キャリア最大のジャパン・ツアーで絶頂を極めていた1995年のイングヴェイ・マルムスティーン。その現場をフル体験できる衝撃の新発掘アルバムが永久保存決定です。そんな本作に刻まれているのは「1995年9月19日:名古屋市公会堂」公演。その極上オーディエンス録音です。2009年を最後にイベント的な来日しかしなくなってしまったイングヴェイですが、80年代/90年代の日本人気はそれはそれは凄まじいものでした。その中でも最長・最大規模だったのは、1995年の“MAGNUM OPUS Tour”。まずは、その日程で絶頂だった日本人気を思い出してみましょう。・9月8日『DOUBLE MAGNUM(鹿児島)』・9月9日『DOUBLE MAGNUM(九州)』・9月11日:広島郵便貯金ホール・9月12日:松山市民会館・9月14日:倉敷市民会館・9月15日『OSAKA 1995(映像)』・9月16日:京都会館・9月18日:尼崎市総合文化センター・9月19日:名古屋市公会堂 ←★ココ★・9月20日:栃木県総合文化センター・9月22日:北海道厚生年金会館・9月24日:岩手教育会館・9月25日:秋田市文化会館・9月27日:新潟テルサ・9月28日:イズミティ21・9月29日:神奈川県民ホール・9月30日『THE ONLY ONE(武道館)』以上、全17公演。オーケストラとバンドの2回来日が実現した2001年(合計12公演)さえも超え、2位の“FACING THE ANIMAL Tour(14公演)”にも大差を付けての1位。しかも、公演数だけでなくハイライトの日本武道館も実現(この時が最後でした)させるという、まさに絶頂のジャパン・ツアーでした。本作の名古屋公演は、その中盤9公演目にあたるコンサートでした。その人気ぶりのわりに、これまで決定盤に恵まれてこなかった時期でもあるのですが、本作はその鬱憤(?)を晴らす衝撃の極上ライヴアルバム。名盤を連発している独自ルートから新発掘されたDATマスターなのですが、そのサウンドたるや「まるでサウンドボード」を地で行く凄まじさ。心を鎮めてヘッドフォンで聴き込むとスネアやバスドラの音色にオーディエンスっぽさも感じなくはないのですが、それは「証拠探しのため顕微鏡的に聴き込めば」という次元の話。普通に聴くだけなら猛烈に引き締まった輪郭と見事なセパレート感は空間録音とは思えません。そんな超タイト・サウンドで画かれるのは、マイク・ヴェセーラが残した2大名盤『THE SEVENTH SIGN』『MAGNUM OPUS』を濃縮還元したようなフルショウ。ここでその内容も整理しておきましょう。マイク・ヴェセーラ時代(14曲+α)・セヴンス・サイン:Never Die/Crash and Burn/Seventh Sign/Forever One・マグナム・オーパス:Vengeance/No Love Lost/Cross the Line/I'd Die Without You/Overture 1622/Voodoo/The Only One/Fire in the Sky・メドレー:Time Will Tell (Pyramid of Cheops)/Amberdawn (Brothers) クラシックス(6曲+α)・Too Young to Die, Too Drunk to Live/Far Beyond the Sun/Black Star/I'll See the Light Tonight/Trilogy Suite Op: 5 (Krakatau)・その他:Red House/Aria……と、このようになっています。ご覧の通り、歌物はほとんどが『THE SEVENTH SIGN』『MAGNUM OPUS』ナンバーで、クラシックスはインストやイングヴェイ自身が歌う「Red House」がメイン。RAINBOWやイングヴェイの場合、その時々のシンガーが歴代の名曲をどう染め変えるかも楽しみの1つなのですが、“MAGNUM OPUS Tour”にはあまり期待できない……かと思いきや、その醍醐味を一身に背負うのがALCATRAZZの「Too Young to Die, Too Drunk to Live」! 1986年にはジェフ・スコット・ソートも歌っていましたが、それ以来の復活。そして、このツアーを最後に演奏していないレア曲でもあります。またレア度で言えば、『MAGNUM OPUS』の新曲分もなかなかのもの。「Cross the Line」「I'd Die Without You」「Time Will Tell」「The Only One」「Fire in the Sky」など、ヴェセーラ離脱以降は演奏していない曲が目白押し。さらにダメ押しが名曲中の名曲「Crash and Burn」。曲の良さでは最高傑作と名高い『THE SEVENTH SIGN』でも最高の1曲ですが、これまたヴェセーラ時代だけの限定曲でした。本作は、そんな貴重レパートリーの数々をサウンドボード裸足の極上サウンドで現場体験できるのです。人気絶頂にありながら決定盤に恵まれてこなかった“MAGNUM OPUS Tour”の日本公演。その歴史に幕を引く、極上フル・ライヴアルバムです。キャッチーなメタリック・ヴォイスで独特な魅力を湛えていたマイク・ヴェセーラ時代の総決算。「1995年9月19日:名古屋市公会堂」公演の極上オーディエンス録音。独自ルートから新発掘されたDATマスターで、「まるでサウンドボード」を地で行く凄まじさ。オンで力強い芯はゼロ距離感覚ですし、猛烈に引き締まった輪郭に裏打ちされたディテール、見事なセパレート感は空間録音とは思えません。このツアー以降演奏されていない「Too Young to Die, Too Drunk to Live」や「Cross the Line」「I'd Die Without You」「Time Will Tell」「The Only One」「Fire in the Sky」など、レア曲満載の“MAGNUM OPUS Tour”をフル体験できる新決定盤が誕生です。Live at Nagoya-shi Kokaido, Nagoya, Japan 19th September 1995 ULTIMATE SOUND(from Original Master) Disc 1 (78:33) 1. Intro 2. Vengeance 3. No Love Lost 4. Never Die 5. Cross the Line 6. Far Beyond the Sun 7. I'd Die Without You 8. Crash and Burn 9. Keyboard Solo 10. Time Will Tell / Pyramid of Cheops 11. Overture 1622 12. Trilogy Suite Op: 5 / Krakatau 13. Red House 14. Badinerie / Guitar Solo 15. Seventh Sign Disc 2 (60:38) 1. Band Introductions 2. Voodoo 3. Bass & Drum Solo 4. Amberdawn / Brothers 5. The Only One 6. Fire in the Sky 7. Too Young to Die, Too Drunk to Live 8. Forever One 9. Aria 10. Black Star 11. Happy Birthday 12. I'll See the Light Tonight Yngwie Malmsteen - Guitar Michael Vescera - Vocals Mats Olausson - Keyboards Barry Sparks - Bass Shane Gaalaas - Drums