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Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/OH,USA 1969 Upgrade

1969年のレッド・ツェッペリンは上半期に行われた二回のアメリカ・ツアーでも相当な人気を獲得していましたが、さらに拡大すべく敢行された三度目のアメリカ上陸が夏のフェス回りを中心としたツアーでした。その初日が「ATLANTA POP FESTIVAL 1969」として発掘されたのは記憶に新しいところですが、この時期の音源の一つとして古くから存在していながら、それでいて見過ごされていたレア音源が7月20日のクリーブランド公演。古くは旧タラ盤「DESTROYER 1969」など、アイテムに限りがあって細々とリリースされていた印象の音源。こちら意外なほど聞きやすいオーディエンス録音だったのですが、一方でヒスノイズが持病の音源ということから先の旧タラ盤などはノイズリダクションを用いてそれをねじ伏せていたものです。いかにも1990年代半ばのアイテムにありがちな状態と言えるでしょう。その後もわずかにアイテムがリリースされていましたが、ジェネ落ち感マシマシなまま出してしまったもの、なおかつ過去のアイテムは総じてピッチが狂ったままでリリースされていたことが印象を悪くさせてしまった要因だったのではないでしょうか。そんな不遇の69年ビンテージ・オーディエンスをリリースするに際し、ベースとなったのは今年に入ってネット上に現れたバージョン。こちらはマスター・リールから二回のダビングを経た、つまり2 genという状態なのですが、既発盤と比べて随分と状態が落ち着いた印象。そもそもピッチは公開された段階で補正されていたおかげで正確。これだけでも過去のアイテムよりはるかに聞きやすくなっていました。さらにビンテージ・オーディエンスらしくモノラル録音ながらテープの劣化によって音が揺れるという状態も過去のアイテムで気になったのですが、そこも公開時に右チャンネルからの再モノ化という処理によって一気に解消。これもまた既発盤の状態とは比べ物にならないほど安定した状態での収録を実現してくれたのです。基本的に遠めな音像ではあるのですが、その一方で回りに騒がしい観客がいないことも、この音源の意外な聞きやすさに大きな貢献を果たしてくれているように思います。そこへ加えてこのようなオーバーホールが施されたことで、いよいよ聞きやすい状態へと生まれ変わってくれました。そんな安定した状態で聞いてみれば、この日は翌日の名演、セントラル・パークを控えて既に盤石な状態であることが伺えます。ところが、翌日のような攻めた演奏というよりも非常に慎重かつ丁寧、それでいて力強いという独特な雰囲気。それはプラントが観客に向かって語りかけているように、この日はモニターがほとんど使い物にならないというステージ状況の中で決行されたことが要因だと思われます。この日に限らず、69年といえばアメリカのロックコンサートで本格的にステージ・モニターが導入された時期ですので、まだ思うように作動してくれなったというハプニングが頻発したはず。つまりステージ上では自分たちの演奏を思うように聞き取れなかった中で慎重に演奏するしかなかった。そうした災難に見舞われてもなおこれほどまでに力強い演奏を聞かせるのが69年のZEPの面目躍如と言えるかと。実際プラントなどはしょっぱなからエンジン全開であり、その桁外れなスクリームがむしろ観客の笑いを誘ってしまう光景などは翌日でも見られたものですし、「I Can't Quit You Baby」や「You Shook Me」といったブルーズ・レパートリーにおける彼の歌声がいかに圧巻であったかを物語ってくれる。また上半期に行われた二回のツアーの中でオハイオ近郊を回ったのは5月17日のオハイオ大学(音源は未発掘)だけですので、この日詰めかけた観客の多くにとっては初めて目の当たりにするZEPのステージだったと思われ、それがまたプラントのスクリームに衝撃を受けたり、あるいは固唾を飲んで見守ったかのような聞きやすい臨場感へとつながったのかもしれません。もっともジミー独演「White Summer / Black Mountain Side」に関してはいかにもテーパーがインストに飽きて録音を止めてしまったようなカットで終わってしまうのですが。そしてZEP自体はモニターの不調も何のその…とばかりにフィナーレ「How Many More Times」爆裂演奏へと突入。自分たちの演奏が聞き取れていないという状況の中で、よくぞこれほどの演奏ができるものですね。丁寧だがアツい演奏という、翌日とはまるで違う演奏ぶりがとても面白い。そもそも一日変われば演奏がガラッと変わるのがまた69年のZEPの面目躍如というべきか。曲が「Oh Rosie」や「The Hunter」パートに移るところもぴったり決まっている。そしてモニターが使えていないからこそ静かな展開が多いのが面白いところ。しかしそんな最中の11分台後半でZEPと関係のない音楽のテープへの転写が少しだけ見られるのも本音源の持病なのですが、その音がZEPの演奏にタイミングよく被さっており、意外と違和感なく聞き過ごせてしまうのは不幸中の幸い(笑)。それは冗談ですが、今までハードル高めに思われていた69年ZEPのビンテージ・オーディエンスが今回グッと聞きやすくなってリリースされます。翌日のセントラル・パークとはまるで違う演奏に驚き!Musicarnival, Warrensville Heights, Cleveland, OH, USA 20th July 1969 TRULY AMAZING SOUND(UPGRADE) (59:50) 1. Intro 2. Train Kept A Rollin' 3. I Can't Quit You Baby 4. Dazed And Confused 5. White Summer / Black Mountain Side 6. You Shook Me 7. How Many More Times

Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/OH,USA 1969 Upgrade

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