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Megadeth メガデス/France 1992 Upgrade

『COUNTDOWN TO EXTINCTION』を全米2位に送り込み、一大全盛を築いた1992年のMEGADETH。絶頂の現場を極上体験できる超強力ライヴアルバムが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「1992年9月22日パリ公演」。その極上オーディエンス録音です。“COUNTDOWN TO EXTINCTION Tour”と言えば一大全盛であると同時に、途中でドラッグ禍の再発で活動停止に陥ってシーンの超大物へ登り詰めるチャンスを棒に振ってしまった事でも思い出深い。まずは、そんな当時のスケジュールからショウのポジションを確かめてみましょう。1992年・5月22日-7月14日:ウォームアップ(4公演)《7月14日『COUNTDOWN TO EXTINCTION』発売》・9月12日-10月27日:欧州#1(34公演)←★ココ★・10月31日-12月31日:北米#1a(36公演)←※LIVE AT COW PALACE 1993年・1月3日-2月12日:北米#1b(19公演) ー活動停止ー×4月30日-5月10日:日本(7公演:中止!) ー活動再開ー・6月3日-22日:欧州#2(7公演)・6月26日-7月19日:北米#2(12公演)これが1992年/1993年のMEGADETH。本作のパリ公演は序盤も序盤。「欧州#1」の7公演目にあたるコンサートでした。ここでピンと来た方は熱心なコレクター。そう、1992年のフランスと言えば、当店では『MULHOUSE 1992』が定番となっておりますが、本作はその2日後。まさに次のステージだったのです。そんなショウを真空パックした本作は、まさに極上のオーディエンス……と言いますか、そこら辺のFM放送も裸足で逃げ出す超ビビッド&クリア・サウンド。実のところ、録音自体は以前から出回っていたのですが、本作は最近になって発掘されたアップグレード・マスター。ハッキリしたジェネは明らかにされていないものの、従来マスターが1stジェネでしたので本作は大元か、別系等の1stジェネではないかと思われます。開演時から従来より長く収録されていることからアップグレード・マスターなのは明らかですが、それは単なる証拠に過ぎない。その真価は極太・ド密着な強力サウンド! 鋭いリフはギャリギャリとうねりを上げるほど鮮明で、ベースもヴォーカルもタイムラグなしで耳にねじ込まれ、距離感が完全皆無。オーディエンスらしさが表れやすいスネアの音色にも空間感覚ゼロで「コレ本当にこれがオーディエンス!?」と疑問が頭の中をグルグル回る凄まじさです。先ほど『MULHOUSE 1992』を引き合いに出しましたが、ショウは直近でもサウンドはまったく比較にならない。もし「これが大元」の確証さえあれば、永久保存プレス化されたであろう超絶のサウンドなのです。そんなド級ダイレクト・サウンドで描かれるのは、一大全盛の旨み全開なフルショウ。先ほども述べたように本作はツアーが本格始動して7公演目。身体が連日のショウや新曲にも馴染み、いよいよフル運転が始まったタイミング。もちろん、その後に運命を変えてしまうドラック癖の再発も起こっておらず、ピークのバンド・ポテンシャルが最高潮に達しているのです。しかも、ヘヴィメタルの真髄に迫った大名盤『COUNTDOWN TO EXTINCTION』の新曲も盛りだくさん。このツアーの頂点と言えば、20周年盤『COUNTDOWN TO EXTINCTION』で公式化された『LIVE AT COW PALACE』ですが、本作は似て非なるセット。ここで比較しながら整理してみましょう。ラスト・イン・ピース(4曲)・Holy Wars... The Punishment Due/Hangar 18/Lucretia/Tornado Of Souls 破滅へのカウントダウン(7曲)・Skin O' My Teeth/Foreclosure Of A Dream/Sweating Bullets/High Speed Dirt(★)/Countdown To Extinction/Ashes In Your Mouth/Symphony Of Destruction その他(6曲)・キリング・イズ・マイ・ビジネス:Mechanix(★)・ピース・セルズ:Peace Sells/Wake Up Dead・ソー・ファー・ソー・グッド:In My Darkest Hour/Anarchy In Paris・その他:Go To Hell(★)※注:「★」印は公式『LIVE AT COW PALACE』でも聴けない曲。……と、このようになっています。ここに至るまでの全アルバムが名盤ですので、その粋となるセットが悪かろうハズがない。『COUNTDOWN TO EXTINCTION』ナンバーはどれも有名なようでいて、7曲もの大盤振る舞いは当時なればこそ。「Foreclosure Of A Dream」「Countdown To Extinction」といったところは後のツアーではあまりやらず意外と貴重ですし、「High Speed Dirt」は姉妹作『MULHOUSE 1992』でも聴けないお宝です。そして、さらなる新曲「Go To Hell」。映画『ビルとテッドの地獄旅行』に提供したナンバーですが、MEGADETH全史でも指折り数えるほどしか演奏していない激レア曲。そのすべてを極上サウンドでたっぷりと味わえるのです。激走メタルから新時代ヘヴィメタルの発明へ。当時、幾多のスラッシュバンドが挑んだ道でしたが、それを成功させたのは『BLACK ALBUM』と『COUNTDOWN TO EXTINCTION』だけだったのではないでしょうか。本作から吹き出すのは、そんな偉業を成し遂げたバンド・ポテンシャルがステージ・テンションで爆上げされたライヴなのです。METALLICAの絶頂ツアーは大量のサウンドボードが残されましたが、MEGADETHはそうもいかなかった。その歯がゆさを癒してくれる極上のフル・ライヴアルバム。「1992年9月22日パリ公演」の極上オーディエンス録音。録音自体は以前から出回っていましたが、本作は最近になって発掘されたアップグレード・マスター。そこら辺のFM放送も裸足で逃げ出す極太・ド密着な強力サウンド! 鋭いリフはギャリギャリとうねりを上げ、リズム隊もヴォーカルもタイムラグなしで耳にねじ込まれる。距離感が完全皆無で「コレ本当にこれがオーディエンス!?」としか思えない凄まじさです。ツアー序盤のショウで、大名盤『COUNTDOWN TO EXTINCTION』を創り上げたバンド・ポテンシャルもそのままに、「High Speed Dirt」「Go To Hell」などの貴重な新曲群が盛りだくさん。ドラッグ禍の再発で中断してしまった絶頂ツアーを極上フル体験できる貴重盤です。 Le Zenith, Paris, France 22nd September 1992 TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE) Disc 1(46:34) 1. Intro 2. Holy Wars 3. Skin O' My Teeth 4. Hangar 18 5. Go To Hell 6. In My Darkest Hour 7. Lucretia 8. Foreclosure Of A Dream 9. Sweating Bullets 10. Tornado Of Souls Disc 2(42:13) 1. High Speed Dirt 2. Countdown To Extinction 3. Guitar Solo 4. The Mechanix 5. Ashes In Your Mouth 6. Drum Solo 7. Symphony Of Destruction 8. Peace Sells 9. Wake Up Dead 10. Peace Sells (Reprise) 11. Anarchy In Paris Dave Mustaine - Guitar, Lead Vocal David Ellefson - Bass, Backing Vocals Marty Friedman - Guitar, Backing Vocals Nick Menza - Drums

Megadeth メガデス/France 1992 Upgrade

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