オフィシャルでLAフォーラムがリリースされるだけでなく、今回ロイヤル・アルバート・ホールの決定版がリリースされるというタイミングの中にあって、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス1969年のライブ音源を用意いたしました。人気が絶頂に達していた当時のエクスペリエンスは4月から大々的なアメリカ・ツアーを敢行。ジミ初のマディソン・スクエア・ガーデンに今回オフィシャルでリリースされたLAフォーラムなど、当時のアメリカでのロックコンサートとしては破格のアリーナ・ツアーが続きます。さらに5月はフェスへの出演なども組み込まれ、25日にはサンノゼで行われたイベントにエクスペリエンスが登場。この日は古くからオーディエンス録音が出回っており、当時としては聞きやすい音質であったことから「HIGH TIMES AT SAN JOSE POP」というプレス盤アイテムがリリースされた実績も。そんな音源はジミのギターの音が間近で捉えられた迫力の音像でありながら、それでいて飽和することのない絶妙なバランス。それ故に以前はリリースされたのでしょうが、元々ジミの歌声が追いやられ気味なバランスであったところにライブが進むとさらに聞き取りずらくなってしまう。そこがもう少しどうにかなってれば今なおリリースできたかもしれません。しかし今回は過去にジミのトレーダー間に「ATM」シリーズとして出回っていた2nd Gen.のベストバージョンにて収録。しかもギフトながらピッチをしっかりとアジャスト。おかげでジェネ落ち&ピッチの狂いがみられた既発盤を凌いでしまうという大変に贅沢なアイテムとなりました。またジミのギターが近くて生々しいバランスであったことが功を奏し、彼がこの日のステージで弾き倒している様子も手に取るように伝わってくるのがイイ。そもそもこの日のジミは「Hear My Train A-Comin'」から幕を開けたことで序盤からリラックスしてステージに上がっており、フェスの大観衆を前にしてもじっくりと弾いている。実際「Red House」も余裕といった具合。そこからフェスらしくヒット曲を立て続けに披露した後で「Voodoo Chile」ジミのボルテージが最高潮に達します。同曲から次の展開を模索しつつ、再び「Voodoo Chile」に戻ったところで閃いたのが後の「Message To Love」となるリフ。この時期に何度もアドリブに盛り込まれていたものでした。そこからアルバート・ホールでも披露されていた「Room Full Of Mirrors」の草稿パターンへと移りますが、これ以上リリースされていない曲が続くとフェスの大観衆を退屈させてはまずいとばかりに必殺「Sunshine Of Your Love」へと素早く移ってみせる。そんなキレッキレなジミを生々しい音像で捉えた、マニアには定評のあるオーディエンス録音をベストバージョンにて収録した超ゴージャスなCD!The Northern California Folk-Rock Festival Santa Clara Country Fairgrounds, San Jose, CA, USA 25th May 1969 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(UPGRADE) (70:24) 1. Intro 2. Hear My Train A Comin' 3. Fire 4. Drum Solo 5. Spanish Castle Magic 6. Red House 7. I Don't Live Today 8. Foxey Lady 9. Purple Haze 10. Voodoo Child (Slight Return) 11. Message To Love / Roomful Of Mirrors / Sunshine Of Your Love / Voodoo Child (Reprise) Jimi Hendrix - Guitar, Vocals Noel Redding - Bass Mitch Mitchell - Drums