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Beatles ビートルズ/ゲット・バック アンドレア(ヴィッキー)版 Get Back Masters form Andrea

発売中止アルバム、という言葉は魅力的な響きを持っていますね。しかもそれがビートルズのものとなればなおさらです。そんな中、ついに先日発売となったLet It Be豪華盤にこのGet Backが入ったことで、150ドル以上の豪華盤が驚異的な売り上げを記録しました。しかしながら、豪華盤に収められたGet Backの音源内容は1970年盤をベースにした整形盤1969年Get Backという事態が判明し、「#ゲットバック問題」としてSNSで騒がれている混沌とした状況となっています。この状況を踏まえ、本来の1969年版Get Back(Glyn Johns 5/28ミックス)を2バージョン同時リリースいたします。このアンドレア版Get Backのリリースは、随分前から暖めていた企画。きっかけは、名門masterdiscや高音質で有名なDESS(Dr.Ebbetts)盤の1969年版Get Backが実は上記の整形盤と言われる手法でリリースされていたことでした。ソフトウェアの世界で微修正やマスタリングをするのは当たり前となった今日ですが、流石に1970年版をミックスさせたものが1969年版のスタンダードになってしまうことには疑問を感じていたのです。「音の良い真性1969年版Get Backはどのタイトルなのか、後年に第三者の手が加わっていないもので」。その結果、辿り着いたのが今回のアンドレア版Get Backなのです。詳細は、かっこいい7インチサイズのピクチャースリーブにライナーノーツがついているのでそこを参照して欲しいので、ここでは別の話を簡単に。アンドレアはVicki’s Vinylというカリフォルニアを拠点とした女性ブートレガーで、Wizardoレコードの主宰者であったジョンの友人でした(恋人ではないようです)。紆余曲折あり、80年代前後からはアンドレアが前面にでて、ジョンが裏で暗躍するという体制で活動していました。名盤File UnderやBlack Albumなどは、アンドレアが日本へ直接営業をして売込んだようです。しかし、1984年になるとアンドレアがアメリカでレコードのカッティングを行うことが難しくなり(このあたりの話は、当時のビートルズ専門店の発行冊子であるNot A Second Timeに書かれていたと記憶しています)、さらに追い討ちをかけるようにヨーロッパ、特にオランダ製のアナログブートがカラージャケットを採用するようになったことで売上が低迷。その苦境の中、日本サイドに卸売を持ちかけられた1969年版Get Backが、今回リリースとなったGet Back Masters form Andrea です。このタイトルは、初のテープソース、正規の曲順、音の鮮度はもちろん、その密度が尋常じゃないほど濃い高音質でしたが、旧来型のカバー(タイトルスタンプ押しで複写ピンボケのカラー生写真が貼ってあったそうです)であった為、結局は日本の輸入レコードショップやコレクターズショップの店頭に並ぶことはなかったようです。リリース一歩手前までいきながら、発売中止、とまさに本物のGet Backが歩んだ道を歩んでしまったのです。今回は、ライナーの執筆者が所有している「アンドレアからサンプルとして配布された試作ディスク」からリッピングしました。どのくらいラウドでどのくらい音密度が濃いのか、言葉では言い表せません。しかし、1曲目のOne After 909のリンゴのドラムでそれはすぐわかるはずです。ここまでの音になると、多少のクリックノイズ、ヒスノイズは気になりません。そして後半のLet It Be、The Long And Winding Roadについては、アナログ特有の内周歪みとカッティング時のコンプが絶妙な味を出しており、1969年に作られたリールテープが15年ぶりに封を解かれ、光を放っているようななんとも言えない感銘を受けます。ビリープレストンのオルガンプレイ、ポールのボーカル、ジョージのギターソロ、ジョンのチャット、全て本当に感動もの、鳥肌ものというのはこのことかも知れません。欠点は3点だけ。One After 909の前のMCが短い、Get Backのアウトロがほんのちょっと短い、For You BlueとTeddy Boyの間のMCがカット。しかしあえて補填はしていません。このタイトルにそんな補填をしてはアンドレアに失礼だと思ったからです。今回はさらにGet Back/Don’t Let Me Downのアメリカキャピタル製アセテート盤をボーナストラックとして収録しました。アメリカで初めてのビートルズステレオ盤シングルのリリースに際し、キャピタルが30数枚だけ製作したステレオアセテート盤です。結局Glyn Johnsの仕事で当時日の目を見たのはこのシングル盤のみということもあり、こちらもぶっといステレオ音を聴いてください!ここまでの内容なので、7インチシングル盤サイズのジャケットは、アンドレアによる日本のファン向けのGet Backの復刻と考えて日本盤Meet The Beatlesを参考にリプロしてみました。合わせて半かけ帯も製作。さらに80年代のアンドレア直筆のブート卸売レターがCD盤面という手が込んだ作品。素晴らしい音源にはそれ相応の装丁も、ということです。この1984年を境に、廃業へと進んで行ったアンドレアにやっと今報いることができそうです。音質最強にも関わらず、欧州製アナログブートに押され未発表になってしまった幻の「アンドレア版ゲット・バック(日本輸出用)」が37年の時を超えてここに蘇る!1969年版Get Back (Glyn Johns 5/28ミックス)が過去最強の鮮度、高濃度な音密度。 “GLYN JOHNS 1969/5/28 Mix” 01. One After 909 02. Rocker 03. Save The Last Dance For Me 04. Don’t Let Me Down 05. Dig A Pony 06. I’ve Got A Feeling 07. Get Back 08. For You Blue 09. Teddy Boy 10. Two Of Us 11. Maggie Mae 12. Dig It 13. Let It Be 14. The Long And Winding Road 15. Get Back (Reprise) “US Stereo Acetate Disc” 16.Get Back 17.Don’t Let Me Down

Beatles ビートルズ/ゲット・バック アンドレア(ヴィッキー)版 Get Back Masters form Andrea

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