衝撃の超・極上オリジナル録音の新シリーズが爆誕! これまで知られてこなかったサウンドボード級の達人コレクションが続々と新発掘されています。今週は、そのシリーズ第一弾となる超傑作3作品が一挙リリース。新たなる達人コレクションの初公開に選ばれたのは、イングヴェイ・マルムスティーン、EUROPE、マイケル・シェンカー。本作は、そのイングヴェイ編。歴代No.1シンガー:マーク・ボールズを従えて日本に戻ってきた「2001年7月16日:大阪厚生年金会館」公演の超絶級オーディエンス録音です。2001年のイングヴェイと言えば、新日本フィルハーモニー交響楽団との共演来日も思い出深いところですが、その直後には通常ロック・スタイルでの“WAR TO END ALL WARS Japan Tour”も実施。さらには尾となる韓国でのTV放送が『LIVE IN KOREA』として公式化されてもいる。まずは、意外に多産だった当時のスケジュールを振り返って本作のポジションも確認してみましょう。“CONCERTO SUITE LIVE with The New Japan Philharmonic”・6月15日:すみだトリフォニーホール・6月17日:オーチャードホール ←※CONCERTO SUITE LIVE “WAR TO END ALL WARS Tour”・6月30日+7月1日:台北(2公演)・7月7日:ソウル公演 ←※LIVE IN KOREA・7月10日:新潟フェイズ・7月12日:岩手教育会館・7月13日:横浜ベイホール・7月14日:渋谷公会堂・7月16日:大阪厚生年金会館 ←★本作★・7月17日:アステールプラザ・7月18日『THE MIRACLE OF LIVE(福岡)』・7月19日:CLUB DIAMOND HALL・7月21日:静岡市民文化会館・7月22日:赤坂BLITZ【オフィシャルさえも完全超越した驚異の新発掘】これが2001年のアジア・ツアー全15公演。この直前にはヨーロッパ、この直後には南米を巡っていました。6月半ばにオケ共演コンサートを行ったイングヴェイは、すぐさまバンド・スタイルに切り替えて台湾・韓国公演を実施。そのまま矢継ぎ早に再来日を果たしたわけです。しかも、このバンド再来日だけでも10公演という本格的な日程で列島を縦断爆撃。現在では考えられないほどの人気ぶりを見せつけるツアーでもありました(ちなみに、この7ヶ月後にはマークがRING OF FIREで再来日。何という至福の時代だったのでしょうか)。そんなネオクラ絢爛の現場で記録された本作は、「超」が付く極上サウンド。それも「超々々……」とズラズラ並べたくなるくらいの。本邦初公開となるDATマスターなのですが、ぶっちゃけ「完全オフィシャル級」……いや、この頃のオフィシャルと言えば『WAR TO END ALL WARS』『LIVE IN KOREA』ですから「完全オフィシャル超越クラス」と言い換えなくてはいけませんね。EUROPEの『HIROSHIMA 2005 DAT MASTER』やMSGの『OSAKA 2006 DAT MASTER』も同時リリースとなりますが、これらはすべて同じ録音家コレクション。サウンドを湛える美辞麗句はそれらの解説の為に残しておきますが、公式があまりにもショボいのは差し引いた通常レベルで言っても「まるでオフィシャル作品」と呼べる超絶のサウンドなのです。【マークの歌声で甦るHiroshima Mon Amour】そんな新発掘シリーズの中にあって、本作は最大級の目玉作品。何しろ、その超絶サウンドで描かれるのが歌神マーク・ボールズとのフルショウなのですから! ここでそのショウ内容も整理しておきましょう。マークのヴォーカル曲(11曲)・ウォー・トゥ・エンド・オール・ウォーズ:Catch 22/Crucify/The Wizard/Wild One/Miracle of Life/Bad Reputation/Masquerade・クラシックス:Rising Force/Seventh Sign/Hiroshima Mon Amour(★)/I'll See the Light Tonight インストゥルメンタル(4曲+α)・Adagio in G minor/Far Beyond the Sun/Trilogy Suite Op: 5/Blue(★)/Black Star ※注:「★」印は公式映像『LIVE IN KOREA』で聴けない曲。……と、このようになっています。注目はやはりマークが歌うヴォーカル曲。普段ならマークの歌声でビルドアップしたクラシックスが重要になるわけですが、今回ばかりは新曲群も超重要。何しろ、肝心要のスタジオアルバム『WAR TO END ALL WARS』がデモ・レベルの酷すぎるサウンドでしたし、『LIVE IN KOREA』も公式とは名ばかりのTV放送コピー。本作によってやっと、やっとマトモなサウンドで聴けるのです。しかも、ステージテンションで爆上がりした演奏で、正直「こんなにも良い曲だったのか」と驚くほどです(「The Wizard」では歌がヘロヘロになりますが、弘法も筆の誤りと言いますか、マークも人間だったようです)。そして、美味しい美味しいクラシックス。オープニングの「Rising Force」からしてすんごいノド。歴代の猛者達が歌ってきた代表曲なわけですが、伸びに伸ばして張りに張るヴォーカリゼーションは「誰がNo.1なのか、分かってるよな?」と言わんばかり。あまりの絶唱で、ほとんど別の曲のような高揚感を発散しています。そしそして「Hiroshima Mon Amour」! 1985年以来の貴重曲でもありますが、珍しさを吹っ飛ばす歌いっぷり。「あぁ、現行ALCATRAZZもマークを雇ってくれたら……」と、思わず筋違いな妄想にまで駆られる見事なバージョンを味わわせてくれるのです。とにもかくにも、衝撃的な超・高音質。もう言い切ってしまいましょう。『WAR TO END ALL WARS』も『LIVE IN KOREA』もいりません。事実を偽るわけにはいきませんので「オーディエンス」と申告致しますが、その中身は「完全オフィシャル超越クオリティ」。コレクター心理として「公式/非公式」の区別が大切な事も重々承知しておりますが、それ以上に「音」を愛する方なら、本作は絶対盤です。そんな次元に立つ輝きの新名盤。「2001年7月16日:大阪厚生年金会館」公演の超絶級オーディエンス録音。本邦初公開となるDATマスターで、ぶっちゃけ『WAR TO END ALL WARS』『LIVE IN KOREA』さえも超越する「完全オフィシャル超え」級の衝撃録音です。スタジオ作も問題外にする新曲群やマークのヴォーカルで甦った「Hiroshima Mon Amour」も美味しいフルショウを超絶体験できるオフィシャル作品以上の絶対盤です。 Live at Osaka Koseinenkin Kaikan, Osaka, Japan 16th July 2001 ULTIMATE SOUND(from Original Master)*New Source Disc 1 (76:02) 1. Introduction 2. Guitar Intro 3. Rising Force 4. Catch 22 5. Crucify 6. The Wizard 7. Adagio in G minor 8. Far Beyond the Sun 9. Wild One 10. Miracle of Life 11. Bad Reputation 12. Guitar Solo incl. Trilogy Suite Op: 5 13. Blue Disc:2 (63:51) 1. Guitar Solo incl. Badinerie 2. Bass & Drum Solo 3. Band Introductions 4. Masquerade 5. Seventh Sign 6. Acoustic Guitar Solo 7. Black Star 8. Hiroshima Mon Amour★ 9. I'll See the Light, Tonight Yngwie J. Malmsteen - Guitar Mark Boals - Vocals Randy Coven - Bass Tim Donahue - Drums Mats Olausson - Keyboards