1978年「トーマト」ツアー3日目にあたる、ボストン公演2日目、8月31日のボストン・ガーデン公演を極上レベルの高音 質オーディエンス録音で2時間6分に渡って完全収録したファン必携のタイトルが登場です。本公演には既発で「Releasing The Paralles」(HL)でありますが、曲順が滅茶苦茶に入れ変えられていた上に収録分数も93分と本盤より30分も短く、しかも音質も劣悪と決して満 足できる内容ではありませんでした。本盤は、 Future Timesの前のMCで、ジョンが「Just One More Time In Boston」とMCしている通り、間違いなくこの日の録音であり、音質も極上レベルであり、間違いなく78年ボストン公演2日目の決定盤と言えるでしょ う。音も大変近く、全体の広がり、分離感も抜群、そして熱狂する観客の声もバランス良く入っているという、70年代オーディエンス録音のお手本のようなサ ウンドです。音のパンチも素晴らしく、バンドの放つグルーブ、エネルギーがダイレクトに伝わってくるような鉄壁のサウンドです。今聴いていていも、本当に良い録音で、しかも演奏も素晴らしい!ツアー開始前にしっかりした準備を行ったようで、ツアー初頭 にして、ここま良い演奏は本当に驚きです。この音源はツアー初頭と言う事で、(HL盤もタイトルに冠したように)レア曲 Release, ReleaseとParallelesが聴けると言うのが売りです。前者は9月2日のスプリングフィールド以降、演奏が確認されていないレアテイク(6回 しか演奏されていません)。後者はツアー8日目のニューヨークMSG公演以降、演奏されなくなってしまうこちらも珍しいテイクです。(前作「究極」からは Awaken があるから落として良いか、と言う事になったのかもしれません。)Siberian Kahtruのキーボードソロでいきなり鍵盤の音が消えてしまいハラハラするシーンもありますが、ショウは総じて素晴らしい演奏、そしてボーカルを楽しむ ことが出来ます。そのSiberian Kahtruでは後半のギターソロでは、あまりの迫力に、観客からどよめきがあがる部分は感動的です。全ての音がクリアーに収録されていますが、特にドラ ムの生々しいサウンドは最高で、本当に「のれる」演奏が楽しめます。演奏内容・音質、極上の一枚。Live at Boston Garden, Boston, MA. USA 31st August 1978 TRULY AMAZING SOUND Disc 1(62:07) 1. Close Encounters Intro 2. Siberian Kahtru 3. Heart Of The Sunrise 4. Future Times/Rejoice 5. Circus Of Heaven 6. Medley (Time And A Word/Long Distance Runaround/The Fish/Survival /Perpetual Change/Soon) Disc 2(63:38) 1. Release, Release 2. Clap 3. Paralleles 4. On The Silent Wings Of Freedom 5. Wakeman Solo 6. Vevey 7. Awaken 8. I've Seen All Good People 9. Roundabout Jon Anderson - Vocals Steve Howe - Guitar, Vocal Chris Squire - Bass, Vocal Rick Wakeman - Keyboards Alan White - Drums