コロナ禍で1年以上もコンサートを中止していた、ライヴ大好きメセニーがついに本格的にライヴ活動を再開!とにかく生で演奏するのが楽しくて楽しくてたまらない!水を得た魚の如く活き活きとギターを引き倒すメセニー、フランシーズ、ダイソンとでギター・トリオはどこまで進化するのか?さぁ聴いてくだされ!待ちに待った最新ライヴ、早くも第2弾が初登場!!音質も独自入手のマスター極上高音質なのだ!!2019年を境に、2020年、2021年8月までツアー・デイトは発表されながら、世界的なコロナ・パンデミックのため一部キャンセル、他は2022年に延期されてしまったパット・メセニーの最新プロジェクト「サイド・アイ」は、メセニーが現在特に高く評価(共演したい)する気鋭を招いて、過去の楽曲の新解釈や新メンバーのための新作を演奏するというもの。実力も才能も半端ない新鋭2人と巨匠メセニーが驚異のトライアングルを聴かせるサイド・アイの、現在も行われている全米ツアーより2021年10月16日オハイオ州シンシナティ、ハミルトン・カントリー・メモリアル・ビルディング、アニー & エリザベス・アンダーソン・シアターにおけるライヴを、発売済のコネチカットとニューヨークでのライヴ2タイトルをお聴きになった方はご存知のように、今回もコレクター間で出回っている音源とは一線を画する、独自に入手した高音質マスターをレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した安心の極上高音質ステレオ・サウンドにてアンコールまで2時間以上に渡り完全収録した2枚組、最新ツアー第3弾が入荷しました!!コンサートはパットのトークから始まり、ダイソンは現代の最も偉大なドラマーのひとり、ジェイムズに関しては、まるで別の惑星からの来訪者のようだ。こんな才能には今まで出会ったことはないと紹介し、そのダイソンとのデュオによる「ターンアラウンド」からスタートします。続いてフランシーズとのデュオで「ハヴ・ユー・ハード」を、その後「ブライト・サイズ・ライフ」「ソー・イット・メイ〜」「ベター・デイズ・アヘッド」「タイムライン」「オールウェイズ・アンド・フォーエバー」「ゼニス・ブルー」「トリゴノメトリー」「メッセージ・トゥ・ア・フレンド」「イントゥ・ザ・ドリーム」、6日のコネチカットでの「クエスチョン・アンド・アンサー」に替わり「ホエン・ウィー・ワー・フリー」がセットイン、アンコールの「フェイズ・ダンス」「ミヌアノ」「ディス・イズ・ノット・アメリカ」「ラスト・トレイン・ホーム」などをインクルードした「アコースティック・メドレー」、必殺の「アー・ユー・ゴーイング・ウィズ・ミー」まで、メセニーの代表曲が新たなアレンジで次々に飛び出す怒涛の展開。また今回一緒に演奏するジェイムズとダイソンは黒人で、これまでも違うメンバーで幾度となく演奏される楽曲群がどこか黒っぽく聴こえる。そしてパットはもちろん、ジェイムズとダイソン、この2人がまた無茶苦茶に上手い。しかもエネルギッシュだ。そんなこんなでこれまでのパットの世界観が浄化され新たに再編性されていく感覚を持った。それと近年3年間続いたレギュラー・カルテットではアコースティカルで静謐な音楽を奏でていたパットだったが、このトリオではときにアメリカのロック・ギタリストのようにチョーキングを交えて泣きのメロディーをブルージーに弾きまくったり、久しぶりにギター・シンセも使用してのアグレッシヴなプレイで決めてみたりと、トリオでの演奏を心から楽しんでいる様子が伺える。肝心の2人だが、ジェイムズはメセニー・カルテットのグウィリム・シムコックのようなクラシカルなアコースティック・ピアノ演奏から、ゴスペル・クワイアのバックで流れる熱いオルガン、ベースレス・トリオなのにベースいるじゃん…シンセ・ベースを自在に操ったりと、まさに異次元の才能を惜しげもなく披露。ドラムスのダイソンも所々でソロがフューチュアされていますが、バッキングでも野生的なリズム感と繊細さを持ち合せ、4ビート、サンバ、ブルーズと変幻自在のビートと際立ったテクニックで超絶ドラムを叩き観客を完全にノックアウト。これまでのジャズ系トリオで聴かれるドラムスとは全く違うアプローチがとても新鮮かつ興味深い。それにしても流石のグルーヴ。クリス・デイヴ、マーク・ジュリアナ、ネイト・スミス、トニー・オースティン、ロブ・ターナー、マーカス・ギルモアらと共にまさに現代ジャズ・ドラムスの頂点だ。最近メセニーはインタビューで、昔の自分がそうであったように多くの才能のある新人にチャンスを提供することが現在自分がおかれている立場での使命だと感じていると言っている。そういえば近年のメセニーは、若手中心のメンバー共に活動を続けている。もちろん大物と呼ばれる実力者との共演は、それはそれで聴き応えはあるがそこまでで終わってしまう。しかし帝王マイルス・デイヴィスがそうであったように、磨けば磨くほど新しい何かを引き出せる底知れぬ才能を秘めた若者との邂逅は、彼らのネームバリューを上げるとともに、自身にとっても新たな刺激と創造を生み出す場を作り、さらなる進化を遂げるステップになっているのは確かだろう。Live at Memorial Hall,Cincinnati,OH October.16.2021 Audience Recording EX 124 min Disc 1 1. Turnaround 2. Have you Heard 3. So May it Secretly Begin 4. Bright Size Life 5. Better We were Free Disc 2 1. Message to a Friend 2. It's Starts When We Disappear 3. Trigonometry 4. Into the Dream 5. Zenth Blue encore 1 6. Acoustic Medley (Phase Dance / Minuano The Way up Pt.1 / September Fifteenth / The Sun in Montreal / Midwestern Night Dream / Antonia / This is Not America / Last Train Home ) encore 2 7. Are you Going with Me ? Pat Metheny - Guitar,Orchestrion James Francies - Keyboards Joe Dyson - Drums