1994年リリースの「THE SEVENTH SIGN」デモ&ラフミックスをリマスター収録。過去にも出回ったことのある音源ですが、全体的に音像が右寄りだったのを適切に補整、低かった音量も最適なボリュームで収録しています。楽曲構成は殆ど完成されているので、初期のデモではなく仮組みラフミックスと言った感じで、内容は、全体にギター、キーボード、エフェクトを施し、重ねる前のテイクを収録しており、楽曲の完成具合は曲によりまちまちですが、どの曲も、最終版に比べ、より生々しくダイレクトかつストレート、まるでスタジオ・ライブを聴いているような印象を受けるようなRAWな音像が魅力的な高品質な音源集となっています。Never Dieは最終的な音のミックスはまだ施されていないものの、このデモテイク集の中ではかなり完成されてほうですが、続くBrothersやMeant To Beはギターの重ねもまだ施されておらず、まだまだ相当ラフで、全体の音構成も、最終版に比べるとよりシンプルでストレートな印象を受けます。イングヴェイの弾くベースが大きめに聴こえるのもこのラフミックス版の特徴です。Bad Bloodもリズム隊を始めとしてかなりRAWな音像で新鮮。ごってりとギターとキーボードの装飾がかかる前のSeventh Signのストレートな音像は、普通に聴くなら、こちらの方が良いのではと思えるほど。Hairtriggeは公式で聴けるギターイントロが無し。音がゴテゴテ重ねられていないので、最終版のようなスケールは無いものの、こちらもよりストレートな、まるでライブテイクを聴いているかのような生々しいプレイと音像を楽しめます。壮大でダイナミックなForever Oneでも、装飾をはぎ取ったようなすっきりした演奏はこれまた魅力的。アルバム12曲中、7曲の収録、で収録時間は30分弱と短めですが、名盤「THE SEVENTH SIGN」のようなディフ・ヴァージョンとしても十分に楽しめる(曲によっては、完成版以上のストレートかつダイレクトな魅力が楽しめる)ファン必聴の1枚となっています。 Recorded at New River Studios, Fort Lauderdale, Florida in 1994 STEREO SBD 1. Never Die 2. Brothers 3. Meant To Be 4. Bad Blood 5. Seventh Sign 6. Hairtrigge 7. Forever One Yngwie Malmsteen - Guitar, Bass, Vocal Michael Vescera - Vocal Mats Olausson - Keyboards Mike Terrana - Drums