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Rolling Stones ローリング・ストーンズ/Canada 6.3.1972 Upgrade

「FORT WORTH 1972 LATE SHOW」も大好評発売中のローリング・ストーンズ1972年アメリカ・ツアー。その幕開けとなったのが6月3日のバンクーバー。いかにもツアー初日らしくレアな試みが盛り込まれていたというのはもちろん、良質なオーディエンス録音にてドキュメントされていた日としてもマニアにはおなじみ。この日だけの披露に終わったレア・ナンバーは既にアナログで音盤化されていたのですが、ライブの全貌がリリースされたのはCDアイテムになってから。そこへ先のような理由からいくつものアイテムがリリースされてきた日なのですが、DACの「TOURING PARTY VOL.1」がこの日の決定版として君臨してきたのでした。ところが本音源、今から10年以上前にJEMSがファースト・ジェネレーション・コピーを公開しており、音質はDAC版を凌駕しているものでした。このバージョンが無視されるはずもなく、むしろそれを使ってリリースしたのがSODDの「S.T.P.CHRONICLES VOL.1」。これによってバンクーバーのベストが刷新されるかと思いきや、何とピッチが高いという問題がおざなりにされたままCD化されてしまったという。これが仇となって、その後も「TOURING PARTY VOL.1」がベストとされたのでした。音質的には確実にJEMSバージョンがベストだった…そう考えると10年にも渡って新たなタイトルが一切登場しなかったことが不思議でありません。そこで今回はJEMSのロージェネ・バージョンを元に、Graf Zeppelinが改めて音源の隅々までオーバーホールを敢行。そんな本音源ですが、カセット特有の位相ズレが以前のアイテムでは大なり小なり生じていて、今回は音源をモノ化させることでその不自然さを解消。今回のバージョンと比べると「TOURING PARTY VOL.1」は薄皮一枚かぶっているかのようで、なおかつ位相ズレによって音像が奥まって聞こえるという状態でもあったのです。そこをモノ化させたことで演奏や歌に芯のある状態となり、よりくっきりと聞こえるようになりました。ピッチに関しても過去のアイテム以上に緻密にアジャスト。基本的に高かった状態を安定させるのはもちろん、ビンテージ・オーディエンスにありがちな微弱な狂いまでもしっかりとアジャスト。こうした念入りな補正はGraf Zeppelinが既に「FORT WORTH 1972 LATE SHOW」や「IN EXIOTIC HONOLULU」にて実証済みかと。そしてJEMSバージョンはそれ以前のバージョンと比べて粗さも緩和されてすっきりとした音質だったのですが、さらに随所に長く収録された箇所があったという点でも見事なアッパー版だったのです。過去のアイテムでみられた「Gimme Shelter」から「Bitch」にかけてのカットがここにはなく、それどころか30秒も長く収録していたほど。もっとも演奏と関係のある場面ではありませんし、ミックの喋りが少し聞かれる程度なのですが、こんなところからもアッパー感が現れていたのは確か。演奏内容の方はストーンズのツアー初日、それも栄光の1972年ツアーということで聞きどころ(とツッコミどころ)の連続。この日のステージで披露されたレパートリーの内、何と半数以上がライブ初披露という、ストーンズライブのツアー初日史上においても稀に見る攻めのセットリストだった。とはいえ絶頂期のツアーとは言えど、この構成はさすがに荷が重かった。ライブ初演だらけな「EXILE ON MAIN ST.」収録曲ですが、まず「Rocks Off」からしてキースが構成を間違え、今度は「Tumbling Dice」でミックが構成を間違えてしまう。特に後者は現在に至るまでライブ演奏され続けているレギュラー・レパートリーですので、ここでのおぼつかない調子があまりに新鮮。「Loving Cup」はライブ披露二回目の演奏なのですが、そうは言ってもハイドパークでのリリース前のお披露目は遠い昔。これも実質的にライブ初演だと呼べるでしょう。それでも記憶が呼び起こせたのか、他の曲よりは落ち着いて演奏されており、翌日以降も何度か披露が続いたのでした。これが「Torn & Frayed」になると、あわや演奏が止まってしまいそうな事態へ。さらに「Ventilator Blues」も悪くはないのですが、どちらもルーズでステージ映えしない曲調であったせいで貴重ながら、この日だけのライブ披露の終わってしまったであろうことが容易に想像できるもの。これら二曲の演奏だけでも非常に面白いのですが、これまた初演となった「Sweet Virginia」は後のようにキースがアコギを用いることなく、何とここでは他の曲と同様エレキで弾かれているのがまた何ともルーズ。図らずもレアなエレキ・バージョンとなってしまいました。意外なところでは「You Can't Always Get What You Want」も1968年「ROCK & ROLL CIRCUS」での披露が映像収録用であったことから、これが実質的にライブ初演になる。それを物語るがごとく、キースがイントロを始めようとしてすぐに止めてから弾き直しており、ミックの慎重な歌い方も新鮮。そして72年を代表するカバーであった「Bye Bye Johnny」に至っては、あのメンバー紹介抜きでゆるく演奏が始まるものだから面白い。(「Bye Bye Johnny」では、ギターソロはキースではなくてテイラーが弾くという驚きの演奏が聴けます。)その前に披露された「All Down The Line」だけが唯一、初披露群の中でしっかりと演奏しきれたように思えます。それだけに「Honky Tonk Women」や「Midnight Rambler」になると一転して演奏が力強くなるという演奏の豹変ぶりがまた面白い。これだからこそ、数あるストーンズ・ツアー初日の中でもマニアに愛されてきた音源だったという訳です。後に「Rock & Roll Dynamite」あるいは「Stones Touring Party」などと称される72年アメリカ・ツアーですが、この時点ではダイナマイト感もパーティー感もほとんどなく(笑)、ひたすら新曲を披露せねば…という勢いだけでやりきったツアー初日のベスト・バージョンがようやく刷新される日が来ました。「Tumbling Dice」や「You Can't Always Get What You Want」にもこんな初々しい時があったんです!1972年ツアー初日の決定盤!!!(リマスター・メモ)多分10年前頃に登場したJEMSの1st Genよりマスタリング。既発SODDとマスター自体は恐らく同じですが、仕上がりは全く異なり、これが決定盤。既発DAC盤に比べ、ヒスは少なく(但し終盤は多い箇所もあり)、また低域のゴロゴロした感じは控え目でスッキリとしてナチュラル。多分どこでも触れられてませんでしたが、Jems 1st GenにはDAC盤より曲間が長い箇所が複数箇所あり。また回転ムラも所々ですが、数ヶ所ながら気になる箇所を補正。シンバルが所々うねるのは元データの時点からで、DAC盤やSODD盤でも同様。音の鮮度、SODDの汚点となっていた位相ズレの補正、ピッチは緻密に調整、おなおつDACよりも長い (またはノーカットの)曲間パートもあり、これら要素からトータルでは本盤が新たなベスト。 Live at Pacific Coliseum, Vancouver, British Columbia, Canada 3rd June 1972 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(UPGRADE) Disc 1 (43:47) 01. Introduction 02. Brown Sugar 03. Rocks Off 04. Gimme Shelter ★演奏後曲間ノーカット(カットのあるDACより30秒ほど長い) 05. Bitch 06. Tumbling Dice 07. Happy ★演奏後の曲間はDACより8秒ほど長い 08. Honky Tonk Women ★カットイン 09. Loving Cup 10. Torn And Frayed Disc 2 (46:48) 11. Sweet Virginia 12. You Can't Always Get What You Want ★演奏後の曲間クロスフェード(それでもDACより8秒ほど長い) 13. Ventilator Blues 14. Midnight Rambler ★演奏後曲間カット(それでもDACより3秒ほど長い) 15. All Down The Line 16. Bye Bye Johnny★★ギターソロをキースではなくテイラーが弾いてる!! 17. Rip This Joint ★カットイン 18. Jumping Jack Flash ★演奏後曲間クロスフェード(それでもDACより7秒ほど長い) 19. Street Fighting Man

Rolling Stones ローリング・ストーンズ/Canada 6.3.1972 Upgrade

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