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Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/West Germany 1973 Upgrade

ZEPの名演量産期である1973年ヨーロッパ・ツアー。その黄金期は幸いにも音源に恵まれており、いくつかの公演では白熱の極みであった「Dazed And Confused」のインタープレイ・チェック用と推測されるPAアウトのサウンドボードまで存在する程ですが、ピュア・オーディエンス録音に関しても非常にクオリティの高い音源が居並んでいるのは有難い限り。3月17日のミュンヘンもそんな上質オーディエンスが残された典型的な一日でして、音像の距離感が絶妙。おまけに演奏の輪郭をぼやけさせないホールエコーが合わさって独特な聞きやすさが魅力のモノラル・オーディエンスでした。それ故いくつものアイテムがリリースされ、中でもCDアイテム「STURM UNDDRANG」や「PUREPERCY」などがその代表格かと。しかし10年前にリリースされたGraf Zeppelinプロデュースの名盤「HAVING A PARTY」が音源を細部までこだわった丁寧な収録を実現させて決定版となったように思えます。そんな名盤のリリースからも10年が経過して入手も困難、そこでGraf Zeppelinが新時代のスタンダードとなるべく新たなリリースに着手してくれました。もちろん今回も基になったのは「HAVING A PARTY」と同じマスター(複数流通する、オリジナルマスターからのデジタル化のうちの一つで現状ベスト)からのバージョン。ヘッドフォンで聞いて分かるレベルの違いではあるものの、前回のリリースではテープの経年による左右のばらつきが散見されましたので、今回は完全モノラル化によってすっきりとした安定感を実現。さらに「Bron-Y-Aur Stomp」終演後で目立っていたカット個所も補填し、パッと聞いた感じでは「カットあった?」と聞き過ごしてしまいそうなほどなめらかな状態へとレストア。それら以上に重要なのは、本音源最大の汚点であった「Dazed And Confused」15分台におけるカット。というのもボウイング・セクションが終わって演奏が激しくなったところでの欠損という興ざめな状態が残念過ぎたのです。この問題に関して過去のアイテムでは放置プレイだった場合も多かったのですが、そこもサブソースにて補填してみせた点にもまた「HAVING A PARTY」(以下“既発盤”と称します)の偉大さがあった。ところが、そこで使われたサブソース(メインと同じ音源だがジェネ落ち音源だった)の音質が粗く、低域もスカスカのため補填の違和感がどうにも否めない。既発盤においてソースの切り替えこそ非常になめらかで、遂にジミーが弾きまくる場面がノーカットで!とマニアを喜ばせたのもつかの間。音質の違和感は仕方ないとして、本編の音源に戻るところ(ボンゾが「The Crunge」風リズムを叩き始めた場面)がいかにも「音源が切り替わりました!」的になってしまったのが惜しまれた点でしょう。この違和感を生じさせる最大の元凶であったサブソースの音質ですが、今回はネット上にない同ソースのさらに枝葉違いのMaster原本からのデジタル化バージョンを独占入手。さすがにベターコピーだけあって、このパートの音質が既発盤とはまるで別次元。その上で丁寧な補填を施した結果、遂に違和感の全くない状態でハイエナジー・パートを聞き通せるようになったのです。スピーカーから鳴らすのはもちろん、ヘッドフォンでじっくり聞いてみてもびっくりするほどのなめらかさ。本音源における最大の問題が遂に解消されました。演奏の方は何しろ稀代の名演ウィーンの翌日ということもあり、悪いはずがない。魅力満載の73ヨーロッパの中において、ボンゾのドラミングが独特のヘヴィネスで響き渡るのもこのツアーならではといえ、それがまた本音源のような良好オーディエンスだと実に生々しく伝わってくる。一方この日はZEP登場前のオープニングから録音されているのが貴重で、そこでは所謂「今後の予定」がアナウンスされています。トラフィックから始まってウエスト・ブルース&レイングといったグループがコールされるのですが、そんな中でEL&Pの名前が挙がるとひときわ歓声が大きくなるのが当時を偲ばせてくれる微笑ましくも牧歌的な場面。そこからのオープニング「Rock And Roll」や「Over The Hills And Far Away」などはロバートもメロディを下げた歌い方が板につき始めてきたのですが、これがライブ後半の「Stairway To Heaven」や「Heartbreaker」になるとまだまだ歌えてない感が露呈してしまう。だからこそボンゾやジミーの奮起が随所で捉えられているのが本ツアーの魅力であることは良く知られたところかと。実際この日も「Dazed And Confused」は壮絶の一言。序盤からジミーはアグレッシブなリフを弾いてバンドをリード。この時点で十分に振り切れていただけに、ボウイングの後の爆発ぶりが本当に際立っていた。そんな中で欠損が生じていたことはリスニング上において本当に大きなストレスでしかない。それだけに、単に補填されただけでなく、編集の違和感なしで聞き通せる今回の仕上がりが展開の凄まじさを完全に伝えきってくれる。正に73ヨーロッパらしいキレッキレの展開であり、なおかつアフター・ウィーンの名演としても文句のつけようがない。その点ライブ終盤は完全にボンゾの独壇場と化しており、これまたキレッキレなドラミングが壮絶の一言。キレキレ・ボンゾと言えば真っ先に挙げられるのが1977年の「エディ」な訳ですが、アレはドラッグという名の活性剤を伴った上でのハイ・ボルテージだったのに対し、ここでの彼のプレイはナチュラルに冴え渡る。これほどの人外ドラミングを連日やすやすと繰り広げていたのが73ヨーロッパを絶頂期と言わしめる所以でしょう。そんなハイテンションな演奏に水を差していたカットが見事に修復され、改めて名演をじっくり聞きこめるミュンヘンの新たな決定版!(リマスター・メモ)前回版「Having A Party」と同じ音源がベース(Masterからのデジタル化)です。実質最新やり直し版と言った感じで、大きな違いはないのですが、既発と比べ、、、・元々モノラル録音なので、今回は完全にモノ化。前回盤では左右の音量バランスが違う箇所(片方に偏る)などがあった。・ハムノイズ(低周波ノイズ)の低減。曲間などでスッキリとし、静かな箇所の静寂感が増した。・幻惑曲中のサブソースでの補填(幻惑のCDタイム15:05-15:44)は、メインソースとほぼ同等のマスター原本からの補填で、既発に比べ補填時の違和感度が殆どない。前回盤と比べればその差は歴然。この部分がノーカットのタイトルも過去には出ているが、それはライブ全編の音が非常に悪いものであった。つまり、全体に音の良いタイトルで、なおかつ補填パートも音が良いのは本盤が初。この補填パートはネットではない(ネットにこの補填パートの該当箇所が音の良い物はない)・Daincing DaysとBron-Y-Aur Stomp曲間にあったカットも今回は絶妙な補填がなされ、殆ど問題なし Live at Olympiahalle, Munich, West Germany 17th March 1973 PERFECT SOUND(UPGRADE) Disc 1 (57:35) 1. Introduction 2. Rock And Roll 3. Over The Hills And Far Away 4. Black Dog 5. Misty Mountain Hop 6. Since I've Been Loving You 7. Dancing Days 8. Bron-Y-Aur Stomp 9. The Song Remains The Same 10. The Rain Song Disc 2 (75:24) 1. MC 2. Dazed And Confused ★15:05-15:44サブソースで補填 3. Stairway To Heaven 4. Whole Lotta Love 5. Heartbreaker

Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/West Germany 1973 Upgrade

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