ウィルソン・ピケットの代表的なサウンドボード・ライブを再放送エアチェックしたカセット・マスターからダイレクトに移植した音源をリリース。ウィルソン・ピケットのディープで野太いそのボーカルスタイルは、ファルコンズ(ストーンズがIf You Need Meをカバー)を支え、そのファルコンズを去ると、今度はソロでも60年代のソウルシーンを支え、特にサザン・ソウルというジャンルを語る上で最重要人物。In The Midnight HoursやLand Of 1000 Dancers、Mustang Sully、Funky Broadwayとこれほどソウルファンに愛されたヒット曲が全て演奏されています。やがてモータウンのノーザン・ソウルに押される形でデトロイトを去るウィルソン・ピケット、サザン・ソウルは60年代が最も隆盛を誇った時期で、モータウンのノーザンソウルのようなアーバンなサウンドに取って代わっていく時代の流れ、オーティス・レディングの死去もあって、このゴスペルに根付いたディープ・スタイルのサザン・ソウルは70年代に入ってしまうと音楽シーンでお呼びがかからなくなっていきます。しかしこのライブは絶頂期とも言って良い68年、血気盛んなウィルソン・ピケットの圧倒的にパワフルなステージは最強です。巷で色々カバーされている位有名な前述のヒット曲を典型的なソウル・ショウの形式の中で聴くと、ウィルソンのボーカル・スタイルがやはり唯一無二のパワフルさを持っていることがビシビシ伝わってきます。これが、これこそがディープ・ソウルなのです。冒頭のインストも時代なのか、ジミヘンのサウンドにホーンを導入させたような重量級なサウンドを繰り出し、スイングアウトシスターズがカバーしたAm I The Same Girlのインストも飛び出します Konserthuset, Stockholm, Sweden, 10th February 1969 1.Radio Intro 2.Instrumental #1 3.Instrumental #2 4.Instrumental #3 5.Instrumental #4 Wilson Pickett Intro 6.634-5789 7.People Make The World 8.Midnight Mover 9.Hey Jude 10.Mustang Sally 11.I'm In Love 12.Funky Broadway 13.Midnight Hour 14.Sweet Soul Music 15.Land Of 1000 Dances