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Eric Clapton エリック・クラプトン/England,UK 2011 Complete DAT Master

一般のファンが観ることができない、しかも超豪華ゲスト参加の特別公演。2011年の極上マスターも登場!エリック・クラプトンの秘蔵音源でお馴染みの、イギリス在住重鎮テーパー提供のファーストジェネレーションDATマスターからの2作めのリリースは、もはやお馴染みとなった年末恒例の特別なチャリティコンサートの音源です!2011年12月31日にクラプトンの故郷サリー州の田舎町ウォーキングの公民館で行なわれたチャリティコンサートを極上のステレオ・オーディエンス録音で完全収録したのが本作となります。このコンサートは、1993年以降毎年実施されてきた「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」と題されたAA(アルコール中毒者匿名の会)向けのチャリティイベントでした。元々は82年に、当時バンドメンバーだったゲイリー・ブルッカーが地元のパブで開いた「年忘れライブ」に参加したクラプトンがこの趣向を気に入ったことに端を発し、以降も断続的に年末に行なわれてきたものが93年にクラプトン主催で定例化し、大晦日の夜と休憩を挟んだ新年の朝に二度ライブを行なう「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」として定着したものです。このコンサートは、クラプトンが会員にもなっている「アルコール中毒匿名の会」の会員とその家族を無料で招待して楽しませるというもので、一般のファンは観られないというのが建て前になっていました。そして架空のバンド名で事前告知されることも慣習となっていて、この年のバンド名は「HALF MEASURES」(半サイズの測り?「役立たず」という自虐でしょうか?)とされました。ところが何事にも裏があるのがこの世の中。重鎮テーパーは1997年、2007年に続き、普段の強力なコネクションを利用して見事に潜入し、上級機材による極上音質でのステレオ録音に成功したというわけです(両年の極上録音は、「Woking 1997」「Woking 2007」のタイトルでリリース済みです。こちらも是非どうぞ)。今回の重鎮テーパーのマスターは、ステレオ感、音のダイレクト感において追随を許さない、まさに極上音質です。ちょっと聴いただけではサウンドボード録音かと思えるほどです。このイベントは、メンバーとセットリストがこの時だけのレアなことで定評があり、しかも一般のファンは入場できないコンサートとあってはマニア垂涎の的と言えるものなのです。しかもこの年のこのコンサートは、さらにバンドサウンドが分厚くなっていました。その理由は、ゲイリー・ブルッカー、クリス・スティントンに加え、ジュディ・ブレアという女性キーボーディストが参加していたことです。ジュディ・ブレアのプロフィールを簡単に記しますと、1948年アメリカ、テキサス出身のキーボーディストで、94年からはフランスに移住し、数々のロックやジャズのフェスティバルに参加し、ソロアルバムもリリースしているミュージシャンです。ゲイリー・ブルッカーとは友人とのことで、二人は数々のコンサートで共演しています。このコンサートにもゲイリーの声掛けで参加したようです。彼女はオルガンをプレイしていると思われ、随所でソロも聴けます。Rock Me Babyでは、ゲイリー・ブルッカーと仲良くデュエットボーカルを披露しています。三人のキーボード。クラプトンのキャリア上でも、この体制は初めてだったのではないでしょうか。さて、ここでこのコンサートが行なわれた2011年がクラプトンにとってどのような意味合いを持っていたのかをおさらいしてみましょう。この年の充実感をそのまま表現しつつ、レアなセットリストで魅了したライブ 2011年・1月13日:イギリス、サリー州にあるクランレー・アーツセンターにて行なわれたチャリティショーに出演・2月11日~20日:中東、アジアツアー・2月25日~3月21日:アメリカン・ツアー ・4月7日~9日:ニューヨーク、「ジャズ・アット・リンカーン・センター」のためのチャリティ・コンサートに出演、ウィントン・マルサリス率いるジャズバンドと共演・5月7日:ロンドン、グロスヴナー・ハウス・ホテルにてチャリティ・コンサートに出演・5月9日~6月1日:RAH11連続公演を含むイギリス国内ツアー  ←★今回同時リリースの「Royal Albert Hall 2011 5th Night DAT Master(2CD)」★・6月4日:イギリス、サリー州ブロムリーにて開催されたチャリティ・コンサート「ピクニック・バイ・ザ・レイク」に出演・6月6日~11日:北欧ツアー・6月24日:イタリア、キャヴァ・デ・ティレーニにてギタリスト、ピノ・ダニエルが主催したチャリティ・コンサートに出演・8月27日:イタリア、ブラッチアーノにて行なわれたペトラ・エクセルストーン嬢(F-1レーシング協会会長の娘さん)の結婚式にて演奏・10月6日~16日:南米ツアー・11月17日~12月10日:スティーヴ・ウィンウッドとのジョイント・ジャパン・ツアー・12月15日:ロンドン、バッキンガム宮殿にて、エジンバラ公爵の90歳の誕生日祝賀会にて演奏・12月31日:恒例の「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」開催 ←★本作★ ニュー・アルバムのリリースに合わせ、きちんとワールド・ツアーを行ないながら、幅広い人脈を反映した関係先のイベントやチャリティ・コンサートに数多く出演した年だったことがお分かりいただけるでしょう。精力的というしかないような活動状況でした。レギュラーのツアーとイレギュラーのイベント出演のすべてを成功させ、そこで一息入れて、年末のこのイベントに漕ぎつけたというわけです。このコンサートに選んだメンバーはツアー時とは異なり、イギリスの仲間ミュージシャンでした。まずはクラプトンバンドのレギュラーメンバーであるクリス・スティントンと女性コーラスの二人、そして準メンバーとも言えるアンディ・フェアウェザー・ロウ、デイヴ・ブロンズ、ヘンリー・スピネッティ、そして親友であるプロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカー、そして新参のジュディ・ブレアでした。このイベントならではのセットリストの魅力。ブルースあり、ロックンロールあり、ソウルのスタンダードあり、トラッドあり、クラプトンのヒット曲あり、とバラエティに富んでいる上に、1997年、2007年のセットリストとは大きく異なっているという魅力がありました。ゲイリーをフィーチャーしたUnchain My Heart(ジョーコッカーで有名なナンバー)やアンディをフィーチャーしたGin Houseなど、二人をボーカルフィーチャーしたナンバーが数多く組まれています。クラプトンが聴かせるこうしたナンバーでのソロプレイも絶品!Gin Houseでのクラプトンのソロはやはり凄いです(Travelin' Lightは、クラプトンがカバーしたJ.J.ケイルのナンバーとは同名異曲で、1959年のクリフ・リチャードの全英NO.1シングル曲です)。B.B.キングのRock Me Baby、懐かしいWillie And The Hand Jive、珍しいカントリーナンバー、Jambalayaなど聴きどころもたっぷりです。もちろんブルッカー十八番の名曲「Whiter Shade Of Pale」も最高のサウンドで聴けます。Cocaineは、クラプトンのソロが絶品の上に、いつもはクリス・スティントンのピアノでエンディングを迎えるところ、恐らくはジュディ・ブレアのオルガンソロでフィナーレとなる、この時だけのアレンジとなっています。全体的にとても楽しめる内容です。イベントの全貌が分かる完全収録!これまで数々のクラプトンのレア音源のマスターを提供してくれている重鎮テーパーですが、本作のマスターはその中でも五指に入る極上音質。田舎の公民館レベルの狭いハコに響き渡るサウンドを好ポジションで捕らえているのが素晴らしい上に、第一部の開演前のBGMから開演のアナウンス、第二部開演前のBGM~開演のアナウンス、2分前からのカウントダウン~新年を迎えた瞬間、それを祝う「蛍の光」合唱の様子まで、一部始終を漏らすことなく収録してくれています。本作を聴くと、この温かく豪華だったこのコンサートを一度は経験したかったなあと心から思います。そんな日本人の我々が観に行くことが叶わなかったコンサートをこれほどのリアリティで届けてくれた重鎮テーパーに感謝です。昨年末には、このコンサートにも毎年参加していて、昨年急逝した故ゲイリー・ブルッカーを偲び、久々にクラプトン&フレンズによるコンサートが行われました。親友ゲイリーがいたからこそ楽しめた「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」。楽しかったと回顧するクラプトンと同様、あなたもこの中にいたような感覚で本作をお楽しみいただければと思います。Woking Leisure Center, Woking, Surrey, UK 31st December 2011 ULTIMATE SOUND(from Original Masters) Disc 1 (48:20) 1. Intro. 2. Knock On Wood 3. Reconsider Baby 4. Unchain My Heart 5. Hey Bo Diddley 6. Travelin' Light 7. Route 66 (False Start) 8. Route 66 9. Cryin' Time Again 10. Rock Me Baby 11. Willie And The Hand Jive 12. Shake Rattle & Roll Disc 2 (62:43) 1. Countdown / Auld Lang Syne 2. In The Midnight Hour 3. Hoochie Coochie Man 4. Jambalaya (On The Bayou) 5. Blueberry Hill 6. Lay My Burden Down 7. Gin House 8. Five Long Years 9. Whiter Shade Of Pale 10. Cocaine 11. Old Black Joe Eric Clapton - guitar / vocals Andy Fairweather Low - guitar / vocals Gary Brooker - keyboards / vocals Chris Stainton - keyboards Judy Blair - keyboards Dave Bronze - bass Henry Spinetti - drums Michelle John - backing vocals Sharon White - backing vocals

Eric Clapton エリック・クラプトン/England,UK 2011 Complete DAT Master

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