ついに実現したビリー・アイリッシュの単独来日公演。その一部始終を体験できるオリジナル録音が登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「2022年8月26日:有明アリーナ」公演。その極太オーディエンス録音です。今回の来日はアジア・ツアーの一環として実現。本番の3ヶ月前にたった1公演だけが急遽発表されたのですが、チケットは即完売。現代の音楽シーンを象徴するポップ・スターのアーティスト・パワーを見せつけました。当店では、現行“Happier Than Ever, The World Tour”を様々な傑作でレポート。そのコレクション整理も兼ね、まずはツアー全体像からショウのポジションを達しかめてみましょう。・2月3日ー22日:北米#1(13公演)・3月8日ー4月9日:北米#2(20公演)・4月16日+23日:コーチェラ・フェス←※COACHELLA 2022 WEEKEND 2・6月1日:特別公演 ←※BONN 2022 ACOUSTIC SHOW・6月3日ー7月2日:欧州(21公演)←※GLASTONBURY 2022《7月21日:EP『GUITAR SONGS』発売》・8月13日ー26日:アジア(6公演)←★ココ★・9月8日ー30日:オセアニア(15公演)これが2022年のビリー・アイリッシュ。これまで3種のプロショットをリリースしており、特に『GLASTONBURY 2022』は来日発表とほぼ同時リリースされ、予習作としても好評を博しました。そして実際の来日はその2ヶ月後。「アジア」ツアーの最終日でもありました。サマーソニック以来の4年ぶりであり、単独来日としては初となる現場で記録された本作は、ダイレクト感たっぷりの強力オーディエンス。録音家本人か譲られた本作だけのオリジナル録音なのですが、距離感のまったくない力強い芯にド肝を抜かれる。ヘッドフォンで耳を澄ませば、歌声にうっすらわずかな残響成分も感じられはしますが、それは「判別しよう」という顕微鏡的な聴き方をしての話。パッと聴くと空間要素はまったく感じられず、ビリーの一挙手一投足に沸く黄色い声援の生々しさにやっと「やっぱりオーディエンス……なのかも」と思えるくらいです。しかも、その声援が不思議でもある。まるで洋楽全盛の80年代かのように、黄色い嬌声が……いや悲鳴が大波となって蠢く大盛況のライヴでして、本作でもその雰囲気がしっかりと伝わってくる。しかし、同時に極太な楽音やヴォーカルに比べて異様に遠くにも感じるのです。新型コロナの影響もあって「声を出さないコンサートになるかも」と言われてみましたが、テーパーの周辺だけ静かだったのでしょうか……。理由はともあれ、凄まじい人気ぶりと音楽の聴きやすさが高い次元で両立しているのです。さらに不思議なのは、現場となった“有明アリーナ”が一般施設として開業したのが先月(8月20日)という事実。最新施設だからこその音の良さに感心しつつ、まだ録音ノウハウの確立していない会場でここまでゼロ距離なサウンドを成し遂げるとは……。実のところ、あまりにも芯が力強いために重低音のピークがビビリ気味だったりもするのですが、それもサウンドボード裸足の密着感と引き換えなら納得できてしまう……そんな感じの強力サウンドなのです。その超ダイレクト・サウンドで描かれるのは、当代きってのポップスターとして日本に戻ってきたビリーのフルショウ。前述のように来日の予習作『GLASTONBURY 2022』が好評だったわけですが、フタを開けた結果はどうだったのか。比較しながら整理してみましょう。ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ(8曲)・bury a friend/my strange addiction/you should see me in a crown/ilomilo/i love you(★)/when the party's over/all the good girls go to hell/bad guy ハピアー・ザン・エヴァー(10曲)・I Didn't Change My Number/NDA/Therefore I Am/Billie Bossa Nova/GOLDWING/Halley's Comet(★)/Oxytocin/Your Power/Getting Older/Happier Than Ever その他(6曲+α)・ドント・スマイル・アット・ミー:idontwannabeyouanymore (lovely)/bellyache/ocean eyes・その他:Bored(★)/everything i wanted/The 30th(★) ※注:「★」印は直近のプロショット作品『GLASTONBURY 2022』で聴けなかった曲。……と、このようになっています。大筋でこれまでの“Happier Than Ever Tour”を踏襲していますし、『GLASTONBURY 2022』からセット落ちしたのは「Lost Cause」だけ。その代わりに4曲も増えており、しかもリリースされたばかりの『GUITAR SONGS』から「The 30th」まで披露されている。この曲はまだ4回しか歌った事がなく、世界的にも極めて貴重。そんなレア曲をサウンドボード裸足のド密着サウンドで楽しめてしまうのです。コンサート会場としては未知数だった“有明アリーナ”。ノウハウなしの録音一発目でここまで強力サウンドが実現しようとは。本作の主役はあくまでビリー・アイリッシュであり、今をときめく名曲群。それは重々承知しつつ、思わず今度さまざまなアーティストの名録音が生まれてくる予感にワクワクが止まらなくなるライヴアルバムでもあるのです。いろいろな意味で「今」を楽しめる新名盤。初の単独来日である「2022年8月26日:有明アリーナ」公演の極太オーディエンス録音。距離感のまったくない力強い芯が強力で、それに伴ってディテールも鮮明。80年代洋楽ブームのような黄色い嬌声が飛び交いつつ、それも遠く遠くに感じさせるほどド密着感の圧倒的なダイレクト・サウンドです。新曲「The 30th」の他、「i love you」「Halley's Comet」「Bored」など、直近の名作プロショット『GLASTONBURY 2022』でも聞けないレパートリーも増量のフルショウをダイレクト体験できます。Ariake Arena, Tokyo, Japan 26th August 2022 PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (43:57) 1. Intro 2. bury a friend 3. I Didn't Change My Number 4. NDA 5. Therefore I Am 6. my strange addiction 7. idontwannabeyouanymore / lovely 8. band introductions 9. you should see me in a crown 10. Billie Bossa Nova 11. GOLDWING 12. Halley's Comet 13. Oxytocin (with a snippet of COPYCAT) 14. ilomilo Disc 2 (42:28) 1. MC 2. i love you 3. Your Power 4. The 30th 5. bellyache 6. ocean eyes 7. Bored 8. Getting Older 9. when the party's over 10. all the good girls go to hell 11. everything i wanted 12. MC 13. bad guy 14. Happier Than Ever 15. goodbye





























