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Michael Jackson マイケル・ジャクソン/Osaka,Japan 10.12.1987 Original Masters

一大社会現象と化しただけでなく、1980年代の日本を代表する洋楽イベントであったマイケル・ジャクソンのソロ初来日公演。あれほどまでの盛り上がりを見せた一方でライブ映像や音源に関しては横浜スタジアム一択という状況が長年に渡って続いた中、突如として来日公演前半の模様を極上オーディエンスで捉えた衝撃の発掘が2020年リリースの名盤「NISHINOMIYA 1987 FINAL NIGHT」でしょう。横浜スタジアム以前のステージの模様を最高の音質で伝えてくれたインパクトは今なお色褪せていない。ところが世界中のマニアをアッと言わせた名盤のオーディエンス録音を提供してくれたテーパーはさらに別の日も録音してくれていたのです!87年の来日公演の千秋楽となったのは、今は亡き大阪スタヂアム。彼が録音を敢行したのは最終日の10月12日。それは三日連続公演の最終日というだけでなく、マイケルのソロ初来日公演の最終日でもあったという歴史的な一日。そもそも初来日公演は関東エリアと関西エリアで取材に大きな落差があり、後者の方はリアタイでも報じられた数が極めて少なく、一か月以上も日本に滞在し、一見するとマイケルの一挙一動が報じられていたかのような錯覚を与えていた初来日公演ながら、当時はまだインターネットもなく、報じられたり放送されたりしていたのは圧倒的に関東公演だったのです。むしろ関西エリアで行われたステージの模様はベールに包まれていたといっても過言ではない。だからこそ「NISHINOMIYA 1987 FINAL NIGHT」は文字通りの歴史的発掘となった訳ですが、何より非常にクオリティの高いオーディエンス録音であったことがマニアを狂喜させたもの。2020年になって横浜スタジアム以外の公演を、なおかつ極上オーディエンスで聞ける日が来るだなんて…。そんな名盤のテーパーが今回もやってくれました!87年の野外スタジアムでのオーディエンス録音とは思えないほど驚異的にオンな音像とクリアネス。オープニングのSEが会場に鳴り響いた瞬間、近くにいた女性が「ビックリしたあ」と呟いていますが、聞いているこちらも一緒にびっくりしてしまいそうなほど生々しくて音が大きい。スピーカーからボリュームを上げて鳴らせばいよいよ1987年の大阪スタヂアムにタイムトリップ。テーパーにとっても「NISHINOMIYA 1987 FINAL NIGHT」で見事な仕事ぶりを見せつけてくれただけに、それをも凌駕してしまうのでは?と思えるほど驚異的なクオリティ。それと同時に、これほど卓越したクオリティで捉えられた87年来日公演の最終日がトレーダー間にも出回ることなく、35年間も眠り続けていたというのも驚きを禁じえません。そう、今回テーパーから新たなる音源として提供されたのには、あの来日公演から35周年というタイミングもあったのです。それにしても本当に音がイイ。これほどのクオリティであれば一般の音楽ファンですら、場の空気感をたっぷり吸いこんだオーディエンス録音の威力や魅力を存分に味わってもらえるかと。そして歴史的な来日公演の最終日ということもありマイケル以下、ステージ上の一団は文字通りの全力投球。ツアー序盤の西宮はもちろん、テレビ放送用の撮影が行われた横浜と比べても明らかにリラックス感が漂っている。ライブ終盤で演奏が長く展開される「Shake Your Body (Down to the Ground)」ではマイケルが随所で笑い声を上げており、大成功に終わったソロ初来日公演に対する満足感が溢れ出ている。とはいえ地名を叫ぶサービスは西宮でうっかり東京と言いそうになったアノ場面で懲りたのでしょう(笑)、MCでは大阪のおの字も出てきません。それに大フィーバーとなった来日公演とはいえ昭和の洋楽ライブ。バンドメンバーがコールアンドレスポンスを求めるやいなや会場がシュンとしてしまうのも微笑ましい。皮肉なことに、そうした消極的な場の雰囲気も今となっては聞きやすさに一役買ってくれたのだから、一概に悪いとは言えません。最後にボーナストラックとして大阪公演初日の開場前に行われたマイケルのマネージャーからの挨拶が収められています。何とそこでは「心配かけてすみません、彼は回復しました、三日間の素晴らしいショウをお届けできると思います」と説明しているのですが、当時マイケルが体調を崩していたことはほとんど報じられておらず、また横浜から大阪までの間に5日ものオフがあったことが功を奏し、スケジュールが変更されることもなくツアーが遂行されたのでした。最初に申し上げましたように、大阪公演の模様は東京や横浜のそれと比べてほとんど報じられることがなく、これは時の流れの中で忘れ去られていた衝撃の事実と言ってもいいでしょう。ツアー最終日の模様を完璧な音質で捉えたというだけでも世界中のマニアを驚かせるに十分だというのに、さらなる驚きの場面までもボーナスに収録した掛け値なしに歴史的発掘かつ極上のオーディエンス・ドキュメンタリー!・9月11日-14日:後楽園スタジアム ※11日はドレスリハ、13日 「GREATEST MOMENTS IN THE EAST」・9月19-21日:阪急西宮球場 21日「NISHINOMIYA 1987 FINAL NIGHT」・9月25-27、10月3&4:横浜スタジアム ※26日「GREATEST MOMENTS IN THE EAST」、27日「JAPAN TOUR 1987 YOKOHAMA STADIUM」・10月10日-12日:大阪スタヂアム←★ココ★ Live at Osaka Stadium, Osaka, Japan 12th October 1987 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (45:11) 1. Intro 2. Wanna Be Startin' Somethin' 3. Things I Do for You 4. Off the Wall 5. Human Nature 6. This Place Hotel 7. She's Out of My Life 8. I Want You Back / The Love You Save / I'll Be There 9. Rock With You 10. Lovely One Disc 2 (63:48) 1. Bad Groove 2. Workin' Day and Night 3. Beat It 4. Billie Jean 5. Shake Your Body (Down to the Ground) 6. Thriller 7. I Just Can't Stop Loving You 8. Bad Bonus Track 9. Message from Frank DiLeo (Manager)* Recorded at Osaka Stadium 10th October 1987 通訳(男性)「えーこの度は、ご心配とご迷惑をお掛けしたんですけど、あのー、こちらの会場の皆様、そして、日本国の・・・日本全国の皆様から、非常に温かいお見舞い、そして歓迎を受けまして、マイケルがやっと元気になりました。」「ですから、今日、三日間、素晴らしいショウを皆さまにお届けできると思います。マイケルのメッセージですけど、皆さんで今日は ROCK しましょう!」(*この「ROCKしましょう!」の発音が80年代風でインパクトあり) Michael Jackson - lead vocals Greg Phillinganes - keyboards Rory Kaplan - keyboards Christopher Currell - Synclavier, guitar Ricky Lawson - Drums, percussion Jennifer Batten - guitar Jon Clark - guitar Don Boyette - bass Kevin Dorsey - Background vocals Darryl Phinnessee - Background vocals Dorian Holley - Background vocals Sheryl Crow - Background vocals

Michael Jackson マイケル・ジャクソン/Osaka,Japan 10.12.1987 Original Masters

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