再結成作第一弾「WHAT IF...」に伴うジャパンツアーより、ツアー初日にして記念すべきMR.BIGの日本での100回目のライブとなった2011年4月7日大阪城ホールでのライブを超高音質オーディエンス録音で2時間半に渡り完全収録。このツアーは前月に起きた未曾有の東日本大震災により会場が使えず中止になったり、予定していた会場が破損で開催直前に会場が突然変更になったりと波乱に満ちたものでしたが、多くのアーティストが震災により来日をキャンセルする中、震災から1カ月も経っていない状況で約束通りやってきた彼らはツアーを敢行。各所で素晴らしいライブを披露し多くのファンに感動を与えるとともに、MR.BIGと日本のファンの絆をより強固にしたツアーでした。その中でも1989年の初来日から数えて日本での100回目のライブとなったこの大阪のライブはジャパンツアーのハイライトと言えるものになりました。約2時間半に及んだライブはヒット曲、名曲は勿論ながら、新作「WHAT IF...」から日本盤ボーナストラックを除く11曲中10曲も披露されています。Around the World Tourと題されたこのツアーは本国でのゲネプロを兼ねた1度のライブを除けばこの大阪がツアー初日でしたがプロフェッショナルなメンバーだけに完璧な演奏を聞かせてくれます。この頃から体に違和感や痛みを感じていたらしいパット・トーピーですがまさかその後に訪れ悲劇など想像できないくらいのパワフルで完璧なプレイを披露しています。被災者そして沈みきった当時の日本のファンに捧げられた来日前に作られたチャリティソング「The World Is On The Way」とCSN&Yのカバー「Carry On」の演奏は両曲とも歌詞の意味も合わせて感動的な場面でした。録音はアリーナ中ほどからの録音です。クリアでボトムが効いた迫力あるサウンドは、客席側からの記録としてオフィシャルとは違った角度からこの日のライブを楽しめます。オーディエンスノイズもほぼ皆無で、各楽器の分離も良く、エリック・マーティンが目の前で歌っているようなボーカルが特に際立った生々しい音像もオフィシャルにない魅力です。震災から1ヶ月後の自粛ムード漂い、沈みきった日本に訪れたMR.BIGは、この時、我々ロックファンには、まさに救世主のような存在でした。Live at Osaka-Jo Hall, Osaka, Japan 7th April 2011 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (69:14) 1. Intro 2. Undertow 3. American Beauty 4. Daddy, Brother, Lover, Little Boy 5. Green-Tinted Sixties Mind 6. Take Cover 7. I Won't Get In My Way 8. Stranger In My Life 9. Once Upon A Time 10. A Little Too Loose 11. Road To Ruin 12. Still Ain't Enough For Me 13. Just Take My Heart 14. Merciless 15. Guitar Solo 16. I Get The Feeling Disc 2 (77:13) 1. Acoustic Set Intro 2. Where Do I Fit In ? 3. The World Is On The Way 4. Voodoo Kiss 5. Carry On 6. Around The World 7. All The Way Up 8. As Far As I Can See 9. Bass Solo 10. Addicted To That Rush 11. Band Introduction 12. To Be With You 13. Colorado Bulldog 14. 30 Days In The Hole 15. Baba O'Riley Eric Martin - Lead Vocals Billy Sheehan - Bass Paul Gilbert - Guitar Pat Torpey - Drums