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Queen クィーン/Sweden 1978 Upgrade

「NEWS OF THE WORLD Tour最高の超名演」を伝える伝統録音がまさかのアップグレード。その大名演が実現したのは「1978年4月12日ストックホルム公演」。その一部始終を捉えた絶品オーディエンス録音です。“NEWS OF THE WORLD Tour”と言えば、1977年/1978年にまたがるツアーであり、その象徴は何と言っても超名作『ULTIMATE HOUSTON 1977』。そんな中で本作はどんなポジションになるのか、当時のスケジュールから確認してみましょう。1977年《10月28日『NEWS OF THE WORLD』発売》・11月11日ー12月22日:北米(26公演)←※ULTIMATE HOUSTON 1977 1978年・4月12日ー5月3日:欧州(15公演)←★ココ★・5月6日ー13日:英国(5公演)《7月『JAZZ』製作開始》これが『NEWS OF THE WORLD』発売から『JAZZ』製作までの歩み。『ULTIMATE HOUSTON 1977』はツアー序盤の「北米」レッグの記録でしたが、本作は年が改まった1978年の「欧州」レッグ。その初日にあたるコンサートでした。このショウは従来から名録音が残された事でも知られ、既発が定番として知られてきました。本作は、その名録音をベースにしつつ、もう1つの別録音も活用。さらに細心のマスタリングで磨き込んだ最高峰更新盤なのです。実は、海外のコア・マニアが企画・制作したマスターなのですが、そのサウンドは確かに過去最高。単に接続して最長を図っているだけでなく、音源1本1本のブラッシュアップ精度が素晴らしい。既発音源を体験された方ならご存知と思いますが、ピッチが大幅にずれていたり、「My Melancholy Blues」や「Keep Yourself Alive」で音がダブっていたり。フレディの爆テンションぶりを知ることはできたものの、無心に浸り切るにはオーディエンス慣れも必要なタイプでした。しかし、そうした欠点が残っていると別音源と重ねることはできない。そこで、本作を制作したマニアは両音源を徹底的にクリーンナップ。ビシッと安定化させ、ついでにステレオ感まで補整。その上でマッチングさせているのです。その結果生まれたサウンドは、クリアな空気感のド真ん中を力強い芯が真っ直ぐ伸びるシャープ・サウンド。サウンドボードと間違えるほどド密着ではありませんが、演奏音もフレディの歌声もレーザー光線のように気持ちよく伸び、機微も極めて鮮やか。何よりもマニア渾身のマスタリングによる安定感が絶品で、4人のノートが重なり合っても混じり合わずに楽しめるのです。そんなアップグレード・サウンドで描かれるのは、噂に違わぬ絶好調の大熱演。セットも「北米」レッグとは変化していますので、ここで『ULTIMATE HOUSTON 1977』と比較しながら整理してみましょう。オペラ座の夜(7曲)・Death on Two Legs (Dedicated to...)/I'm In Love With My Car/You're My Best Friend/Love Of My Life/'39/The Prophet's Song/Bohemian Rhapsody 世界に捧ぐ(7曲+α)・We Will Rock You (Fast)/Get Down Make Love/Spread Your Wings(★)/It's Late(★)/My Melancholy Blues/We Will Rock You/We Are The Champions/Sheer Heart Attack その他(11曲)・シアー・ハート・アタック:Brighton Rock/Killer Queen/Now I'm Here/Stone Cold Crazy・華麗なるレース:Somebody To Love/Good Old Fashioned Lover Boy/The Millionaire Waltz/White Man/Tie Your Mother Down・その他:Keep Yourself Alive/Jailhouse Rock ※注:「★」印は象徴作『ULTIMATE HOUSTON 1977』でも聴けなかった曲。……と、このようになっています。『A NIGHT AT THE OPERA』『NEWS OF THE WORLD』を2本軸としたバランスも当時らしいのですが、それ以上に重要なのは爆発するような絶好調ぶり。ツアー初日のせいか「We Will Rock You」の歌詞を豪快に間違えたりもしますが、そんなミスも何のその。歌声はが気持ちよく伸びに伸び、ヴィヴラートもシャウトも自由自在。ところどころで調子の良いノドを試すかのように(上方向へ!)フェイクを挟んだりするのですが、まだまだ余裕たっぷりなのです。そんな好調ぶりに誰よりもフレディ本人が喜んでいるのがアリアリと伝わり、「Somebody To Love」のイントロで即興を挟んだり、「Good Old Fashioned Lover Boy」で歌い方を変えたりと、やりたい放題です。また『ULTIMATE HOUSTON 1977』では聴けなかった「Spread Your Wings」「It's Late」も貴重度とは無関係に聴きどころ。前年では苦しそうに何とかこなす日も多かったのですが、本作では余裕綽々なのです。そして絶好調のフレディは曲間も飛ばしまくり。前方客と話しているのか「マダム、何を演奏しようか? Keep Yourself Aliveが良いの?」と言いながら「Brighton Rock」を始めてしまったり、照明係に「おーい、Mr.スポット! こっち照らしてよ、こっちこっち。ありがと!」と半紙欠けたりと妙に機嫌がいい。もちろん、フレディの上機嫌は他のメンバーにも伝染。初日の緊張が上手い具合に集中力へ転化していくのが手に取るように分かるのです。初日があまりにも上手く行ったせいか、翌日のコペンハーゲン公演も同じくらいの絶好調。“NEWS OF THE WORLD Tour”でもズバ抜けた「奇跡の2日間」となりました。コペンハーゲン公演の方は『DEFINITIVE DENMARK NEWS(Wardour-109)』で楽しめたわけですが、本作は「遅れてきた前編」とも言うべきアップグレード・アルバムなのです。海外マニアによる渾身のマスタリングが見事に実を結んだ新名盤。“NEWS OF THE WORLD Tour”最高の大名演で知られる「1978年4月12日ストックホルム公演」の絶品オーディエンス録音。海外マニアが制作したアップグレード・マスターで、2音源をフル活用した最高峰更新盤。既発のようなピッチのズレや音のダブりもなく、絶好調フレディの暴れっぷりを極上体験できる。ぜひ翌日の『DEFINITIVE DENMARK NEWS』と併せ、奇跡の2日間をお楽しみください。Johanneshovs Isstadion, Stockholm, Sweden 12th April 1978 PERFECT SOUND(UPGRADE) Disc 1 (62:59) 1. We Will Rock You (slow) 2. We Will Rock You (fast) 3. Brighton Rock 4. Somebody to Love 5. Death On Two Legs 6. Killer Queen 7. Good Old-Fashioned Lover Boy 8. I'm In Love With My Car 9. Get Down Make Love 10. The Millionaire Waltz 11. You're My Best Friend 12. Spread Your Wings 13. It's Late 14. Now I'm Here 15. Love of My Life 16. '39 17. My Melancholy Blues Disc 1 (50:01) 1. White Man 2. Vocal Improvisation/Guitar Solo 3. The Prophet's Song 4. Stone Cold Crazy 5. Bohemian Rhapsody 6. Keep Yourself Alive 7. Tie Your Mother Down 8. We Will Rock You 9. We Are the Champions 10. Sheer Heart Attack 11. Jailhouse Rock

Queen クィーン/Sweden 1978 Upgrade

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