine - Lead Vocals, Guitar Kiko Loureiro - Guitar, Backing Vocals James LoMenzo - Bass, Backing Vocals Dirk Verbeuren - Drums