ビル・エヴァンス亡き後、40年以上に渡りジャズ・ピアノ・トリオを牽引したキース、ゲイリー・ピーコック、ジャック・ディジョネットによるスタンダーズ・トリオの、なんと極上高音質ステレオ・サウンドボード最新発掘ライヴが初登場!!1977年発表のゲイリー・ピーコック名義の傑作「テイルズ・オブ・アナザー」で初めて顔を合わせた、キース、ディジョネット、ピーコックの組み合せによるトリオが、1983年に再びマンフレッド・アイヒャーによって集められ、一気に「スタンダーズ Vol.1」「同Vol.2」「チェンジズ」の3枚のアルバムをリリースする。それまでの3人はジャズ界を代表するインプロヴァイザーだっただけに、伝統的なスタイルのオーソドックスなスタンダードを演奏するとは意外だったが、結果聴き慣れていたスタンダードがこの3人だから可能なそれまでの誰もが成し遂げることの出来なかった卓越したテクニックと斬新なアプローチで新たな息吹を吹き込まれ、まるで3人のオリジナルかのごとく別の曲に生まれ変わり世界中で大絶賛を受ける。その後35年以上に渡り第一線で活躍を続けジャズのピアノ・トリオの歴史を塗り替えてしまった…1985年のキースのコンサート活動は、オーケストラとの共演による1月30日の東京公演からスタート。翌日チック・コリアとの貴重な共演(こちらも出ていますが僅少です)を経て、トリオで12公演と、日本全国を回る。その後カナダのトロント、ニューヨークでソロ公演、7月にはトリオでヨーロッパ公演をスタート。その充実のヨーロッパ・ツアーより、1985年7月15日フランス、リヨンのフルヴィエール・グランド・シアター公演をレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した、なんと初登場の極上高音質ステレオ・サウンドボードで1時間半に渡り完全収録した2枚組が入荷しました!!ジャズの有名なスタンダードに新たな解釈を加え、まるでこのトリオのオリジナル作品のように料理する手法は、まさに新たなトリオ・ジャズというほかない。実際トリオのオリジナル作品も演奏していますが、その垣根が分からないほど。テクニックだけでは表現出来ない感性、センス、互いへの信頼感、あらゆる要素が全て完璧な状態でしか為し得ない演奏がここにある!!本当に聴いているだけで幸せな気持ちにしてくれる演奏などそうはありません!!