2011年、3月24日から4月9日までイメルダ・メイとのショート・ツアーを行ったジェフ・ベックが、自身のバンドを率いて再びツアーを開始。4月13日ソルトレイクを皮切りに5月7日までフロリダのクリアー・ウォーターまで組まれた北米ツアーより、2公演目にあたる4月15日のデンバー公演を高音質オーディエンス録音で完全収録。場内の空気感を感じさせるような、マイルドでソフトな印象を受ける音像ですが、音のスケール感・広がりは十分にあり、自然な質感で拡散されるサウンドの真ん中からジェフのギターが突き抜けて聴こえる、注目の最新高音質盤です!一聴するとこもったようにも聴こえる音ですが、全ての楽音がクリアーに鳴っており、全体が一丸となって盛り上がるセクションでも、決してダンゴになることなく、十分な聴き応えを保証します。曲間の臨場感も含めて、リアルな高音質で収録されています。(Led Bootsの演奏に熱狂的な合いの手を送る観客のリアクションはアメリカ公演ならではと言って良いでしょう。)通常、音が良いとされるリード楽器が耳に突くようなクリアーなサウンドとはまた違った魅力をもった高音質盤であり、登場するやいなや、高い評価を受けているのも頷ける注目の最新録音盤と言えるでしょう。当日のPAのせいもあるかと思いますが、音質はライブが進行するに従いどんどん向上していくようで、前半から中盤にかけてのRollin' And Tumblin'、Big Blockでの低域が強烈に出たサウンドは最高で迫力満点。コンサート自体は昨年のツアーのセットを踏襲した内容ですが、注目は中盤に演奏されるOver The Rainbowに続くLittle Wingで、歌入りで演奏されるこの曲は最高の聴き所と言って良いでしょう。音数も少ないパートですので、ここで聴けるサウンドは最高で、まさにパーフェクトな音で演奏に聴き入ることができます。Blast From The Eastはポジションを間違えたようで、ジェフはイントロをいったんストップして弾き直しています。この音で聴けるディスク2の後半40分も最高で、ダイナミックかつドラマチックなパフォーマンスを素晴らしいサウンドで堪能することができます。Two Riversでの盛り上がりに思わず観客から拍手が沸き起こる部分も感動的です。現在、進行中のUSツアーに続き、6月から7月にかけて、ワイト島フェスティバルからスタートする、大規模なヨーロッパ・ツアーがアナウンスされ、今年もその活動から目を離せない、全てが現在進行形のジェフ・ベックの最新高音質ライブ盤。ファンは間違いなく必聴です!Live at Paramount Theatre, Denver, Colorado, USA 15th April 2011 TRULY AMAZING SOUND Disc 1 1. Plan B 2. Stratus 3. Led Boots 4. Corpus Christi Carol 5. Hammerhead 6. Mna Na Eireann 7. Bass Solo 8. People Get Ready 9. You Never Know 10. Rollin' And Tumblin' 11. Big Block 12. Over The Rainbow 13. Little Wing Disc 2 1. Blast From The East 2. Two Rivers 3. Dirty Mind 4. Brush With The Blues 5. A Day In The Life 6. I Want To Take You Higher 7. How High The Moon 8. Nessun Dorma Jeff Beck - Guitar Jason Rebello - Keyboards, Guitar Rhonda Smith - Bass, Vocals Narada Michael Walden - Drums