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Allman Brothers Band オールマン・ブラザーズ・バンド/England,UK 1974 New Source

オールマン・ブラザース関連のライブ音源と言えば1988年に実現したグレッグ・オールマンの来日公演を収めた極上オーディエンス・アルバム「TOKYO 1998 FINAL NIGHT」が思い起こされるかと思われますが、今回は遂にオールマン・ブラザーズ・バンドご本尊、なおかつ1970年代の絶頂期ライブ音源のリリースが実現。そんな今回お届けするのはオールマンズ最初で最後のネブワース・フェスティバル出演。そもそも彼らがネブワースのステージに上がっていたことすら知らなかったマニアが大半かもしれません。オールマンズがネブワースに登場したのは1974年のこと。この年のネブワースはイギリス側がヴァン・モリソンにセンセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンド。アメリカ側がドゥービー・ブラザーズにオールマンズといったところが主だった出演で、彼らがフェスのトリを務めることになりました。その上1970年代ロックにおけるアメリカ南部代表たるオールマンズが初めてイギリスの地を踏んだ機会でもあった。グループ的にも前年のアルバム「BROTHERS AND SISTERS」やシングル「Ramblin’ Man」の大ヒットによって人気の絶頂にあった時期だからこそ実現した訪英だったと言えるでしょう。そんな彼らがイギリスの代表的なサマフェスに招かれ、なおかつ堂々トリをつとめてみせたもの当時の流れからすれば当然の事かと。79年ZEPの例を出すまでもなく、彼らのネブワースのステージを捉えたオーディエンス録音も複数存在します。今まで二種類が出回っており、それぞれモノラルとステレオという音質の違いも生まれていました。ところが今回リリースされるのは、今までトレーダー間にも出回っていなかった第三の音源。何と言っても特筆すべきは抜群の音質。ステレオで録音されているばかりか、何よりも驚異的な音像の近さ。以前から出回っていた二種類の音源もそれぞれ1974年の野外ライブを捉えたオーディエンスとしては驚くほどのレベルで録音されており、実際ステレオ音源の方はかなりいい線を行っていた。ところが今回の新たな音源はそれら過去のバージョンを軽く一蹴する凄まじい音像。中でもディッキー・ベッツが弾くリードギターの近さたるや。もはや最前列どころか自分がステージの袖から彼の演奏を見守っているかのごとき音圧。それでいて他のメンバーが鳴らす音も凄まじくクリアーに(野外録音ですのでベースがちょっと弱めですが)捉えられており、ヘッドフォンで聞けばそれらの音が左右に分かれ、ちょっとしたステレオ感すら味わえてしまうのだから驚きであると同時に、相当の好ポジにて録音されたであろうことを確信させてくれる極上クオリティ。さらに海外コレクターから提供された今回のカセットはマスターが老朽化する前に作られたバックアップ・コピーだと思われるバージョンで、いわゆるファースト・ジェネレーション。その際にファーストセットを締めくくった「In Memory of Elizabeth Reed」が実際とは間違った位置にコピーされてしまっていたのですが、そこはもちろん今回のリリースに際して修正。また録音がその「In Memory of Elizabeth Reed」で一度モノラルになってしまい、セカンドセットの幕開けとなる「Statesboro Blues」から再びステレオに。しかし「Trouble No More」から再びモノラルとなり、再度ステレオに戻るのは「Les Brers in A Minor」の12分すぎから。その点は惜しまれるのですが、それでもなお全体を通した圧倒的な高音質には驚かされるばかり。仮にLPの時代に今回の音源がリリースされていたとすれば、確実に「サウンドボード」だと誤解されていたことでしょう。ただしイギリス人が初めて目にしたオールマンズの長時間ステージということがテーパーには想定外だったのでしょう、フィナーレ「Whipping Post」でレコーダーの電池切れが近づいてしまいピッチが不安定に。結果として最後はフェイドアウトの憂き目を見てしまう点は玉に瑕。それは初めてオールマンズの堂々たるステージを目の当たりにしたネブワースの観客にしても同様で、彼ららしく長尺の楽曲や演奏が続くステージでありながら、その驚異的な演奏ぶりに釘付けとなっている様も高音質オーディエンスゆえにはっきり伝わってきます。というのも野外フェスにおける彼らのような長尺ジャムのバンドの演奏となれば途中で喋り出す輩が居たとしてもおかしくない。ところがここでは演奏中に騒ぎが始まるようなことは一切なく、それでいて曲が終わると熱心な歓声が飛び交うというメリハリのある臨場感からも、いかに彼らがグループやディッキーの放つ演奏に圧倒されているかが生々しいほどに伝わってきます。そもそも74年はグレッグ・オールマンがソロ・ツアーを行ったこともあってグループとしてのライブの本数が少なく、それ故にアイテムも存在しなかった。そんなオールマンズ絶頂期におけるエアポケット状態と化していた1974年。それが独占入手の極上オーディエンスにしてネブワース出演の記録という貴重極まりない初登場音源。ディッキーのスライドを始めとした大迫力の音像にて、彼らの歴史的なイギリス初ライブの模様を心ゆくまでお楽しみください。Knebworth Park, Stevenage, Hertfordshire, UK 20th July 1974 PERFECT SOUND(from Original Masters)*New Source★世界完全初登場音源 this has just been transfered from the master cassettes that received directly from the taper ..this has has never been circulated Disc 1 (79:59) 1. Intro 2. Wasted Words 3. Done Somebody Wrong 4. One Way Out 5. Call It Stormy Monday but Tuesday Is Just as Bad 6. Midnight Rider 7. Blue Sky 8. In Memory of Elizabeth Reed 9. Statesboro Blues 10. Come and Go Blues 11. Ramblin' Man Disc 2 (73:11) 1. Trouble No More 2. Jessica 3. You Don't Love Me 4. Les Brers in A Minor 5. Drum Solo 6. Les Brers in A Minor (reprise) 7. Whipping Post Gregg Allman - Lead vocals, Keyboards Dickey Betts - Lead & Slide Guitar Lamar Williams - Bass Chuck Leavell - Piano Butch Trucks - Drums, Percussion Jai Johanny Johanson - Drums

Allman Brothers Band オールマン・ブラザーズ・バンド/England,UK 1974 New Source

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