2016年11月に難病のため56歳の若さで逝去してしまったスーパー・ベーシスト、ヴィクター・ベイリー全盛期の代表作「ロー・ブロー」発表後に行なった、2度とあり得ないスーパー・ミュージシャンの奇跡の邂逅を捉えた夢のプロジェクトによる強烈なパフォーマンスが登場!!!「ロー・ブロー」リリースに伴い行なった、アルバムにも参加していたデニス・チェンバースはじめ、ケニー・ギャレット、ジム・ベアード、デイヴィッド・フュージンスキーという最強ラインナップによる数少ない(メンバー全員が超多忙)ツアーから、2000年4月25日ドイツ・ケルン公演をレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した近年発掘の極上高音質ステレオ・サウンドボードにて2時間に渡り完全収録した強烈な2枚組が入荷しました!!!ステージはアルバム「ロー・ブロー」からのナンバーを中心に構成されているが、どの楽曲もスタジオ録音の数倍の長尺で演奏されており、大名盤といわれる「ロー・ブロー」の名曲群をもっと聴きたいというファンの溜飲を下げる、全編熱演を繰り広げています。どの楽曲もやはり肝はヴィクターのフレットレスから繰り出されるトゥー・フィンガーでのスラップ・フレーズと、デニスの繊細なキメも完璧なそれでいてパワフルな超絶ドラミングから叩き出される強力なリズムが融合して、グイグイとドライブしながらクライマックスに到達する…とにかく聴いていて快感を覚えるリズムが超気持ちい~のです!オープニング・ナンバーの「キッド・ロジック」からヴィクターとデニスによるリズム隊が全開のなか、上原 ひろみも大ファンで共演もしているバークリー音楽大学で講師も勤める、全く他の誰とも違う個性のトンガったオンリー・ワンの変態ギタリストのフュージンスキーによるフレットレス・ギターが炸裂し、ジョン・マクラフリン、パット・メセニー、マイク・スターン、ブレッカー・ブラザーズ他、キーボード奏者としてもサウンドクリエーターとしても多数のミュージシャンに信頼が厚く超多忙なベアードがバンド・アンサンブルを最良の状態に纏め上げ、ニューヨーク・タイムズがチャーリー・パーカー以降に登場した最も重要なサックス奏者の1人と称賛した、最晩年のマイルス・デイヴィスの片腕としても有名なケニーのワン&オンリーな音色とスピリチュアルなアルトがブローを決める、このバンドが途轍もない次元にいてプレイを楽しんでいる様が圧巻。そしてラストに披露される20分を超える「ブライアン・ティーザー」がとにかく最高なのです。ヴィクターの驚異的なキレッキレのベースとデニスの卓越したドラムスがウネリながら高速で突き進み、変態度マックスのフュージンスキーのギターが唸り声を上げ、ソプラノに持ち替えたケニーがデニスの壮絶なドラムスとのバトルを延々と繰り広げ、決着が付かないまま全員が加わり大団円を迎える、こんなカッコイイ演奏そうはありません!さらに観客の熱烈なアンコールに応えて1人だけで登場したヴィクターは、スキャットも交えてソロでウェザーの「バードランド」を演奏するという、心憎い演出も見事