ジョン・フォックス脱退後ミッジ・ユーロが加入して初めてのツアーとなった1979年末の北米ツアーより、12月30日ロサンゼルスのウイスキー・ア・ゴーゴーでのギグを、テーパーにより初公開されたハイクオリティー・オーディエンス・マスターから51分にわたり収録。まずライブハウスだけにその密着感の強いリアルなサウンドは納得ながら、なぜこれだけの良質クオリティーのオーディエンス・ソースがこれまで流通していなかったのか不思議なほどの高音質で、普通に聴いていればサウンドボードと何ら変わりないほど。そしてウルトラボックスはミッジ・ユーロ加入によって方向性を変え全く違うバンド形態となり、後にはニュー・ロマンティックの旗手などと称され世界的成功を収めるも、この時期はまだアルバム『VIENNA』を制作途中という段階。それでもその『VIENNA』に収録されることとなる6曲を早くもライブで披露しているのが驚きで、まだプロトだった「New Europeans」がライブで聞けるのはレア。また他にもシングル曲やフォックス時代の3曲などは、この後ほとんどライブ演奏されることもないので当然貴重であり、特に「I Can't Stay Long」などはフォックス在籍時にもほとんど演奏されておらず、世界的成功前のいわば歴史的ターニング・ポイントとなる貴重なパフォーマンスをベスト・サウンドで。Live at Whisky A Go Go, Los Angeles, CA, USA 30th December 1979 01. Astradyne 02. New Europeans 03. Quiet Men 04. Sound On Sound (Face To Face) 05. All Stood Still 06. Mr X 07. Western Promise 08. Slow Motion 09. Sleepwalk 10. I Can't Stay Long Midge Ure - Vocals, Guitar / Chris Cross - Bass, Bass Synthesiser / Billy Currie - Keyboards, Violin / Warren Cann - Drums