全世界のコレクターを震撼させている“CREATURES OF THE NIGHT Tour”の新発掘サウンドボード事件。先週に続き、さらなる超絶サウンドボード・アルバムが2タイトル同時リリース決定です!本作は、2種同時リリースの第一弾。「1983年1月14日トロント公演」の超強力サウンドボード録音です。先週の3連発と合わせて合計5作のサウンドボード・アルバムが登場したわけです。まずは何よりショウのポジション。3作と併せ、当時のスケジュールで俯瞰してみましょう。 1982年《10月13日『CREATURES OF THE NIGHT』発売》・12月29日ー31日:北米#1a(3公演)←※SIOUX CITY/ROCKFORD 1982 1983年 ・1月1日ー2月4日:北米#1b(23公演)←★ココ★・2月11日ー3月1日:北米#2(12公演)・3月9日ー4月3日:北米#3(15公演)←※EL PASO 1983・6月18日ー25日:南米(3公演)《7月『LICK IT UP』制作開始》これが“CREATURES OF THE NIGHT Tour”の全体像。同時リリースとなる『PINE BLUFF & HOUSTON 1983 SOUNDBOARD』はやや特殊なので省略し、他4作を記してあります。本作はツアー極初期だった姉妹作『SIOUX CITY 1982 SOUNDBOARD』『ROCKFORD 1982 SOUNDBOARD』に続く三番目。「北米#1b」の9公演目で記録されたサウンドボード・アルバムなのです。そんな本作は、先週の3連発にも負けない超強力サウンド。同じようにミックス卓の直結系でして、大観衆の声援も遠く遠くに囁くように収録されつつ、4人の生演奏は芯も丸出しのド迫力で迫る。すべての演奏音が脳内で鳴っているようなシンクロ感ですし、ちょっとしたヴォーカル・エフェクトやソロで突然大きくなるヴィニー・ヴィンセントのギターなど、少々荒っぽいスイッチングまで超リアル。先週の3タイトルのうち、1本でも体験された方なら「あの続き」と思って頂ければ結構ですし、未体験の方なら「最高峰レベルの流出系」をイメージして頂ければ間違いありません。もちろん本作はネット原音そのままでもなく、細心マスタリングでトリートメント。度急なサウンドの衝撃度はそのままに、ピッチ補整やバランス調整も実施。音楽作品としての完成度も追求したベスト・バージョンに仕上げております。その超絶・超強力サウンドで描かれるのは、先週の3連作とも異なるフルショウ。時期的には『SIOUX CITY 1982』『ROCKFORD 1982』に近いものの、ショウ内容的には『EL PASO 1983』が一番近いので、比較しながら整理してみましょう。CREATURES OF THE NIGHT(4曲)・Creatures of the Night/I Love It Loud/War Machine/I Still Love You 70年代クラシックス(11曲)・KISS:Cold Gin/Firehouse/Strutter/Black Diamond・DESTROYER:Detroit Rock City/God Of Thunder/Shout It Out Loud(★)・その他:Rock And Roll All Nite/Calling Dr. Love/I Want You/Love Gun ※注:「★」印は『EL PASO 1983 SOUNDBOARD(Zodiac 531)』で聴けない曲。……と、このようになっています。「War Machine」の序盤が欠けている為に厳密な意味での完全収録ではありませんが、ほぼショウ全景を体験できます。セレクト的には『SIOUX CITY 1982』『ROCKFORD 1982』にも通じるのですが、曲順は大幅に変更。オープニング「Creatures Of The Night」に「Detroit Rock City」が続く“CREATURES OF THE NIGHT Tour”らしい構成が出来ています。その流れは『EL PASO 1983』に近いのですが、大きな違いは「Shout It Out Loud」の存在。「北米#2」の半ばにセット落ちしており、ツアー中盤の個性ともなっているのです。やや細かい話になってしまいましたが、兎にも角にも衝撃のサウンド・クオリティ。コレに尽きます。先週の3タイトルでド肝を抜かれた方なら「あんなのがまだ出てきたの!?」と驚かれるでしょうが、出てきてしまったのです。まさか、2022年になって音源の穴場だった“CREATURES OF THE NIGHT Tour”が一気にサウンドボード大豊作地帯に変わるとは……。衝撃発掘のツアー中盤篇となる1本。「1983年1月14日トロント公演」の超強力サウンドボード録音。新発掘が続くCREATURES OF THE NIGHT Tourサウンドボードの第四弾で、今回もミックス卓から直接録音されたド密着感が絶大。ツアー途中でセット落ちした「Shout It Out Loud」も残る中期のショウが脳みそに直接流し込まれる超絶の新名盤です。Live at Maple Leaf Gardens, Toronto, ON, Canada 14th January 1983 STEREO SBD★初登場 Disc 1 (45:43) 1. Intro. 2. Creatures Of The Night 3. Detroit Rock City 4. Calling Dr. Love 5. Cold Gin 6. Paul Stanley Guitar Solo 7. I Want You 8. Vinnie Vincent Guitar Solo 9. I Want You (reprise) 10. I Love It Loud 11. Firehouse 12. Drum Solo Disc 2 (45:12) 1. War Machine 2. Love Gun 3. Bass Solo 4. God of Thunder 5. I Still Love You 6. Strutter 7. Black Diamond 8. Shout It Out Loud 9. Rock and Roll All Nite Paul Stanley - guitar, vocals Gene Simmons - bass, vocals Eric Carr - drums, backing vocals Vinnie Vincent - guitar STEREO SOUNDBOARD RECORDING