デビュー当時を伝えてきた伝説サウンドボード録音がまさかのアップグレード! オフィシャルさえも超越する「正真正銘の大元カセット」が発掘されました。緊急、永久保存が永久保存決定です!!【衝撃の大元カセット・マスターが新発掘】そんな本作に刻まれているのは2公演。「1990年6月8日リッチフィールド公演」と「6月10日カヤホガ・フォールズ公演」のステレオ・サウンドボード録音です。もうピンと来た方もいらっしゃると思いますが、この録音はかつて『2 NIGHTS IN OHIO』として一世を風靡した関係者流出サウンドボード。しかし、本作はそのコピーでもなければ、リマスター再発でもありません。従来はDATマスターから起こされていたのですが、この度そのDATの大元となるカセット・マスターが新発掘。現場ミックス卓で録音に使われたカセット現物からダイレクトにトランスファーされた最高峰更新盤なのです。ここで衝撃なのは「DATが大元ではなかった」という事実。これはオフィシャル盤『LIVE! RAW LIKE SUSHI』も絡んでくる話。その辺をご説明するためにも、まずはデビュー当時のスケジュールから振り返ってみましょう。1988年・11月15日ー2月3日:北米#1(4公演)1989年・2月9日ー3月9日:北米#2(5公演)《6月20日『MR. BIG』発売》・8月19日ー10月7日:北米#3(19公演)・10月18日ー25日:初来日(6公演)・10月31日ー12月10日:北米#4(19公演)1990年・2月17日ー5月11日:北米#5(41公演)・5月31日ー6月29日:北米#6(19公演)←★ココ★《10月25日『LIVE! RAW LIKE SUSHI』発売》これが結成から『LEAN INTO IT』制作に至るまでの歩み。伝説的な初来日以外はすべて北米でして、その中でも1990年編「北米#5-6」はRUSHの“PRESTO Tour”の前座でもありました。ここでは全公演が録音され、そのうちの一部から公式ライヴEP『LIVE! RAW LIKE SUSHI』も制作されました。ここで「北米#6」をさらにズームアップし、本作との関係をチェックしてみましょう。・5月31日ー6月4日(3公演)*6月5日:ハンプトン公演 ←※RAW LIKE SUSHI(2曲)・6月7日:ピッツバーグ公演*6月8日:リッチフィールド公演 ←★本作(7曲+ソロ)★*6月10日:カヤホガ・フォールズ公演 ←★本作(6曲+ソロ)★・6月11日ー19日(6公演)*6月20日:オマハ公演 ←※RAW LIKE SUSHI(2曲)・6月22日ー26日(3公演)*6月27日:マウンテンビュー公演 ←※RAW LIKE SUSHI(2曲)・6月29日:アーバイン公演これが「北米#6」の全19公演。『RAW LIKE SUSHI』は3公演から2曲ずつセレクトして編まれたEPでした。本作はその合間でありつつ、1曲も被って別公演なのです。ここでポイントなのは『RAW LIKE SUSHI』には堂々と「Recorded directly on to DAT from the house mixing console」とクレジットされている事。つまり、公式盤も『2 NIGHTS IN OHIO』も連日録音されたDATマスターから誕生した兄弟作。当然、同じ環境・機材で製作されたのですから両作のクオリティは完全一致。いわゆる「完全オフィシャル級」で当然なのです。……と、ココまでがこれまで信じられてきた話。ところが、今回カセット・マスターが発掘されたで明らかになったのは「DATマスターは大元ではなくコピーだった」という事実。『2 NIGHTS IN OHIO』だけでなく、公式作品さえもがコピー・マスターから制作されていたという可能性が濃厚になったのです。【オフィシャルも超越した大元カセット・サウンド】「おい待て。今回のカセットの方がコピーじゃないのか?」と思われるかも知れません。しかし、その可能性を完全に払拭してしまうのが、本作の大幅アップグレード・サウンドなのです。従来盤『2 NIGHTS IN OHIO』と比べても音の密度やビシッとした安定感がまるで違い、1音1音が立ち上がる際には弦や皮の存在まで感じられ、消音の刹那には虚空へ吸い込まれていく端の端まで綺麗に残されている。この感覚は、公式リマスターに喩えた方が分かりやすいかも知れません。従来盤はオフィシャル名盤を経年劣化したカセットで聴くような感覚だとするなら、本作は「モービル・フィディリティ」「ニンバス・スーパーカット」のような高音質CDシリーズ。いかに同じ極上サウンドボードであっても、サウンドの質は全然違うレベルにあるのです。そして、そんな究極サウンドで描かれる2公演は「RAW LIKE SUSHI完全版」とでも言えるもの。残念ながらカヤホガ・フォールズ公演(6月10日:本作後半)はオープニング「Blame It On My Youth」が録音漏れで「How Can You Do What You Do」の途中からですが、リッチフィールド公演(6月8日:本作前半)は完全収録。編集作だった『RAW LIKE SUSHI』ではカットされていた「Take A Walk」やギターソロ/ベースソロも通しライヴでたっぷり楽しめるのです。そして、その演奏の凄まじさ。どんなバンドでもデビュー当時は成功を目指して燃えているものですが、本作は耳に超えたRUSHファンに挑むような熱気が凄い。各楽器の達人たちがよってたかって技術とセンスの限りを注ぎ込み、40分弱という短い持ち時間で完全燃焼するステージが悪かろうハズがないのです。本作はあくまで『2 NIGHTS IN OHIO』の大元アップグレード・アルバム。公式『LIVE! RAW LIKE SUSHI』とは別公演です。しかし、実質的には内容もサウンドも「真のRAW LIKE SUSHI」であり「完全版RAW LIKE SUSHI」となる超名盤なのです。オフィシャルの通説までもひっくり返す大元マスター・サウンド。「1990年6月8日リッチフィールド公演+6月10日カヤホガ・フォールズ公演」の流出ステレオ・サウンドボード録音。従来盤は公式EP『LIVE! RAW LIKE SUSHI』と同じくDATマスターから起こされていましたが、今回はその大元となるカセット・マスターが新発掘。そのクオリティは完全に「公式超え」で、音の密度やビシッとした安定感がまるで違う。『RAW LIKE SUSHI』ではカットされていた「Take A Walk」やベースソロも通しライヴでたっぷり楽しめる「真のRAW LIKE SUSHI」です。マスター・カセットから新規マスタリング イコライジングはしてませんが、それでも前回盤よりも明らかに情報量の多い濃密なサウンド。高域までよく伸びており、曲間などで音の明るさの違いを確認できます。Richfield Coliseum, Richfield, Ohio, USA 8th June 1990 STEREO SBD(from Original Masters)*UPGRADE Blossom Music Center, Cuyahoga Falls, Ohio, USA 10th June 1990 STEREO SBD(from Original Masters)*UPGRADE (69:26) Live at Richfield Coliseum, Richfield, Ohio, USA 8th June 1990 01. Blame It On My Youth 02. How Can You Do What You Do 03. Merciless 04. Rock & Roll Over 05. Guitar Solo incl. Dazed And Confused 06. Take A Walk 07. Big Love 08. Bass Solo 09. Addicted To That Rush Live at Blossom Music Center, Cuyahoga Falls, Ohio, USA 10th June 1990 10. How Can You Do What You Do 11. Merciless 12. Rock & Roll Over 13. Guitar Solo incl. Dazed And Confused 14. Take A Walk 15. Big Love 16. Bass Solo 17. Addicted To That Rush STEREO SOUNDBOARD RECORDING Eric Martin - Vocal Billy Sheehan - Bass Paul Gilbert - Guitar Pat Torpey - Drums