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Santana サンタナ/NY,USA 11.6.1990

あの絶対名手ミラード・コレクションにも負けない……いや、勝ってしまうかも知れない衝撃の新マスターが登場。緊急リリース決定です!いきなり「ミラード」から入ってしまいましたが、本作の主役はSANTANA。『SPIRITS DANCING IN THE FLESH』時代の一幕「1990年11月6日ニューヨーク・シティ公演」の超絶級オーディエンス録音です。本稿に目を留められた方なら、このツアーを象徴するミラードの名作『COSTA MESA 1990』『COSTA MESA 1991』をご記憶かも知れませんが、あの姉妹作に対して本作はいかなるポジションにあるのか。まずはワールドツアー全景から振り返ってみましょう。1990年・4月12日ー5月26日:北米#1(14公演)《6月『SPIRITS DANCING IN THE FLESH』発売》・5月29日ー6月30日:欧州#1(26公演)・7月13日ー11月21日:北米#2(68公演)←★ココ★ 1991年・1月19日+24日:ROCK IN RIO出演・4月27日ー5月11日:北米#3(6公演)・5月15日ー22日:日本(6公演)・5月25日ー6月28日:北米#4(9公演)・7月7日ー27日:欧州#2(17公演) ←※ATHENS 1991・8月30日ー11月3日:北米#5(19公演)←※COSTA MESA 1991 これが1990年/1991年のSANTANA。アルバム・セールス的には大ヒット期というわけでもありませんでしたが、ツアーはキャリア屈指という規模で大々的に展開。本作のニューヨーク公演は、その中でもメインレッグ「北米#2」の56公演目にあたるコンサートでした。そして、この「北米#2」こそがミラードの『COSTA MESA 1990』も輩出した時期。本作は、かの名作の約2ヶ月後でもあるわけです。そんなショウで記録された本作は、まさにド肝を抜く「超」極上オーディエンス。冒頭にも述べましたが、『COSTA MESA 1990』よりも鮮やかという異様なサウンドなのです。本作を手掛けたのも知る人ぞ知る名手「tapetyrant」。この人物は、80年代半ばから90年代前半のニューヨーク近郊で活動していたテーパー。ジャズ/フュージョン系を中心としつつも、ブライアン・フェリーやデヴィッド・ボウイ、スティング、YESなどの名作も残しています。そのサウンドは、輝くほどに美しい。オンな芯のダイレクト感、ディテールの細やかさ、距離をまったく感じない密着感……そのすべてがミラード作品と同等でありつつ、鳴りは更に美しい。ミラード録音が鳴りを活かしたリッチなサウンドだとすれば、本作は機微の機微まで透き通ったクリスタル・クリア・サウンド。サンタナのギターはもちろん、複雑に折り重なったパーカッションやシンセ、ベース・ラインに至るまで、すべてノートがキラキラと輝いている。オーディエンス録音は好みも大きいものですが、このビッカビカなサウンドは、もはやサウンドボードか/オーディエンスかといった方法論も超えた「コンサート記録の奇跡」です。そんな輝きのサウンドで画かれるのは、『COSTA MESA 1990』と似て非なるショウ。「Soul Sacrifice」の冒頭が少し欠けているものの、ほぼほぼフル収録です。ここでは『COSTA MESA 1990』と比較しつつ、セットを整理しておきましょう。60年代/70年代・サンタナ:Savor(★)/Soul Sacrifice/Jin-Go-Lo-Ba・サンタナIII:Batuka(★)/No One To Depend On(★)/Toussaint L'Ouverture・その他:Black Magic Woman (Gypsy Queen)/Oye Como Va/Europa (Earth's Cry, Heaven's Smile)/She's Not There 80年代/90年代・スピリッツ・ダンシング:Spirits Dancing In The Flesh/It's A Jungle Out There/Soweto (Africa Libre)(★)/Choose・ミラグロ:Somewhere In Heaven/We Don't Have To Wait・その他:Mandela/Blues For Salvador/The Healer/Chill Out (Things Gonna Change)(★)/For Those Who Chant(★) ※注:「★」印はマイク・ミラードの名作『COSTA MESA 1990』で聴けない曲。……と、このようになっています。セットの基礎は似ていますが、5曲が入れ替え。特に「Soweto (Africa Libre)」やルイス・ガスカのカバー「For Those Who Chant」、それにジョン・リー・フッカーのアルバムに収録された「Chill Out (Things Gonna Change)」辺りは翌1991年の代表作『COSTA MESA 1991』やATHENS 1991まで揃えても聴けない。そんな貴重なレパートリーまでサウンドボード裸足の超極上サウンドで楽しめるのです。絶対名手ミラードの名作に真っ向勝負を挑み、五分以上で渡り合ってしまう衝撃の新発掘ライヴアルバムです。光り輝くオーディエンス・サウンドの美しさ。「1990年11月6日ニューヨーク・シティ公演」の超絶級オーディエンス録音。知る人ぞ知る名手「tapetyrant」の大元マスターで、オンな芯のダイレクト感、ディテールの細やかさ、距離をまったく感じない密着感……そのすべてがミラード録音『COSTA MESA 1990』と同等。その上でクリスタ・クリアな透明感と輝きは上回ってさえいる。「Soweto」「Chill Out」「For Those Who Chant」等の貴重曲もサウンドボード裸足の超極上サウンドで楽しめる衝撃の新名盤です。Beacon Theatre, New York City, NY, USA 6th November 1990 ULTIMATE SOUND★奇跡的超高音質 Disc 1 (77:17) 1. Angels All Around Us / Spirits Dancing in The Flesh 2. The Healer 3. It’s A Jungle Out There 4. Soweto (Africa Libre) 5. Somewhere In Heaven 6. Batuka 7. No One To Depend On 8. Chill Out (Things Gonna Change) 9. We Don’t Have To Wait 10. Black Magic Woman / Gypsy Queen 11. Oye Como Va Disc 2 (74:05) 1. Mandela 2. For Those Who Chant 3. Savor 4. Blues For Salvador 5. Choose 6. She's Not There 7. Toussaint L’Ouverture 8. Soul Sacrifice incl. A Love Supreme 9. Drum Solo 10. Soul Sacrifice (reprise) 11. Europa (Earth’s Cry, Heaven’s Smile) 12. Jin-Go-Lo-Ba

Santana サンタナ/NY,USA 11.6.1990

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