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Neil Young and the Shocking Pinks ニール・ヤング/WA,USA 1983

何とびっくりニール・ヤング&ショッキング・ピンクスのライブ音源がリリース!ニール迷走のゲフィン時代の中でも黒歴史(苦笑)とされるショッキング・ピンクス。テクノにカントリーとレコード会社の思惑どおりにアルバムをリリースしてくれないニールに業を煮やしたゲフィンが「ロックンロールのレコードを作れ」と命じたところ「ほらよ」と差し出したのがロカビリー・アルバム「EVERYBODY'S ROCKIN'」。当然レコード会社だけでなくファンをも当惑させる結果となったのですが、同アルバムを引っ提げてアメリカ・ツアーを敢行すると事態は好転。さすがはロカビリーの国だけのことはありショッキング・ピンクスのステージは人気を博し、ツアーは三か月にも渡って行われたのでした。とはいえこのツアーからリリースされたオフィシャルのライブビデオ「SOLO TRANS」を見れば解るように、大半はニールがズラリと並ぶ名曲を歌い上げる弾き語りステージがメインとなっており、ショッキング・ピンクスのロカビリー・ショーが始まるのはライブ後半。その分かりやすい内容もまた好評を博し、ツアーがアルバムをはるかに上回る成功を収めた要員となったのです。確かに従来のニールのイメージ通りである弾き語りステージからロカビリー・ショーへと豹変する構成はビジュアル的なインパクトが大きく、だからこそ「SOLO TRANS」という映像作品が作られたのも当然の事かと。ただでさえ人気のないゲフィン時代におけるライブビデオということでショッキング・ピンクス・ショーは「SOLO TRANS」一択となった感があり、コレクターズ・アイテムが一切存在しません。しかし「SOLO TRANS」はライブ完全収録からは程遠く、ユニークなステージの全貌を垣間見るにはあまりにも物足りない。そこはオーディエンス録音の登場となる訳ですが、1983年という年代の割に、このツアーはスカッと音のいい音源が意外なほど少ない。それは一般的にニールの人気が下降していた時期であり、マニアがショッキング・ピンクスまで追い切れなかったという現実を反映しています。それもまたアイテムがリリースされなかった原因だったのですが、今回用意しました9月21日のマディソン公演はそうした中でも非常に良好なオーディエンス録音として残された一日。程よい距離感とクリアーな音質はショッキング・ピンクスという時期でなければ(笑)とうの昔にアイテムがリリースされていたのでは?と思えるほど。おまけにピッチもアジャストしてより聞きやすくなりました。こうして聞いてみると実際のステージは7割がニールの弾き語りとなっていて、なおかつ名曲連発なセットリストであったことから大いに盛り上がっていることが解る。さらに驚かされるのは、ライブが後半に差しかかったところで開始されるショッキング・ピンクス・ショーでの盛り上がり。なるほど弾き語りステージから一転してピンク・スーツをまとったバンドメンバーが登場してのロカビリーは抜群に面白く、問題作「EVERYBODY'S ROCKIN'」の中でもニールらしい佳曲として話題になった「Payola Blues」などは合唱が起きるほどウケている。マニアでもめったに話題に上がることのないショッキング・ピンクスのステージが実はとっても楽しいライブを繰り広げていたということが解る上質オーディエンス・アルバムです。ニールの黒歴史たるロカビリー・ショーを収めた世界初(笑)の画期的なアイテムとなる伝説のショッキング・ピンクス・ショーを(文字通り!)Dane County Veterans Memorial Coliseum, Madison, WI, USA 21st September 1983 PERFECT SOUND Disc 1 (46:01) 1. Comes A Time 2. Love Is A Rose 3. Down By The River 4. Too Far Gone 5. Only Love Can Break Your Heart 6. Old Ways 7. Old Man 8. The Needle And The Damage Done 9. Helpless 10. Dance, Dance, Dance 11. Heart Of Gold Disc 2 (74:28) 1. Sail Away 2. Don't Be Denied 3. Powderfinger 4. Ohio 5. After The Gold Rush 6. I Got A Problem 7. My My, Hey Hey (Out Of The Blue) 8. Mr. Soul 9. Sugar Mountain THE SHOCKING PINKS SET 10. Jellyroll Man 11. Wonderin' 12. Payola Blues 13. Get Gone 14. Don't Take Your Love Away From Me 15. Everybody's Rockin' 16. Do You Wanna Dance? Neil Young - vocals, guitar, keyboards, harmonica, vocoder Ben Keith - guitar, alto saxophone Larry Byron - piano, trumpet, vocals Anthony Crawford - guitar, vocals Rick Palombi - vocals Craig Hayes - baritone saxophone Tim Drummond - bass Karl T. Himmel - drums Larry Cragg - drums, banjo,pedal steel guitar Pegi Young - vocals Inez Bongiorn - vocals Connie Simmons - vocals Rosemary Lovell - vocals

Neil Young and the Shocking Pinks ニール・ヤング/WA,USA 1983

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