ヴィニー・ヴィンセントを迎えての初ツアー“CREATURES OF THE NIGHT Tour”。その衝撃サウンドボード音源が3種も新発掘! 世界中のコレクターが震撼の3タイトルが同時リリース決定です!!本作は、3種同時リリースの第三弾。「1983年3月23日エルパソ公演」の超強力ステレオ・サウンドボード録音です。今回同時リリースとなる三作品の中でも、本作だけは少し毛色が違う。その意味をご説明する為にも、まずは当時のスケジュルを振り返り、3タイトルそれぞれのポジションを確かめてみましょう。1982年《10月13日『CREATURES OF THE NIGHT』発売》・12月29日ー31日:北米#1a(3公演)←※SIOUX CITY/ROCKFORD 1982 1983年・1月1日ー2月4日:北米#1b(23公演)・2月1日ー3月1日:北米#2(12公演)・3月9日ー4月3日:北米#3(15公演)←★ココ★・6月18日ー25日:南米(3公演)《7月『LICK IT UP』制作開始》これが“CREATURES OF THE NIGHT Tour”の全体像。姉妹作『SIOUX CITY 1982 SOUNDBOARD(Zodiac 529)』『ROCKFORD 1982 SOUNDBOARD(Zodiac 530)』はどちらもツアー極初期「北米#1a」の記録だったわけですが、本作のエルパソ公演だけはツアー終盤。「北米#3」の10公演目にあたるコンサートでした。時期はやや異なるとは言え、そこはやはり三姉妹。本作も衝撃クオリティです。サウンドボード卓から直接録音されているのは疑いようがなく、大歓声も遠ければ、ミックス・バランスもラフ(ソロで突然デカくなるヴィニー・ヴィンセントのギターがド迫力!)。その代わり、4人が紡ぎ出す演奏は生々しさの極地で、ギター/ベースの弦もドラムの皮も振動が目に浮かぶような密着感ですし、ヴォーカルも息づかいレベル。綺麗に整えられた公式ライヴ作や、コンサート追体験を演出するようなFM放送では絶対に味わえない生演奏との完全シンクロ感を味わえるのです。そして、本作はそんな衝撃サウンドボードの最高峰版でもある。姉妹の他2作『SIOUX CITY 1982 SOUNDBOARD』『ROCKFORD 1982 SOUNDBOARD』にも言える事ですが、発掘マスターそのままではなく、細心マスタリングで磨き込み。狂っていたピッチをビシッとジャストで安定させ、一部で変化していた音量/音圧も均一に調整。原音の衝撃度は些かも損なう事なく、音楽作品としての完成度を可能な限り高めているのです。生々しいサウンド特性も仕上がりの完成度も姉妹作に通じる一方、まったく違うのはショウ内容。上記のようにツアー後半に差し掛かっており、セットもまるで違うのです。“CREATURES OF THE NIGHT Tour”終盤のサウンドボードと言えば、リオ公演のFM音源が有名ですので、比較しながら整理しておきましょう。CREATURES OF THE NIGHT(4曲)・Creatures of the Night/I Love It Loud/War Machine/I Still Love You(★)70年代クラシックス(10曲)・KISS:Cold Gin/Firehouse/Black Diamond/Strutter(★)・その他:Rock And Roll All Nite/Detroit Rock City/God Of Thunder/Calling Dr. Love/I Want You/Love Gun ※注:「★」印は1983年リオ公演の定番サウンドボードで聴けない曲。……と、このようになっています。リオ公演サウンドボードよりは曲数も多いものの、『SIOUX CITY 1982 SOUNDBOARD』『ROCKFORD 1982 SOUNDBOARD』に比べるとセットはグッとタイトに変更。流れも良くなっていますし、ヴィニーもショウ慣れしてきたのか大暴れ。アンサンブルも勢いも三姉妹の仲でピカイチです。もっともレア曲の類が落ちたのが少し残念なのは拭えないものの、それを補って余りあるレアポイントなのがアンコール。実は、この日の観客は熱狂のあまりステージに向かって物を投げていたそう。それにブチ切れてジーンが客席に突撃し、「Strutter」後にはポールも怒りのMCをぶつけるのです。もっとも映像のない本作ではジーンの大立ち回りは確認できないわけですが、ポールのMCは耳元感覚で体験できるのです。レア曲の面では『SIOUX CITY 1982 SOUNDBOARD』『ROCKFORD 1982 SOUNDBOARD』に及ばないものの、こなれたアンサンブルによる熱演と怒りが噴き出すトラブル・シーンのインパクトは本作だけの旨み。そのすべてを超強力サウンドボードで脳みそにねじ込んでくるド級のライヴアルバムです。「1983年3月23日エルパソ公演」の超強力ステレオ・サウンドボード録音。衝撃の新発掘マスターで、ミックス卓から直接録音されたド密着サウンドは強力無比。場数を踏んでこなれたヴィニー・ヴィンセントも大暴れで、ステージに物を投げる観客に怒りをぶつけるポールのMCも耳元サウンドで楽しめます。Live at El Paso County Coliseum, El Paso, TX, USA 23rd March 1983 STEREO SBD★初登場 Disc 1 (45:41) 1. Intro. 2. Creatures of the Night 3. Detroit Rock City 4. Cold Gin 5. Calling Dr. Love 6. Firehouse 7. Paul Stanley Guitar Solo 8. I Want You 9. Vinnie Vincent Guitar Solo 10. I Love It Loud 11. Drum Solo Disc 2 (47:30) 1. War Machine 2. Love Gun 3. Bass Solo 4. God of Thunder 5. I Still Love You 6. Black Diamond 7. MC 8. Strutter 9. MC 10. Rock and Roll All Nite Paul Stanley - guitar, vocals, Gene Simmons - bass, vocals, Eric Carr - drums, backing vocals Vinnie Vincent - guitar STEREO SOUNDBOARD RECORDING