最低でも月に一回はライブを行っている今年のビリー・ジョエル。その最新公演は11月11日のアトランタで行われました。その少ない公演数で集客を得るべく大会場を使うのが恒例化していますが、今回はアトランタにあるメルセデス・ベンツ・スタジアムで行われたのです。よって今回届けられた音源も大会場でのオーディエンス録音となった訳ですが、まだオープンして5年足らずという最新鋭のスタジアムということが功を功を奏して音響が抜群。実際、今回のオーディエンス録音はスタジアムでの録音であることが信じがたいほど圧巻の音像。そんな文字通りの極上オーディエンスで聞かれる最新アトランタ公演は演奏内容も素晴らしい。ここ最近のスタンダード・レパートリーでまとめられたセットリストがサクサク進む完璧な演奏ぶり。そうした中でもライブ中盤における「All For Leyna」と「Sometimes A Fantasy」というプチ「GLASS HOUSES」コーナーは魅力的で、結果としてこの日はセットリスト全体を通して「GLASS HOUSES」アルバム・ナイトと呼べるセットリストになったのがまた大きな魅力でしょう。我々日本人にとっても懐かしさいっぱいなアルバムですが、特に「All For Leyna」の演奏は素晴らしい出来栄えで、改めてイイ曲なのだと思い知らされることしきり。ところがこの日はさらに大きな目玉となる場面が待ち構えており、それは「The River Of Dreams」で起きたのでした。この曲の合間にカバー曲が始まるのは毎晩の恒例行事ですが、ここアトランタで披露されたのはアイク&ティナ・ターナーの「River Deep-Mountain High」。つまり「River」つながりとでも呼びたくなる洒落た展開。同曲でリードボーカルをとったのはパーカッションのクリスタル・タリフェロなのですが、ちょっと物真似が入ってる?と突っ込みたくなるほどティナ感たっぷりのシャウトが聞かれます。おまけに演奏がまた完璧で、どうせ尺の短い1960年代の曲なのだからフルコーラスでやってしまえばいいのに(2コーラスで終わります)と思えるほど見事な演奏ぶり。そこから「The River Of Dreams」に戻るのが気まずく映ってしまうほど見事なカバー曲コーナーもまた最高の音質で捉えてくれました。こうした極めてレアな場面、そして全体を通しての充実したセットリスト。何より今年のツアーから生み出されたハイレベル・オーディエンス群の中でも掛け値なしにトップと断言できる完璧な音質で最新ステージを心ゆくまでお楽しみください!Mercedes-Benz Stadium, Atlanta, GA, USA 11th November 2022 ULTIMATE SOUND Disc 1 (73:30) 1. The End Title 2. A Matter Of Trust 3. My Life 4. Vienna 5. The Entertainer 6. An Innocent Man 7. Zanzibar 8. Don't Ask Me Why 9. Just The Way You Are 10. Pressure 11. Allentown 12. Movin' Out (Anthony's Song) 13. She's Always A Woman 14. All For Leyna 15. Sometimes A Fantasy Disc 2 (57:05) 1. Only The Good Die Young 2. The River Of Dreams / River Deep-Mountain High 3. Nessun Dorma (Mike Delguidice) 4. Scenes From An Italian Restaurant 5. Piano Man 6. We Didn't Start The Fire 7. Uptown Girl 8. It's Still Rock And Roll To Me 9. Big Shot 10. You May Be Right





























